（2019/01/04追記）
エティハド航空からB787の配列にかかるリーフレットを入手したのでそちらを掲載。
以前の記事で記載したことが1枚のリーフレットにコンパクトにまとまっている。
左側がビジネスクラス、右側がエコノミークラスのシートの特徴をまとめている。
過去掲載記事と合わせて座席指定の際の参考にして頂きたい。
（2017/11/22記載）
※本レビューは「座席配列確認方法編」と「シート・設備編」および「機内食・ワイン編」に分けて掲載します。
エティハド航空のB787のファースト・ビジネスクラスの座席アレンジメントは、ある席は進行方向を向いた1人席、ある席は後ろ向きのカップルシート等、非常に複雑かつアサインされたシートナンバーだけではどのタイプの席なのかの見分けがつきにくい。
また、この機体には3クラスと2クラスのタイプがあり、機体タイプが異なると同じ座席でもオススメ座席が変わってきてしまう。
こちらでは目的別のオススメの座席の座席番号をリストアップしているので、予約・座席指定の際には是非参考にしていただきたい。
１．ソロシート進行方向前向きタイプ
全ての席が進行方向を向いてアレンジされており、かつ座席が窓側に設置されている。
通路側にサイドテーブルが設定されていることにより、人の行きかう通路側から離れた窓側に座席があるので、他シートと比べてプライバシーが確保されている座席。
座席が「A」もしくは「K」がこれに該当する。
２．ソロシート後ろ向きタイプ
全ての席が進行方向と逆方向を向いてアレンジされており、かつ座席が通路に設置されている。
シート向きが後ろであることはそこまで大きなデメリットではないが、シートが通路側に設定されていることもあり、あまりプライバシーを確保することが出来ない。
特に寝ているときは落ち着かない。
なお、3クラス機体の場合は通路を挟んですぐ横に４．のシートが配置されているため、プライバシーの度合いはさらに低い。
座席が「C」もしくは「H」がこれに該当する。
３．ペアシート進行方向前向きタイプ
機体の中央部にペアシートのように設定された座席。
以前のA340の通称「カップルシート」よりはかなり改善されており、デバイダー1枚で自在にプライバシーの度合いを変えることができる。
シートが機体中央部に設定されていることもあり、１．同様に通路を行きかう人からのプライバシーも確保できる。
座席が「E」もしくは「F」がこれに該当する。
４．ペアシート進行方向後ろ向きタイプ
機体中央部に後ろ向きに設定された座席。
2席並んで設定されているが、それぞれの座席ともに機体中央部にサイドテーブルが設定されているため、両座席間のプライバシーは比較的高い。
しかし、３．のようにデバイダーで自在にプライバシーを調整出来るわけではなく、かつ、座席自体が通路側に設定されている為、２．と同様の問題も発生する。
なお、3クラス機体の場合は通路を挟んですぐ横に２．のシートが配置されているため、プライバシーの度合いはさらに低い。
座席が「D」もしくは「G」がこれに該当する。
座席タイプは上記4種類のみ、また座席番号も3クラス・2クラスの機体で異なることはないが、通路側の席のプライバシー度合が異なるため、オススメの座席を見分けるにはまずは3クラス・2クラスのどちらの機体なのかをチェックする必要がある。
〇独りでの移動の場合
１＞３＞２＞４の順番でオススメ
2番目にオススメなのが３．である理由は、何と言ってもデバイダーの存在。
これさえあげてしまえば隣席の存在感は皆無。
〇二人での移動の場合
３＞２and４＞１
2人で移動の場合は過ごし方によってオススメがかなり変わるが、どのような場合であっても３．がオススメなのは間違いない。
もし３．が取れない場合、どうしても出来るだけ近い方がいいということであれば、通路を挟んで２．と４．を取るのがオススメ。
なお、こちらの組み合わせは3クラスの機体のみで、2クラス機体では
逆にあまりこだわりがないのであれば１．をバラバラに取ってひとりの時間を楽しむもよし。
いずれにしても、４．の席はどのようなシチュエーションでも利用を避けたい。
座席タイプが多くかつ癖のある配列だが、目的によってうまく使い分けることが出来れば比較的快適に過ごせる機体だと感じた。
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