地葉 (2025/05)


名前地葉

場所:〒231-0014 神奈川県横浜市中区常盤町5-72-1 GM横浜馬車道ビル3階
地図はこちらからどうぞ

交通手段:横浜市営地下鉄線 関内駅 徒歩1分

営業時間:17:00~22:30 毎週日曜日

また行きたい度:=☆☆☆☆=大ぶりで上質なこだわりの串を気持ちよく楽しめる予約が取りにくい人気の焼鳥店

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備忘録

(2025/06/20記載)
2025年5月下旬の平日の夕食時に訪問。
こちらの店は以前から行きたいと思っていたのだがなかなか行く機会がなく、ようやくタイミングがあったので利用の4日前に電話予約。
平日枠の予約であったが希望の時間帯は満席。
開店と同時の17時であれば1枠だけ残っているということだったのでそちらの枠に滑り込んだ。
人気店なので利用が決まった際には平日・休日関わらず早目の予約が必須。

<お店の場所はどこ?>
場所はJR線・横浜市営地下鉄線いずれも関内駅が最寄りになる。
横浜市営地下鉄線であれば9番出口を出るのが最も効率的なアクセス方法。
9番出口を出ると目の前には馬車道が見え、その右手側には十字路が見えるのでそちらに向かう。
9番出口を背にして左折して少し細い常葉町通りを進み、一つ目の交差点を過ぎた先20メートルほど進むと左手にに店舗の入ったビルがある。
外観はモダンな造りになっており、こちらのビルに焼鳥店が入っているのか?という感じなので、注意しないと見逃してしまう。


こちらが店舗が入るビル。
外観からではこちらに焼鳥店が入っているという感じがしない。


店舗は建物の3Fにある。
エレベーターを降りた目の前に入口があるが、開店前から予約客が並んでいる。

<混雑状況・店内の様子は?>
こちらのお店は人気店なので、平日も予約は必須。
むしろ予約客のみが来店するという感じで、当日も飛び込み客はゼロであった。
店内は焼き場を囲むようにカウンター席が15席程度、その他に個室が3室、トータルキャパは30名弱といったところ。
木を基調とした和の雰囲気を活かした店内は隣席ともしっかりと距離が取られており、モダンな雰囲気となっており落ち着いて食事を楽しむ事が出来る。
また、排気もしっかりとしており、店内に焼鳥の煙や匂いが充満しないのも嬉しいポイント。
この日は平日ながら予約客で満席、二回転目となる19時になると続々と予約客が来店し、せわしないと言えばせわしない感じもある。


こちらが店内の写真。
焼き場が主役という作りになっている。


カウンター席は隣席との距離もしっかりと取られている。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店はお任せコースのみとなっており、いわゆる単品メニュー的なものは無し。
席に案内されたのちにコースが始まる前に苦手な食材の有無を聞かれるのでそこで提供される予定の串料理の確認も可能。
基本的にはストップをかけるまで料理が提供されるスタイルで、この時は小鉢料理や箸休めなどを含めて計19品で一周というイメージであった。
なお、コースの金額は明示されていないが、全ての料理を頂くとおおむね1万円程度といったところ。
料理に合わせるお酒のメニューも充実しており、ビール、ハイボール、焼酎、日本酒、ワインなどが用意されている。
なお、山崎・白州・響と言ったジャパニーズウィスキーだが、ボトルで2万円程度なので飲食店で提供されている金額としては決して高くはない。

この日は一周19品をフルでオーダー、以下が提供されたメニュー。
小鉢:もやしナムル
小鉢:大根おろし
串:はつ
串:手羽元
串:つくね
小鉢:厚揚げ
串:ヤゲン軟骨
串:うずら
串:せせり
小鉢:よだれ鶏
串:レバー
串:トマト
小鉢:漬物
串:皮
串:ちょうちん
小鉢:うずらの卵と鶏レバーパテ
串:ぼんじり
串:手羽先
串:砂肝
串:食道
締め:カレーライス


こちらがハイボールやグラスワインなどのリスト。
飲食店価格の割には山崎・白州・響が比較的リーズナブル。


ワインはケンゾーエステートのものを中心に取り揃えている。
こちらもフルボトルで市価の2倍しない程度と、飲食店価格としては比較的リーズナブル。


その他にも色々なワインを取り揃えているが、ぼとるだと一番リーズナブルなのがモンテスアルファ。
こちらは市価2000円少々なので3倍程度での提供となっている。

席に着くと料理はお任せになっておりお腹一杯になったタイミングでストップをかけることの説明と苦手な食材の確認及び食前酒の提供の可否の確認をされドリンクをオーダー。


テーブルには箸休めのもやしのナムルと大根おろしが予めセットされている。
オーダーしたハイボールを頂いて串が焼きあがるのを待つ。


まずは「はつ」からスタート。
ぷりぷりした食感に焼き上げられておりとても柔らかく、一品目から期待が膨らむ。


続いては「手羽元」。
皮と共にこんがりと焼きあげられた肉はとてもジューシー。


そして「つくね」が提供された。
粗挽きにされた鶏肉が軟骨と共に団子状にされたつくねは鶏肉の脂と軟骨の食感がたまらない。


串を3本頂いたところで「厚揚げ」が提供された。
サイズ感としては一口大というところだが、外はカリカリで中はフワフワに仕上げられており、その食感が癖になるもの。


続いては「ヤゲン軟骨」。
焼き上がりのサイズ感が伝わりにくいところだが、非常に大振りのものが惜しげもなく串うちされている。


続いて提供されたのが「うずら」。
火を入れているもののそこまで熱くなく、黄身はトロトロ。


こちらで一旦野菜串の「しいたけ」が提供された。
焼いてはタレを絡めての繰り返しで丁寧に仕上げている。


そしては「せせり」。
脂の旨味と甘味がたっぷりと詰まった一品。


ここで「よだれ鶏」の小鉢が提供される。
辣油ベースの辛いつけダレに山椒が練りこまれた麺を絡めて頂く。
ボリューム感は一口少々なのでもう少し食べたくなるところではあるが、コース全体のバランスを考えるとむしろ丁度良いくらい。


続いて提供された「レバー」はかなり大きめ。
他の串もそうだが、一般的な焼き鳥店の1.5倍弱くらいはあるイメージなのだが、レバーは2倍近くありそうなもの。
ギリギリの火加減で焼き上げられており、レバーの濃厚な味わいを楽しめる。


そして野菜串2本目は「トマト」。
破裂しないギリギリの火入れがされており、提供された直後はかなり熱い。
濃厚な甘味が印象的。


ここで箸休めの「漬物」が提供される。


こちらは「皮」だがぎゅっと詰めて串打ちされていることもあり、ボリューム感はかなりのもの。
脂だけでなくほんのりと身の部分もあるのでこれだけの量を食べてもそこまでもたれない。


そしてこちらは「ちょうちん」。
鶏1羽から1つしか取れない希少部位。
卵黄のような独特の味わいが印象的。


ここで小皿料理の「うずらの卵と鶏レバーパテ」が提供された。
レバーパテと効くと独特な味わいを想像するが、こちらのパテはまるで上質なコーンポタージュのような甘味と旨味を感じられる。


続いては「ぼんじり」。
こちらも希少部位。
しっかりと脂がのった程よい歯ごたえが特徴的。


そして「手羽先」が提供された。
香ばしく焼き上げられた肉は身離れもよい。


こちらは「砂肝」。
一般的なものの1.5倍くらいのサイズ感の砂肝にはキレイに飾り包丁が入れられており、コリコリとした食感が癖になる。


そして串のラストは「食道」。
思いのほか脂がのっており、そして肉とは違う少しホルモンに近い食感。


最後の締め料理は「カレー」をセレクト。
茶漬けやそぼろご飯などもあり、普通に選ぶならそぼろだったのだがなんとなくカレーをセレクト。
鶏肉感があるのかと思っていたのだがそこはサプライズなしのカレー。
様々なスパイスの味わいを感じられる辛さ控えめのカレー。

<まとめ>
今回はそれぞれ1周19品とドリンク2杯頂いて2名で24000円というお会計。
関内や横浜界隈の同様のお任せで料理を提供する焼き鳥店と比較すると金額だけ見ると若干高いかなという印象。
ただ、19品という品数は他の店舗と比較すると多く、また、串一品一品のボリューム感も一般的な店舗と比較すると1.5~2倍程度とかなりのもの。
クオリティーももちろん納得のレベルで、一品一品丁寧な火入れと流れるような提供は流石。
小鉢料理を含め全席の提供のタイミングを大将一人でコントロールしており、スタッフの方も非常にきびきびと作業しており、料理だけでなく気持ちの面でもゆったりと食事を楽しめる。
これらを考慮すれば価格は決して高くなく、東京で同じレベルを期待したら軽く2万円は越すと想像できることを考えると予約が取りづらい人気店なのも納得。
普段使いも会食にも使える非常にレベルの高いお店であった。

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地葉焼き鳥 / 馬車道駅関内駅桜木町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.8

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