
購入場所 | オギノ(こちらから購入可能) |
購入日 | 2025年07月25日 |
購入金額(税込み) | 2431円 |
テイスティング日 | 2025年07月25日 |
ワインデータ:
国名 | 日本 |
地域 | 山梨県 |
地区 | 穂坂地区 |
ヴィンテージ | 2022年 |
ブドウ品種 | メルロー100% |
コメント:
この日は久しぶりの山梨縛りを発動すべく、山梨ワインコーナーをチェック。
とても涼しい夜なのでキーンと冷えた甲州よりは赤のイメージだったのだが、やはりなんとなくベーリーAには手が伸びず…。
色々見ていると、生産本数が3000本のこのワインを発見。
以前は2017ビンテージを飲んでいるようだが、改めてこちらのビンテージも試してみることにした。
色は若干紫のニュアンスが強めの朱色で程よく深みもありつつ輝きも感じられる。
日本の赤ワインでよくみられる「薄さ」は感じられない。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁からゆっくりと脚がでる。
香りはいわゆるメルローと聞いて想像する香りとはちょっと異なり、日本のメルロー独特の香りがある。
カシスを思わせるようなしっかりとした果実感を感じさせつつも若々しい酸のニュアンスと、土を思わせるような独特の香りも混じる。
少し鼻の奥に抜けるアルコール感も感じられ、比較的はっきりとした力強くも華やかさを感じさせる香り。
アタックは香りから感じられるほどガッツリとしたものではなく、若干ライトな印象さえある。
程よい果実の甘味を爽やかな酸と共に感じられ、中盤からはその甘味と酸に加えて程よいタンニンも加わり、さらにそこに樽由来のバニラを思わせる甘味がアクセントとなる。
その樽香は余韻までしっかりと残るが、余韻には渋みも加わることで全体が甘味に流れすぎないようバランスがとられている。
爽やかでフレッシュな甘味と酸に程よい樽香りが加わった日本のメルローらしさを感じられる3000本限定のワイン。
<アルコール度数12%>
インプレッション:
外観 | 清澄度 | 輝いている |
色の濃淡 | 中庸 | |
粘度の高さ | 脚が出来る | |
発泡度 | 無し | |
気泡大きさ | 無し | |
色調 | すみれ |
香り | 強さ | 十分 |
果実感 | 黒すぐり、ブラックベリー | |
花 | すみれ | |
樹木 | 針葉樹 |
味わい | アタック | 爽やか |
甘辛度 | やや辛口 | |
酸味 | 適度な | |
タンニン | 適度 |
キムラ的おすすめ度(5点満点) ★1点 ☆0.5点 |
味わい | ★★★☆ |
コスパ | ★★★ | |
総評 | ★★★☆ |
この日は火を起こして肉を焼こうか迷ったのだが、そもそもスーパーにそそられる肉がなかったため断念。
その代わり、赤ワインに合いそうなつまみを色々と仕入れてみた。
出来合いのものなので手の込んだおつまみたちではないが、ドライサラミとカマンベールチーズ、それにフライドチキンという不思議な組み合わせと合わせてみた。
ドライサラミは程よくスパイス感がありつつも、ほんのり甘味すら感じられるもので、カシスのような酸味や甘味とほんのり土感のあるワインとの相性は悪くない。
また、ブラックペッパー入りのカマンベールチーズとの相性もよく、お互いの風味を全く邪魔しない。
そして若干ワインと合わせるという観点からすると毛色の違うフライドチキンだが、こちらも想像していたより違和感がない。
流石にマッチするかというと若干疑問はあるが、それでも合わせられるかどうかという観点からするとなしではないという感じ。
甘味・酸味そして心地よい野趣がある味わいは、和食・洋食問わず幅広く合わせられそうな印象。
山梨県・甲府エリアというとB級グルメとして「鶏もつ」があるが、意外とマッチするかも知れない。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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