日本航空国際線アップグレードの相場感と入札のコツ　その2

（2024/01/16記載）
2023年12月に続き、2024年1月に再び日本航空の国際線を利用する機会があった。
また、利用路線も2023年12月と同様に羽田～バンコク線（今回は国内線乗り継ぎで最終目的地はチェンマイ）、購入したチケットクラスも入札アップグレード対応のクラスということで、搭乗1週間前に前回同様にアップグレード入札を促すメールが届いた。
ただ、今回は前回の教訓を活かして敢えてプレミアムエコノミーでの移動とするため、実験的に最安値での入札としてみた。

キムラのメモ

2023.12.23

日本航空ビジネスクラス　羽田～バンコク　033便 B787 (2023/12)

http://kimura.li/memo/?p=46315

（2023/12/23記載）2023年12月上旬に羽田からバンコクに移動する際に利用した。久しぶりの国際線ということで、羽田空港では国際のファーストクラスラウンジを満喫してからの深夜便の移動であったのであえてビジネスクラスは選択せずにプレミアムエコノミーで予約を...

こちらが毎度の「入札アップグレード」を促すメール。
いわゆるオークション的な感じで自身で入札金額を指定し、搭乗便搭乗クラスの空き状況に応じて高額入札者から落札・アップグレードが可能となるよう。

前回同様にメールからリンク先に飛んでみると、今回は年始ということもあってデフォルトの入札額は11.3万円という設定。
なお、前回はデフォルトの入札額は10万円であったので、1.3万円アップしている。
また、最高入札額も前回よりも1.3万円高い14.3万円となっていた（前回は13万円）
アップグレード先の座席の混雑具合・そもそもの繁忙具合を反映してこれらの価格が決められているよう。

試しにスライダーを一番左にずらすと入札金額は4.5万円となっており、この金額では入札が不可能。
ということで、入札可能な最低金額である4.6万円にて入札を試してみることにした。
なお、前回はスライダーを一番左にずらした金額が5万円と、今回より5000円高い金額であった。
こちらは入札を開始したタイミングでのアップグレード先の空席状況に連動して、空席が多ければ最低入札額は低く、逆に少なければ高く設定しているのかも知れない。
（今回：6席　前回：5席）

その後、アップグレードされた際の代金を引き落とすクレジットカードの情報を登録し、入札を完了。
なお、入札を完了した後アップグレードが確定するまではいつでもキャンセルすることは可能だが、一度キャンセルをすると入札は出来なくなる。
一方で、入札が成功しアップグレードが確定した後はただちに入札額がクレジットカードから引き落とされるので、確定後のキャンセルは不可となっている。

アップグレード可否の結果はフライトの24時間前までにメールでお知らせが来るのがオフィシャルルールではあるが、前回はフライトの36時間前にアップグレード確定のメールが届いた。
それもあり36時間前にメールをチェックするも、今回は何の連絡もなし。

そして24時間きっちり前に「入札結果」と題した残念でしたメールが届いた。

今回は最低入札価格プラス1000円という金額だったためアップグレードは叶わなかったが今回の入札便の時間の推移に応じた空き状況を見る限りではもう少し金額を上げておけばアップグレードが出来たと推察。
以下が今回の入札便の時間の推移に応じた空き状況。

前回は36時間前にアップグレードが確定したが、今回はその時間帯今回は空席がそれなりにあるにも関わらず36時間前では動きなし、かつキムラにもアップグレード連絡は無いという状況。
但し24時間前で4席アサインされているところを見ると、その時点での入札状況・金額を見てアップグレードを確定しているという印象。
ここからは前回の入札事例と合わせての推測だが、

１．36時間前にステータスとその入札額を見てアップグレードを決定するも今回はステータスホルダーかつ入札額が日本航空側の最低基準額に達している入札が無かったためこの時点でのアップグレードは無し。

２．一方で、非ステータスホルダー（もしくはダイヤモンド・プレミア以外のホルダー）による入札については日本航空側の最低基準額に達している入札があったため、公式アナウンスの24時間前にアップグレード確定。

３．出発前までビジネスクラスは2席空席があるものの、上記２の対応をした後にアップグレードされない入札者があったとしても日本航空側の最低基準額に達していないのでアップグレードはしない。

ステータスホルダーであればアップグレードに関してある程度優遇されるものの、いくらアップグレード先の座席に空席が多かったとしてもやはり入札額が低すぎるとアップグレードされないという事が改めて確認できた。
なお、アップグレードの確度を表現するメーターについて、前回は「普通」、今回はそれすら表示されない「-」という状況であったので、次回チャレンジする際は支払総額を考慮したうえで、「普通」の一番下あたりに金額設定をしてアップグレード最低基準額がどのくらいなのかをしっかりと確認してみたい。