日本航空ビジネスクラス シンガポール~成田 712便 B767 (2014/10)



(2017/05/31追記)
・表示フォーマットを変更


(2015/06/06記載)
2014年10月、旅行でシンガポールに行った際の帰り便で利用した。

マイルを使ってのアップグレードであったが、なかなか倍率が厳しく1ヶ月前だと予約出来ない時がしばしば。
だが、今回はたまたま空いていたのですかさず対象料金で予約をしアップグレードをしてみた。


室内全景。
1-2-1のスタッカード配列。
残念ながら機体は787ではなく767だが、やはり新型のビジネスクラス(スカイスイート2)のシートは見た目もゆったりしておりプライベート感たっぷり。
ただ、プライベート感を確保すべく、シートの周囲を囲んでいるので、当たり前だが室内を歩く際には若干「壁」のような圧迫感を感じる。

今回は事前のアサインでは3Aであったが、スタッカードの配列上、A列は偶数席が窓側、奇数席は通路側に座席が配されている。
どちらが良いかは好みだが、個人的には窓側にプライベートスペースが広がったほうが良いので、今回は直前で6Aへ変更をした。


通路から座席へのアクセスだが、入り口が広めに取られており、かつ、肘掛け及び物置に使える場所が確保されている事もあり、非常にスムーズにアクセス出来る。
エティハド航空はプライベート感を重視しているので、通路へのアクセスは文字通り「入口」のようになっており出入りがしにくい事を考えると、バランスの良い設計である印象を受けた。


こちらは横から見たところ。
一見するとあまり広くなさそうだが、シート幅もしっかりあり、座席の前にはしっかりと空間があるので実は結構ゆったり。
また、偶数列のD(中央2席の左側)については通路側にサイドテーブルが設定されているので、右側席よりも若干プライベート感は高いかもしれない。


今となっては当たり前となった電動リクライニングシート。
比較的細かいシート設定が出来る。

そしてこのサイドテーブルを含め、周辺のスペースが小物をおいたりするのに結構役立つ。
後方は開閉式の物置になっており、ペットボトルやメガネ等を入れておけるスペースになっているのが非常にありがたい。
その他、小物や靴をおける収納がいたるところに配されており、日本のキャリアならではのきめ細やかさを感じた。

座席に座ると、ディスプレイまでの距離についてはカタール航空・エティハド航空のような広さは感じないが、足元のスペースについては前の座席の下の空間を有効に活用しているので全く窮屈感は感じられない。

食事用テーブルについては、従来のように左右から引き出すタイプではなく、座席の前から引き出すタイプ。
イメージ的にはディスプレイの下から引き出すような感じ。
強度もしっかりと考えられており、手をついて食事をしてもびくともしないので安心。
食事中に席を立ちたい場合は、テーブルを前に戻すとすぐに通路にアクセス出来るので非常に効率的。

食事だが、中距離線ということもあり、前菜・メイン・デザートをそれぞれワンプレートで提供するタイプであった。

ワインの種類は泡・白・赤トータル6種類と十分な品揃え。


こちらがワインリスト。
泡1、白2、赤3となかなかの品揃え。
泡は「ドゥラモット ブリュット」(市価5500円程度)、白はアメリカの「グロリアフェラー カルネロス シャルドネ」とフランス・アルザスの「リッティマン リースリング ヴィエイユ・ヴィーニュ」、赤はフランス「シャトー オー マコー コート・ド・ブール」、ニュージーランドの「マタヒウィ マウントヘクター ピノノワール」(市価2500円程度)、アメリカの「ピーチーキャニオン ウェストサイド」(市価4000円程度)が準備されていた。


こちらがワイン以外のアルコールドリンクとソフトドリンク類のメニュー。
焼酎はミドルクラスのものが、日本酒には「東洋美人 純米大吟醸」(市価1400円)と「紀土 純米大吟醸」(市価1500円程度)が用意されていた。

ランク的には市販価格2000円~4000円程度の物が搭載されている。
個人的には「ピーチーキャニオン ウェストサイド ジンファンデル 2011」が非常にオススメであった。
肉料理および食後のチーズと合わせて、一人でほぼ1本開けてしまった程。


離陸後、気流が悪く、安定した1時間後にようやくウェルカムドリンク。
機内で食べられる「ドライ納豆」が美味で、実はワインともよく合う。


前菜のサラダとサーモン。
白ワインと合わせて頂いた。


ボリューム感はそこそこだが、見た目がとてもキレイにアレンジされている。

続いてメインの肉料理が提供された。


お皿こそ小ぶりだが、その小さなお皿の中に野菜と肉がたっぷりと盛られている。


やはり肉料理には赤ワインと良くあう。
「ピーチーキャニオン ウェストサイド ジンファンデル 2011」との相性は抜群。


そして食後のティラミス。
機内でしっかりとデザートまで食べられるのはとてもありがたい。


その後、少し小腹が減っていたのと「ピーチーキャニオン ウェストサイド ジンファンデル 2011」のあまりの美味しさの誘惑に負けて、デザートを食べた後ではあったがチーズと赤ワインを頂いた。


青空を眼下に眺めながらの食事とワインは格別。
ビジネスクラスでも最後方の席なので、主翼とエンジンがよく見える。

その後しばらくフルフラットのシートで仮眠を取り、到着1時間程前に再び活動を開始。


こちらは到着前の腹ごしらえ。
中距離路線なので、食事の提供は1回のみ、おつまみやこのような軽食を好きな時に注文出来る。

他キャリアと比べて派手さや際立って目立つポイントは無いが、非常に良く考えて作られており細かい所まで配慮されたシートである印象。
とにかく快適で、8時間のフライトが短く感じられてしまうほどであった。

シート配列上は全席通路アクセス&各席のプライバシーはしっかり確保されているが、一人旅であるなら、窓側シートで後ろはエコノミークラスということで自席より後ろからの人通りが無い6Aが間違いなくオススメである。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
東洋美人 純米大吟醸
紀土 純米大吟醸
ドゥラモット ブリュット
マタヒウィ マウントヘクター ピノノワール
ピーチーキャニオン ウェストサイド

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