
購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2025年08月11日 |
購入金額(税込み) | 2090円 |
テイスティング日 | 2025年08月11日 |
日本酒データ:
地域 | 千葉県 |
タイプ | 純米大吟醸 |
使用米種 | 山田錦、赤磐雄町 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★★ |
コメント:
この日は軽く食事を済ませており、つまみと日本酒を楽しもうと思い、毎度の近所の行きつけの酒屋で色々とチェック。
こちらの酒蔵は千葉県の寒菊銘醸の日本酒の品揃えがよく、色々見ていると限定商品のこの日本酒を発見。
山田錦と赤磐雄町を使った年一回の出荷ということで、気になったので購入してみた。
色はほんのりとうすにごりではあるが、泡感はなく輝きのある色合い。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁に脚が出る。
香りは乳酸やヨーグルトを思わせるような香りと共に、バナナやメロンのような果実感をしっかりと感じられるもの。
それもあってか、日本酒独特の穀類の香りは一切感じられない。
アタックは非常に濃厚で、香りで感じられたバナナのようなニュアンスが一気に口の中に広がる。
その味わいは甘味もボリュームもたっぷりながら、アルコール感や日本酒感はあまり感じられない。
中盤もその傾向は続くが、そこに若々しいフレッシュな酸が加わり、味わいが甘さ一辺倒にならないようバランスを調整している。
余韻もアタックで感じられた甘味がしっかりと続くのだが、くどくならない程度のキレもある。
熟したバナナのような濃厚な味わいとフレッシュな酸が美味しい年一回出荷の季節限定酒。
<アルコール度数15%、精米歩合50%>
この日は夏ということで、青森県産のきゅうりをもろみみそと合わせてみた。
また、先日京都で購入した「京都田中長奈良漬店」の「都錦味淋漬 しょうが」と大安」という老舗の漬物店の「味すぐき」と再び合わせてみた。
きゅうりはサイズ感が小さいこともあり、ポリポリとついつい進んでしまう。
また、少し甘めのもろみみそもそのペースに拍車をかける。
きゅうりの青臭さはあるものの、方向的にはもろみみその影響もあって甘味が勝る味わいということで、甘さが主体のこの日本酒との相性は全く問題なし。
そして生姜の辛味と奈良漬けの甘味が絶妙にまじりあったしょうがの奈良漬けだが、思ったほど相性は悪くない。
どうしても生姜の辛さが強めに出てしまうものの、やはり奈良漬けの風味がそれを中和していることもあって、合わせられなくもないという感じ。
そして爽やかな酸味がウリの味すぐきだが、やはりその酸味が強いこともあってか、残念ながら日本酒の甘味が損なわれてしまっており、相性は微妙。
今回は漬物などの合わせてみたが、味わい的にはかなり甘口に寄っている日本酒ということもあり、甘めのタレをたっぷりとまとった脂ののったウナギと合わせてみたいと思う味わいであった。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>
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