カタール航空ビジネスクラス ドーハ~パリ 039便 A380 (2018/06)



(2018/07/31記載)
2018年6月中旬、羽田からパリに行く際に再び利用した。
この時に利用した羽田~ドーハ間(A350XWB)のレビューはこちらから確認可能。

今回はドーハ到着が若干遅れ、チケットに記載のあるゲートオープン時間を確認するとアルムルジャンビジネスクラスラウンジでのんびりと寛いでいる時間はなさそう。
とはいえ、久しぶりのハマド国際空港なのでラウンジに寄って一休みして039便のフライト状況を確認すると、チケットに記載のあるゲートオープン予定時間の30分以上前にもかかわらず、表示が既に「Gate Open」となっている。
仕方なしにラウンジでの休息を切り上げ指定されたゲートへ移動。

すると、驚いたことに「ゲートオープンしているのはエコノミークラスのみ、ビジネスクラスはまだ開けていない」との事。
A380は2階建てなので、搭乗ゲートもエコノミーは1階、ビジネス・ファーストクラスは2階と入口が完全に別れているのでこのような運用をしている模様。
よって、ビジネスクラス以上を利用の場合は、基本的にはチケットに表示されているゲートオープン時間を目指して搭乗ゲートに行けば問題なし。
但し、状況によっては本当にゲートオープン時間が変わっている可能性もあるので、そのあたりはうまく判断して搭乗ゲートに向かいたい。


こちらがファースト・ビジネスクラスのチェックインカウンター。
エコノミークラスはこの奥に別にチェックインカウンターが設けられている。

このチェックインカウンターを抜けて階段を上がると2階に待合スペースがある。


さて、時間通りに搭乗開始となり2階の入口から機内に乗り込む。


B787、A350XWBで見慣れたヘリンボーンタイプの座席。
こちらは以前から特にアップデートなし。
強いて言えば、アメニティーが事前にサイドテーブルにセッティングされていることと、羽田~ドーハで提供されたブランド(アルマーニ)ではなく、ブリックスのものである事程度。


ドーハ~パリ線も羽田~ドーハ線と同様に、アメニティーの有り無しその座席のアサイン状況が確認できる。
こちらは臨席の20Eだが、アメニティーが準備されておらず、結果この日のアサインは無かった。


この日の搭乗率は7割程度。
フライト1週間ほど前に座席の状況を確認したところ、かなりの数の空席があったので、もしかすると上級会員のインボラアップグレードやエコノミー利用客へのプロモーション等で埋めているのかもしれない。

A380のキャビンは基本的にはB787やA350XWBと共通だが、総2階建て機ということもあってか、いくつか違いがある。


一つ目は窓側席の壁の圧迫感。
写真で見る限りはあまり感じないが、2階建ての2階という事もあって、他機体と比べると若干天井への傾斜がキツい印象を受ける。


もう一つは機体中央部の荷物入れ。
B787こそ同様に機体中央部に荷物入れが設置されているが、サイズ自体は若干小さめ。
A350XWBに至っては機体中央部の荷物入れの設定がないので、この辺りの空間の快適性はどうしても劣る。


まずは毎度の如く搭乗後のウェルカムドリンクを楽しむ。
窓越しには同じQR便のA380が見える。

しばらくするとメニューが提供された。


こちらは食事のメニュー。
早朝便という事もあり、食事は朝食系のメニューが多く準備されていた。


そして、こちらがソフトドリンクメニュー。
紅茶・コーヒーは当然の事、中東キャリアらしくモクテル(お酒を使わないカクテル)やチャイなども準備されている。

そしてワインだが、羽田=>ドーハ線とはほぼ総入れ替え。
ラインナップはいつも通り泡2、白3、赤3、白甘1と非常に充実している。


こちらが泡のリスト。
「ポメリー ブリュット ロワイヤル」(市価3300円程度)と「ドラピエ シャンパーニュ ロゼ ブリュット」(市価5500円程度)の2種類。
カタール航空ではこれまでにあまり見ない組み合わせ。


こちらが白のリスト。
フランスの「アルベール・ビショー プイィ・フュイッセ」(市価3600円程度)とニュージーランドの「ヴィラ マリア セラー セレクション ソーヴィニヨン ブラン」(市価3000円程度)

そしてもう一種類の白ワインは南アフリカの「スワートランド ワイナリー シュナンブラン」。
こちらは残念ながら日本国内で流通は見当たらない。
さて、いつも気合が入っているフランスの赤ワインは「シャトー・ランシュ・ムーサ 2012年」
市価6000円程度の5級格付けワイン。


他にはニューワールドは定番のオーストラリアからキリカヌーンの「キラーマンズ ラン シラーズ」(市価2600円程度)。
加えてイタリアの「テッレ デル グリコ」。
プリミティーボを使っているようだが、日本国内での正規流通は無し。


そしてデザートワインはスペインのアルベアルが造る「ペドロ ヒメネス ソレーラ 1927」。
こちらは日本国内での流通無し。

毎度のことながら贅沢で納得のいくワインのラインナップ。
これだけ種類があると、すべてを1回のフライトで楽しむことが出来ないのが残念。

羽田~ドーハのフライトでしっかり食事をとっていたこともあり、こちらのフライトでは控えめに「フルーツプレート」と「伝統的なアラビア風朝食」をチョイス。


離陸後しばらくすると予めオーダーしておいた白ワインとナッツが提供される。
朝日が窓から差し込む中、優雅なフライトが始まる。


カタールは中東周辺国との断交が未だに続いている影響もあり、カタール航空のフライトもその影響をもろに受けている。
以前であればドーハ~パリのフライトはサウジアラビアの上空を抜けていたが、それが出来なくなった影響でクウェートからイラク・イランの国境沿いを通るルートに変更となっている。
以前クウェートに住んでいたこともあり、ディスプレイ上に表示された「Kuwaitcity」の表示を見て、何となく懐かしい気持ちを覚えた。


その後、食事の提供が始まるが、まずはパンと共にバターや塩・胡椒、ジャムがテーブルに準備される。


塩と胡椒の提供方法がおしゃれ。
小型ながらミルタイプのもので提供されている。


まずはフルーツプレートが提供された。
パイナップルやパパイヤなどの定番フルーツから、ドラゴンフルーツやスターフルーツなどの珍しいものまでボリュームたっぷり。


続いて提供されたのが「伝統的なアラビア風朝食」。
フェタチーズ・きゅうり・トマトとオリーブなど、比較的ヘルシーなものが盛られている。
ボリューム感もそこそこで、長時間フライトで疲れている体には優しいメニュー。

朝食を終えた後、前回利用時にはあまり行けなかったラウンジコーナーに行くことにした。
ご存知の通り、A380は2階部分の2/3がプレミアムクラス(ファースト・ビジネスクラス)の設定となっており、機体後部がエコノミークラスとして設定されている。
プレミアムクラスとエコノミークラスの間の部分にラウンジスペースが設けられており、プレミアムクラス利用者はフライト中無制限で利用する事が出来る。


こちらはビジネスクラス側からラウンジエリアを撮った写真。
まだフライト前という事もあり飾りつけ等は一切されていないので少々殺風景ではある。

ラウンジは中央部がバーカウンターとなっており、その両サイドにはスタンディングでおつまみやアルコールを楽しめるスペースがある。
また窓際にはシートも設置されている。


こちらが進行方向向かって左側の窓側。


そして、こちらが右側の窓側。

それぞれ3名程度が同時に座れるような設定になっており、シートベルトも設置されている。


離陸後、水平飛行に入るとバーラウンジとしてオープンする。
ここでは様々なコーヒー・紅茶をはじめ、様々なカクテルやワインをその場で楽しむことが出来る。
また、ちょっとしたおつまみも用意されているので、同じプレミアムキャビンの乗客とコミュニケーションをとることが出来る場所になる。


こうやって見ると、もはや機内に居ることを忘れてしまう。
総2階建てのA380だからこそ設置できる非常に贅沢な場所。

今回はたまたま日本人クルーも搭乗していたこともあり、ラウンジで色々な話で盛り上がった。
本当であれば長距離線こそこのラウンジコーナーがフル活躍するので、ドーハ~日本線にA380を導入してもらいたいところ。

シートも快適、食事・ワインも充実、その上このバーラウンジコーナーがあるこの機体はほぼ無敵と言ってもいいのではないかと感じる。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・白・フランス「ポメリー ブリュット ロワイヤル」
泡・ロゼ・フランス「ドラピエ シャンパーニュ ロゼ ブリュット」
赤・フランス「シャトー・ランシュ・ムーサ 2012年」
赤・オーストラリア「キラーマンズ ラン シラーズ」
白・フランス「アルベール・ビショー プイィ・フュイッセ」
白・ニュージーランド「ヴィラ マリア セラー セレクション ソーヴィニヨン ブラン」

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