(2017/09/22記載)
※本レビューは「機内食・ワイン編」と「シート・設備編」および好みの席を見つけるためのコツを記載した「座席配列確認方法編」に分けて掲載します。
こちらでは機内食や提供されるアルコール類のレビューを掲載。
まずは食事のメニューから。
提供方法は以前と変わらず、メインコースは「好きな時に好きなものを」ではなく前菜~メインコース~デザートを選ぶスタイル。
一方で、サンドイッチやサラダ等、好きなタイミングで食べられる軽食もラインアップされている。
今回は前菜にシーフードマリネ、メインコースに鶏肉のマチュブースをチョイス。
離陸前にオーダーを確認され、離陸後1時間程度してから食事の提供が始まった。
まず最初に前菜のプレートが提供された。
写真はシーフードマリネと野菜ゼリー。
こちらは前菜と同時に提供された揚げ物。
春巻きのようなものだが、揚げたてではないのでどうしても皮のパリっとした触感を感じることが出来ない。
メインコースとしてオーダーした鶏肉のマチュブース。
名前こそ違うが、イメージはクウェートでよく食べている「ビリヤニ」に似ている。
チキンにスパイスがしっかりと効いており、サフランライスと一緒にどんどん食べ進めてしまう。
食後に別途オーダーしたチーズ。
機内で食べるチーズはなぜかどのエアラインも大きく切られたものが多く、なかなかボリュームたっぷり。
飲み物のメニューは以下の通り。
泡1、白2、赤2、白甘1というラインナップ。
リーフレット1枚に収まってしまうのが少々残念。
一方で、日本酒は中東のエアラインながらしっかりとした銘柄のものを載せているのに驚いた。
アルコール以外のメニュー。
紅茶はスリランカの有名ブランド「Dilmah」のものをラインナップ。
リーフレットでワインリストを確認しているときには気付かなかったが、実はディスプレイにもワインリストおよび各ワインの説明が表示されていた。
しかも、飲み物はディスプレイから注文することが可能。
こちらのメイン画面から「Food & Beverage」を選択する。
なんとなくチェーンの居酒屋での注文方法に似ている。
泡は最近多くのエアラインで提供され、もはや「ビジネスクラスのシャンパン」として定番化している「ビルカール・サルモン」(市価5000円程度)
白は2種類。
チリのシャルドネとして「エラスリス マックス レゼルヴァ」(市価2400円程度)とニュージーランドのソービニヨンブランとして「ワイラウリバーエステート」のものがラインナップされている。
ワイラウリバーエステートのソーヴィニヨンブランは残念ながら国内の正式流通はないが、ニュージーランド航空が選ぶ2017年「ニュージーランド産 優良ワイン」にもノミネートされており注目の白ワインでもある。
こちらは赤。
フランス サンテミリオンの「シャトー マニャン ガフリエール」と南アフリカの「ザ チョコレート ブロック」(市価4000円程度)。
南アフリカ産のワインで4000円クラスは相当なもの。
白甘も南アフリカ産。
個人的に好きなワイナリーの「ネダバーグ」。
「ノーブル レイトハーベスト」というシリーズで、ハーフサイズで1600円程度で稀に国内で流通している模様。
そしてこちらは日本酒。
南部美人 特別純米(市価15000円程度)が提供されていた。
こちらがオーダーした白ワイン。
ディスプレイで選択してから5分少々で提供された。
これならわざわざCAを呼んでオーダーをする必要もなく、非常に効率的。
食事の質は特筆すべき程でもないが決して悪くはない。
ただ、アルコール、特にワインの種類が泡は選択なし(1種類のみ)、赤白もそれぞれ2種類というのが残念と言えば残念。
他社では赤白については3種類提供している路線もあるのでそちらと比べてしまうと若干見劣りしてしまう。
また、食事自体も「好きなものを好きなタイミングで」というコンセプトではなく、基本的には「配り切り」タイプであることも満足度が下がってしまう理由の一つ。
座席のディスプレイからドリンクを注文できるという先進的な方法を取り入れているだけに、今後はそれをもっと多くのメニューに展開していくと面白いかもしれない。
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