(2019/12/09記載)
2019年11月下旬にハノイに行く際に利用した。
知人がハノイで飲食店を出店したという事もあり、久しぶりに成田発着のJAL便で海外に行くことにした。
以前はクウェートの往復でよく成田のこのラウンジは利用していたのだが、ここ最近はめっきり行くことが無くなりかなり久しぶりの利用。
そんなこともあって事前にJALのHPで調べてみると2019/4にリニューアルオープンしたとのこと。
約1年ぶりに期待と共に再訪した。
こちらは入口。
見た目は以前と特に変わった様子はない。
受付を済ませてラウンジエリアに進むと、そこはかつてのラウンジとは全くの別世界。
以前は殺風景で3Fのラウンジに遠く及ばなかったこちらのラウンジだが、一歩足を踏み入れると明るく開放感のある雰囲気が目の前に広がる。
ダイニングエリアという事で席数を稼ぎつつも上品な和の雰囲気を活かした造りになっている。
その先に進むと見えてくるのが寿司カウンター。
以前は3Fにあり4Fは何もなかったのだが、今回のリニューアルでダイニングゾーンは全て4Fに移したよう。
また、寿司カウンターも以前とは比にならない程広々と取られており、職人が2人テキパキと作業をしている。
そのカウンターには液晶ディスプレイが置いてあり、その時に提供しているメニューを表示させている。
とても今風の演出。
この日はマグロ天身・煮穴子・玉子の組み合わせ。
注文しようとすると、玉子はサーモンに変えられるとの事。
こちらが握りの1セット。
ネタもシャリも普通のサイズで小腹を満たすには丁度良いが、やはり職人の握る寿司はどうしてもお代わりがしたくなる。
3回目に行った際には、「このカウンターの前の席で食べればお代わりすぐ来られるよ」なんていう気さくな会話が出来るのもうれしい。
さて、寿司カウンターの奥に進むとこの辺り一帯がメインダイニングエリア。
オシャレなカウンターコーナーも新たに設置されているが、以前に比べると1席あたりの占有スペースは明らかに少なくなっている。
しかし「食を楽しむエリア」と割り切って、明るく開放的なスペースになっているのであまりそのような印象はない。
さて食だが、以前のようなビュッフェスタイルは廃止されており、一部のアイテムを除いて完全オーダー性に変わっている。
対面式のカウンターにて注文して料理を準備してもらうスタイル。
こちらも寿司カウンターと同様に液晶パネルにその日の提供メニューが記載されている。
食べたいものをカウンターで注文すると、その都度担当の方がショーケースから食材を取り出して盛り付けをして提供するスタイル。
今回は「ミートプレート」と「サラダプレート」をオーダーしてみた。
なお、パンなどのちょっとした軽食は食事をオーダーする横にあるドリンク提供エリアにある。
盛り付けがとてもキレイで、同じようなサラダをセルフサービスで提供されていたら絶対に出来ないような仕上がり。
見た目で満足度も変わるが、このサラダプレートは見た目以上にボリュームがある。
そしてこちらが「ミートプレート」。
盛り付けはとても上品だが、正直あまり食べた気はしない。
皮がバリっとソテーされたチキンにトマトベースのソースが掛けられており、白ワインと良く合いそうな印象。
オーダー制のメニューにはこの他にもラーメンがある。
この時はJALオリジナルのトンコツラーメンと、AFURIの柚子塩ラーメンの2種類。
こちらが豚骨ラーメン。
濃厚脂ぎっとりのヘビーなタイプではなく、トンコツの風味と脂を活かしつつも軽めに仕上げた博多系のトンコツラーメンという印象。
そしてこちらが有名店のAFURIとコラボした柚子塩ラーメン。
JALオリジナルの豚骨ラーメンとは麺も変えているよう。
味わいは非常に優しくも柚子の酸味と果実感がしっかりと効いている優しい風味。
豚骨がダメな外国人でも安心して食べられるラーメン。
そしてこちらがデザートの「ざらめ醤油ケーキ」。
こちらも他の料理と同じくオーダー制。
なかなか独創的なデザートなのだが、オーソドックスなケーキもあるともっと良いような印象も受けた。
こちらのラウンジはダイニングエリアの他にもゆったりと過ごす事が出来る、いわゆるラウンジエリアもある。
こちらのエリアは完全にダイニングエリアからは切り離されており、静かにゆったりと過ごせるように配慮されている。
以前のファーストクラスラウンジのような照明を落とした落ち着いたエリア。
食事は機内で楽しむと割り切って、雑踏から離れてゆっくりとしたい人向けのエリアとなっているよう。
なお、こちらには食事の提供は無いが、アルコールを含めたドリンクのコーナーはある。
また、その近くにはちょっとした場所を利用して複数名でゆったりと過ごせるエリアもある。
さてアルコール類だが、こちらもディスプレイの方法にこだわってうまく光を使って上品に見せている。
なお、グラスは以前と変わらずリーデルのものを提供している。
ワイン系はステムあり、日本酒はステム無しの「オー」シリーズでの提供だが、残念ながらシャンパングラスはいわゆる普通のグラスであった。
こちらは泡と白。
泡は「ローラン ペリエ ラ キュヴェ ブリュット」(市価4000円程度)と「フルーリー ブラン ド ノワール ブリュット」(市価6000円程度)の2種類。
泡は相変わらずの気合の入れよう。
白はイタリアの「ケーラーライ トラミン ゲヴェリュツトラミネール」(市価3000円程度)が提供されていた。
赤はニュージーランドの「グラッドストーン ピノノワール」(市価3800円程度)と、イタリアの「ランゲ ネッビオーロ」(市価2000円程度)が提供されていた。
価格にばらつきがあるが、以前のファーストクラスラウンジでの提供種類から考えるとかなりのアップグレードという印象。
ウィスキー系は楽しみにしていたや「山崎12年」はこちらでは提供されていないが、3Fの「JAL Salon」では「ジャパニーズウィスキー」というかたちでこだわりの日本のウィスキーが提供されているよう。
一方の日本酒は日本航空のHP上では「美丈夫」と「而今」と「天上夢幻」の3種類が提供されていると記載されていたが、実際に提供されていたのは「天上夢幻 大吟醸 山田錦」(市価3000円)のみ。
聞いたところ、こちら以外の日本酒は入荷されなくなり、かつ2019/12から銘柄が変わるということで1種類のみの提供との事。
「而今」をラウンジで飲めると思って期待していたのだが、結果としては残念であった。
食事・アルコール類ともに以前のファーストクラスラウンジからはるかにパワーアップした「新生ファーストクラスラウンジ」。
今回は時間の都合で3Fの「JAL Salon」には行けなかったが、次回利用の際には空港到着時刻にしっかりと余裕をもって行って、フライト前の優雅なひと時を満喫したい。
=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
日本酒「天上夢幻 大吟醸 山田錦」
泡・白・フランス「ローラン ペリエ ラ キュヴェ ブリュット」
泡・白・フランス「フルーリー ブラン ド ノワール ブリュット」
白・イタリア「ケーラーライ トラミン ゲヴェリュツトラミネール」
赤・ニュージーランド「グラッドストーン ピノノワール」
赤・イタリア「ランゲ ネッビオーロ」
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