エティハド航空ビジネスクラス 成田~アブダビ 871便 A340 (2014/12)



(2016/08/14追記)
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・表示フォーマットを変更


(2015/02/27記載)
2014年12月、出張でクウェートへ飛ぶ際に利用した。

同じ中東のキャリアであるエミレーツ航空やカタール航空はホームページが充実しており比較的情報が取りやすかったがエティハド航空は日本語HPの情報量が非常に乏しく、座席のイメージや配列等は英語HPや外部のHP等で確認をした。

フライトは21時20分成田発、空港へは18時半頃に到着。
当初、ブッキングされていた座席は8Dであったが、調べてみると通路側に面した2人席のよう。
通路へのアクセスは良いのだが、スタッガードタイプの為、窓側席のほうがプライベート感があると思いチェックインカウンターで11Kへ変更。

エティハド航空はスターアライアンス系なので、今回利用のラウンジはANAラウンジとなった。
2年前にANAからJALに乗り換えた事もあり、久しぶりの利用であったが、さすがに成田のラウンジだけあり、広さも十分で贅沢な造りになっている。
但し、シャワールームがJALとは大きく異なっており、シャワールーム内にトイレが併設されているのが大きなアドバンテージである。
そうこうしているうちに出発時間となり、今回利用するEY871便に搭乗。


本日お世話になるエアバスA340。
レジNo.は「HD」であった。
エティハド航空の所有機材の中では数が多い機体であった。

出発時刻の1時間前から搭乗開始、日本人CAさんはビジネスクラスには2名乗務していた。


搭乗後すぐに提供されるウェルカムシャンパン。
当然ソフトドリンクも選ぶことが可能。
席に着いてからウェルカムドリンクを2杯飲んだが、それでも出発時間にならない位の余裕を持った準備であった。
機体内部の座席配列はビジネスクラスは1-2-1のタイプ。
最新のJALのスカイスイート等と比べてしまうと、設計が古いせいか、「一応スタッガード仕様」的な印象を受けてしまう。


デザインが古い事もあり、「一応スタッガード仕様」的な機内。
液晶画面のサイズも一昔前のビジネスクラスを連想させる。

1人掛けシートについては、窓側の席はプライベート感が確保できるが、出入りの為の通路が非常に狭く使いづらい。
一方で通路側の席は、当たり前だが通路へのアクセスは良いが、通路から丸見えでプライベート感は皆無。
ちなみに、窓側は奇数番、通路側は偶数番がアサインされている。


今回は奇数番の11列に変更したので窓側席がアサインされている。
左右の圧迫感はあるものの、レッグスペースはさすがビジネスクラスだけあって十分に確保されている。
前方にはオットマン的なものが設置されており、ゆったりとくつろげる。

一方で、中央部の2列配置は非常にクセがある。
両方の席が通路側の列(奇数番)については1列配置の通路側席とほぼ同様の問題が発生するが、一応は個室タイプではある。


こちらが中央2人席の通路側に面した席。
通路へのアクセスは抜群だが、逆にプライベート感は皆無。

しかし、偶数席は1列配置の窓側席が2つくっついて配置された感じとなり、隣の乗客との仕切りはサイドテーブルに設置された薄いパーティションのみ。
そのパーティションは足元までは仕切られておらず、パーティションを下げると通路側が遮断された完全に密室のカップル席となる。
また、両サイドが壁になっている分、座席間のスペースが異常に近いのも気になる。
知り合い・カップルで乗る分には非常に使い勝手はいいが、見ず知らずの人と隣り合わせになった場合は、非常に空気が重くなる。


写真右下に写っているのが通称「カップルシート」。
見ての通り、2席の間にはサイドテーブルも含め、隔てるものが殆ど無い。
その一列後ろは中央側に後部座席のテレビの部分が入っているので、それが2席を隔てるデバイダーになっている。

就寝時は電動シートでフルフラットになり快適に休む事が出来るが、シート幅が若干狭いような印象を受けた。
但し、フルフラット状態へ移行する際、気を付けないとシートの隙間においてある小物や靴類を挟んでしまう事がある。
また、テレビのリモコンだが、フルフラットにしてしまうとデフォルトで収納されている位置から取り出すのが難しくなるので要注意。

1人での利用の場合には、若干通路へのアクセスは悪いが、1列席の窓側が一番無難な選択だと思われる。
また、全体に共通して言えるのが、「荷物を置く場所が少なすぎる」事である。
JALスカイスイートにあるような小物を置く戸棚的スペースもなく、靴を入れておくと思われる場所は狭すぎるため普通の革靴でも入らない。

食事については、搭乗後すぐに夕食が(和食・洋食のチョイス)、着陸2時間程度前に朝食(和食・洋食のチョイス)が提供される。


離陸後に提供されたキムクロフォードのソーヴィニヨン・ブラン。

おつまみのナッツが何故か異常なまでに美味しかった。


軽い塩味にスモーク感が加わっており、お酒のつまみにとても合う。
ワインも良いが、ビールとの相性が良さそう。

アルコール類はワイン意外にもしっかりと提供され、シャンパーニュ1種類、赤ワイン2種類(ボルドー・オーストラリア)、白ワイン2種類(ブルゴーニュ、ニュージーランド)。


ワインリスト。
キムクロフォードのソーヴィニヨン・ブラン等の3000円オーバークラスのものも提供されていた。


CAさんから「日本発便は和食がオススメ」と案内されたのでオーダー。
キレイにお皿に盛られていた。


前菜のお皿。
日本で作った和食だけに、しっかりとした味わいであった。


主菜は肉を中心とした料理であった。
こちらも海外の大味な料理ではなく、「いかにも日本」と感じる味わい。


盛り付けも丁寧。
見た目よりもボリューム感もある。


デザートはガトーショコラ。
ホットコーヒーと合わせていただいた。


かなり大きめのサイズで、ボリューム感満点。
また、そこまで甘くなく、これも日本的な味わいであった。

料理は全般的に日系エアラインと比較すると盛り付けや味の繊細さは若干欠けるが、ボリューム感もありおおむね良好であった。

CAさんの対応も含め、トータル的な質はビジネスクラスとして決して低いわけではないが、中東系エアラインのビジネスクラスへの期待値に対してハード面(座席自体の新しさ、機能のレベル)が追い付いておらず、乗る前の期待値よりは正直物足りなさを感じたフライトであった。

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