カタール航空ビジネスクラス 成田~ドーハ 807便 B772 (2017/11)



(2017/12/29記載)
2017年11月中旬、クウェートへの移動の際に利用した。


カタール航空は成田発着便は引き続きB777を配置しているので、毎度の「ファーストクラス並みのシートピッチ」を誇るシートでの移動。


B777の大きな機体に非常にゆったりと配された座席。
他社ではファーストクラスと言っても通じるくらいのシートピッチ。

こちらのシートは非常にゆったり過ごせるのだがその半面、隣席との距離が近く、隣席のアサインの有無で快適性がかなり変わってくる。
今回はカウンターチェックイン時に聞いてみると「ビジネスクラス自体が比較的空いていて今のところ隣席は空いている」という事。


搭乗してから座席を見ると、「隣席アサイン無し」の合図。
今回は中央席ではなく窓側席で予約をしたので、せっかくなので窓側に移ることにした。


窓側の席の状況。
こちらがアサインされていないと広々とした空間をゆったりと使える。


しかし、今回の4列目は窓が一つない座席なので、外の景色を見るときは若干動かないと見えない。
ただ、それ以外は全く不自由なく、むしろ寝るときには隣席なし、かつ片側は壁となっているので、この機体の割には非常にプライベート感がある。


席を窓側に移動してからウェルカムシャンパンを頂いた。
初めて窓側席を利用したが、通路までの距離が遠く非常にゆったりと過ごせる。

さてワインだが、前回利用から半年以上が経過していることもあり、ほぼ全ての銘柄が変更となっていた。


泡は2種類、白もロゼもランソンであった。
「ランソン ブラックラベル ブリュット」(市価4000円程度)と、「ランソン ロゼ ブリュット」(市価4000円程度)。

白は3種類。


シャルドネはフランスのジャン マルク ブロカールが造る「シャブリ プルミエ クリュ」(市価4500円程度)。
ソービニオンブランは珍しくニュージーランドではなくイタリア「アテムス」が搭載されていた。
こちらは普段飲み慣れているニュージーランドのものと比較すると、やはり「ソービニオンブラン」らしさは弱い。


そして3本目は最近よく見るアメリカの「ホワイトナイト」。
赤も3種類。
毎度の如くカタール航空のフランス赤は他社ファーストクラス級のワインが搭載されており驚くが、今回も驚きの「シャトー ブラネール デュクリュ 2011」(市価6500円程度)であった。

ボトルからサーブしてもらった直後から程よい樽香とジューシーな熟成ブドウの香りが辺り一面に広がる。
普段気軽に飲めないワインばかり取り揃えているので、カタール航空ビジネスクラスを利用した際には是非「フランスの赤」を試すことをお勧めする。


他2種類はオーストラリアの「マウント ランギ ギラン ホローズ シラーズ」とアメリカの「キャッスルロック ピノノワール ソノマカウンティー」。
こちらは残念ながら日本国内の流通があまりない。


そして、デザートワインは珍しくチリ・バルディビエソのもの。
「エクラ ボトリティス セミヨン」(市価2000円程度)。
エティハド航空では南アフリカの白甘を提供しているが、最近の中東キャリアで「白甘はニューワールド」というトレンドでもあるのだろうか?

さて食事だが、こちらもしっかりとメニューの入れ替えが行われている。


今回はアペタイザーは毎度お馴染みの「アラビアンメッツェ」、メインには「オキメダイとわさびソース」をチョイス。


離陸後、まずは白ワインが提供される。
オーダーしたのはシャブリ。
キレイな黄金色で軽く樽香も感じられレベルの高さを感じた。


まずは小さなアペタイザーが提供される。
こちらは夕食のメニュー問わず、夕食をオーダーすると自動的にスターターとして提供される。


アラビアンメッツェはお決まりのタブーレから始まり、フムス、ムウタバルが提供された。
これを食べると中東に向かうという気分になる。

その後、メインの魚料理が提供された。


かなり脂が乗っており、そして魚のボリューム自体もあり満腹。
洋食でわさびソースとなっていたのでどのようなソースか興味深々で食べたが、意外とわさびの風味は抑えられており、日本人には少々物足りない。

今回は成田空港のラウンジで寿司をそれなりに食べてしまったこともあり、食後のチーズ等はパス。

赤ワインとナッツを頂いて就寝。
12時間のフライトということで、快適な環境もあってか6時間たっぷりと熟睡出来た。


こちらも毎度のメニュー。
着陸2時間前に目覚め、予め取り置きをお願いした寿司を頂き、あっという間にハマド国際空港へ到着。

隣席にアサインがなければB787やA350XWBよりも快適に過ごせる機体だが、一方で隣席にアサインがあった際には一気に快適性が落ちてしまう非常に博打要素の高いビジネスクラス席であった。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・白・フランス「ランソン ブラックラベル ブリュット」
泡・ロゼ・フランス「ランソン ブリュット」
白・フランス「ジャン マルク ブロカール シャブリ プルミエ クリュ」
白・イタリア「アテムス」
赤・フランス「シャトー ブラネール デュクリュ 2011」
白甘・チリ「バルディビエソ エクラ ボトリティス セミヨン」

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