(2020/01/02記載)
※本レビューは「シート・設備編」と「機内食・ワイン編」に分けて掲載します。
2019年11月下旬に成田からハノイに行く際に利用した。
ここ1年程度、日本航空の国際線を利用していなかったことと、2019/10に成田空港の日本航空ファーストクラスラウンジがリニューアルしたこともあって、お手軽に行ける海外かつビジネスクラス利用のツアーを探していたところ、ホテル付きで11万円程度で出ているの発見。
ただ、ビジネスクラスとはいえシンガポールのように「スカイスイートⅢ」機材だとビジネスクラスでもあまり魅力はないので「スカイスイート」機材なのかを確認したところ、ハノイ線はジャカルタ線と同様に「スカイスイート」機材のよう。
当日は早めに行ってリニューアルした国際線のファーストクラスラウンジを堪能してからの搭乗。
こちらが本日の機材。
B787ということで、比較的最近の機材ではある。
さて、搭乗し機内に入ると見慣れた光景が目の前に広がる。
こちらが「スカイスイート」機材。
スタッガード配列の「スカイスイートⅡ」機材や変則ヘリンボーンタイプの「スカイスイートⅢ」機材とは異なり、中央席は横並びに配置されており、1列のシートピッチは非常に長くとられている。
スカイスイート機材は欧米の長距離線のB777でも採用されているが、アジア路線のそれとは細部が若干ことなるものの、ほぼ同じものと考えてもよさそう。
こちらが窓側の席。
シートの横には何もなく、横幅一杯自由に使う事が出来る。
スタッガード配列の場合は座席で欠番になるシート(2Aや3C等)があり、かつA・K=窓側、C・H=通路側という通常の配席ルールが適用されない航空会社や機体もあるが、こちらは普通のルール通りなので予約時に窓側なのか通路側なのかで迷う事もない。
なお、シートピッチ的には窓3枚分弱と、かなり広々としたスペースを確保している。
シート前方にはオットマンもあるので、離着陸時もゆったりと脚を伸ばして寛ぐことが出来る。
また、テレビも20インチ超の大型テレビが設置されており、ゆったりとした距離感で見ても目が疲れないサイズ。
こちらが通路側の席。
通路へのアクセスは良いのだが、その利便性と引き換えに、窓側席と比較すると個室感は薄れる。
なお、写真では窓側席の様子が見えるが、巡航中は中央席のデバイダーを上げておくことによりプライバシーを確保することが出来る。
シートの調整は当然ながら電動。
プリセットポジションとして3つ準備されており、それを押し続けることによってそれぞれのポジションまでシートが動く。
また、細かいセッティングはシートの形をしたところにあるボタンで調整可能。
マッサージ機能も付いているので疲れた腰に利用したい。
なお、中央のデバイダーは左側にあるシェードのようなマークの上と下のボタンを押すことで開閉が可能。
こちらは通路側・窓側いずれの席からでも動かすことが出来る。
こちらが中央席。
中央の席はスタッガード配列にはなっておらず完全に横並び。
また、両席ともに通路側へのアクセスは良いが、その分プライベート感は若干下がるという印象。
なお、窓側席と同様に中央のデバイダーを上げることによりプライバシーを保つことが出来る。
搭乗すると席にはアメニティーの入った小さいポーチやスリッパ、ノイズキャンセリングヘッドホンと食事・飲物のメニューがセッティングされていた。
短距離線ということもあってかアメニティーはブランドとのコラボではなく、JALの小さなポーチに入れられているところが少々残念ではある。
余談ではあるが、離陸後にお手洗いを利用した際に、ちょっとした「おもてなし」を感じた一枚。
折り紙の上に折り鶴と共に歯ブラシやマウスウォッシュがキレイに置かれていた。
他の航空会社ではあまり見かけいない光景。
今回は成田~ハノイという6時間弱の短いフライトではあったが、やはり「スカイスイート」機材の快適性は抜群。
むしろこの単距離線にこれだけ贅沢なビジネスクラスを設定していいのか?と思ってしまう程。
この機材であれば欧米線等の長距離を移動しても全く疲れを感じさせないことは間違いない。
機会があれば是非とも欧米線も試してみたいところではある。
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