炭火やきとり伝兵衛南店 (2023/08)

名前：炭火やきとり伝兵衛南店

場所：〒220-0005 神奈川県横浜市西区南幸2-13-22
地図はこちらからどうぞ

交通手段：各線横浜駅徒歩5分

営業時間：17:00～23:00　無休

また行きたい度：＝☆☆☆＝抜栓日の書かれた新鮮な状態の種類豊富な日本酒をリーズナブルに楽しめる日本酒好きにオススメのオシャレな焼鳥居酒屋

備忘録：

（2023/11/23記載）
2022年8月中旬の平日の夜に訪問。
何となく焼鳥が食べたいという気持ちから、前日の夜に横浜界隈で良さそうな焼鳥店を探してみるも訪問予定日が金曜日ということもあって全く予約が取れず。
いわゆる完全飲み専門の焼鳥店的なお店であれば余裕はあるようだが今回はそこまで飲兵衛モードではなく、「ちょっとオシャレに、でも美味しい焼鳥を食べたい」というコンセプトだったのでパス。
結局見つからずに当日ダメ元で電話をしてみると、18時までに入店してもらえれば当日席の用意もあるが先着順なので保証は出来ない、ということで急いでお店に向かってみた。

＜お店の場所はどこ？＞
店舗は横浜駅西口の飲食店等が立ち並ぶ繁華街の中にある。
相鉄線の改札口がある「みなみ西口」を出て、岡野町方面に向かって伸びている「パルナード通り」を道沿いに歩いていく。
途中、橋を渡ってそのまま進み、右手にある建設中のイオンを抜けた先にある十字路（眼鏡市場が目印）で右折、その先右手に和風居酒屋の門構えの店で店先に大きく金色で「伝兵衛」と書かれた看板のある店舗が目に飛び込んでくる。

こちらが店舗外観。
店舗は縦長になっていることもあり入口部分の面積は小さめだが、和風居酒屋感漂う造りになっているので見逃すことはない。

＜混雑状況・店内の様子は？＞
こちらの店はかなり人気があるようで、平日・休日問わず、利用日が決まった際には早目の予約が必須。
なお、予約出来る時間帯についても基本「17：00、17：30、18：00、18：30」となっており、19：00台は17：00台に予約が入っている時のみ受けるとの事。
予約が満席であった場合でも当日枠が少しあるようなので、時間に余裕があれば18時前に直接お店に行くのもアリ。
この日は18時少し前に店舗に到着して当日枠の有無を聞いてみるとアリとのことで待つことなく入店。
店内はカウンターが厨房前に10席程度、ハイチェアの向かい合うタイプの8名掛けカウンター席が2席、その他に4名掛けテーブル席などトータルキャパは100席近い印象。
なお、店内は横長の造りになっているのだが、客席エリアには一切柱や壁が無く、それもあってかとても広々とした開放感のある造りになっている。
お店の雰囲気も居酒屋よりは上、焼鳥専門店までは届かないというような立ち位置となっている。
今回は当日席でうまく入ることが出来たが、当日席もタイミングによってはカウンター席に向かい合って座るような席をアサインされるケースもあるので、個人的には予約無しで行くのは少しためらう感じのお店であった。

店舗入口には待ち用の丸椅子が置かれたスペースがあり、その目の前にはその日に使われている食材が陳列されている。

こちらが店舗内の雰囲気。
メインは4名掛けのテーブル席となっており、隣席との間隔はそこまで広いという雰囲気ではない。

今回アサインされたカウンター席はしっかりと奥行きのあるカウンターとなっており、隣席との間隔もそれなりに取られている。
目の前が厨房や焼き台のあるエリアとなっているので、焼鳥専門店のような雰囲気を味わえる。

＜オススメのメニューは？＞
焼鳥の店ということでメインはもちろん焼鳥となる。
加えて焼き野菜や唐揚げ、土鍋ご飯など品揃えのバランスは悪くない。
また、焼鳥については「今夜の半コース」として焼鳥焼き野菜、その他一品料理を含め計5品を提供するメニューもある。
そして飲み物は日本酒をそれなりに取り揃えており、1合で600円程度と金額設定はかなりリーズナブル。
取り揃えている銘柄についても様々な地域の地酒となっており、入荷した日付まで記載されているというこだわりよう。
「日本酒は鮮度が命」というコンセプトでやっているようで、我々が利用した日で残っていた一番古い日本酒でも1週間前に入荷したもののよう。
今回はお初の利用だったので、一番推しメニューっぽい「今夜の半コース（1380円）」からスタートして、「レバー（240円）」、「白もつ（240円）」、「ねぎま（260円）」、「粗挽きつくね（350円）」をオーダー。
その他おつまみや一品ものとして「たこわさ（380円）」や「唐揚げ（600円）」をオーダーした。
飲み物は日本酒から香川県の「金陵」、山形県の「栄光富士　純米」、そして福岡県の「喜多屋　純米吟醸」をセレクト。
いずれも1合での提供で620円均一とかなりお得。

こちらが料理のメニュー。
焼鳥の店ということでもちろん焼鳥が中心ではあるが、ご飯ものや揚げ物など幅広いラインナップ。

また、旬の野菜を使った炉端焼きも提供している。

その他にちょっとしたつまみ料理や七輪焼きなどのメニューも準備されている。

こちらが日本酒のメニュー。
定期的に入れ替えが行われており、抜栓日まで記入されているこだわりよう。
銘柄も有名なものからマニアックな酒蔵まで様々あり、7～8種類くらい常時在庫しているという感じであった。

そしてこちらはその他のアルコールメニュー。
ビールやハイボールなどの定番メニューはしっかりと取り揃えられている。

加えてワインや焼酎などもラインアップ。

まず最初に提供されたのがお通しと「たこわさ」。
お通しは大根おろしの上に枝豆とオクラなどが添えられたもの。
醤油を軽く垂らして頂くと飲兵衛のおつまみに早変わり。

こちらは「たこさわ」。
しっかりとワサビの風味が効いたもので、少しずつちびちびとつまみながらお酒を頂くとついついお酒が進んでしまう。

なお、日本酒はスタッフの方が目の前で一升瓶から専用の一合用器に入れてくれる。
見ての通りおちょこが器の注ぎ口にセットされており、おちょこにこぼれるまで入れてくれる。

日本酒はこの日は全ての銘柄が1合で620円となかなかお得な価格設定であった。

しばらくすると「今夜の半コース」の提供が始まった。
こちらのコースは桜姫鶏もも、おくらとチーズ、大山鶏ぶつ、谷中生姜の4種類の串ものと、炙り手羽元陶板焼きの鶏料理1品、計5品が提供されるもの。
焼き場の都合もあって提供はメニュー記載順ではなくバラバラとなるのはご愛敬。

若干の時差はあったものの、写真は半コースの串もの計4品が提供された状態。
香ばしく焼き上げられた焼鳥はすぐに提供されるのでアツアツの状態で楽しめる。
なお、谷中生姜は豚肉をグルグルっと巻き付けた状態での提供。
カリカリっとした生姜の食感をとジューシーな豚肉の味わいのコンビネーションがなかなかのレベル。
そして桜姫鶏ももはもも肉だけありとてもジューシー。

その後、追加で「おくらとチーズ」の串が提供された。
名前からはどのような形で提供されるか推測が付かなかったが、油揚げに入れた状態での提供であった。
香ばしく焼き上げられた油揚げと、トロトロになったチーズの相性が悪いわけがない。

こちらは「唐揚げ」。
2口程度のそれなりのサイズのものが6個乗っての提供。
揚げたての状態で提供されるので衣はカリカリサクサク、中はとてもジューシーな味わいでどんどん食べ進めてしまう。

その後しばらくすると半コースの一品ものである「炙り手羽元陶板焼き」が提供された。
写真で2人前となっている。
「焼き」と書かれていたのでいわゆる焼き物を想像したのだが、軽く焼いた後に具材と共に陶板に入れて火をかけたようなものであった。

その後は追加でオーダーした串料理たちが提供された。
なお、こちらのお店は1串からオーダー出来るので、2名の来店でもそれぞれ好きなものを1串ずつオーダー出来るのがありがたい。

まずは「レバー」から。
程よく甘味のあるタレとジューシーで適度火の通ったレバーは柔らかくて臭みがない。

そして「白もつ」。
もつということで臭みがあったり歯ごたえがしっかりなものかと思いきやそんなことは無く、良い意味でもつであることを忘れさせてくれる味わい。

こちらは「粗挽きつくね」。
文字通り粗挽きにされた鶏肉と軟骨で仕上げられており、そこに濃厚なタレが絡む。
もちろん1人で1串まるまる食べられるのだが、こちらはそれなりにボリューム感があるので1串をシェアしてその分他の料理を食べるというのもあり。

最後は「ねぎま」。

＜まとめ＞
今回は日本酒を3合、焼鳥半コースをメインに単品で計5串、その他一品料理を2品オーダーしてトータル2名で7000円少々と日本酒を3合飲んだことを考えるとかなりリーズナブルな仕上がりという印象。
お店の雰囲気も居酒屋以上本格焼鳥屋未満という感じでそれなりに良い雰囲気、かつ、料理も大き目のネタを使って丁寧に仕上げられており、美味しく楽しむ事が出来た。
しかし何といってもこちらのお店のウリは抜栓日の書かれた新鮮な日本酒を常に7～8種類在庫しており、1合で600円少々というコスパの良さ。
焼鳥メインで利用するのももちろんのこと、定期的に銘柄が入れ替わる日本酒目当てで、飲みメインで行くのがオススメの使い方。
ただ、かなりの人気店なので、週末は予約無しでの来店はかなりの確率で入れないので、日程が決まり次第早目の予約が必須のお店であった。

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夜総合点★★★☆☆ 3.5