名前:焼鳥 美鶏
場所:〒231-0011 神奈川県横浜市中区太田町2-30 田中ビル2F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:各線 横浜駅 徒歩約5分
営業時間:17:00~23:00(火~木)、17:00~24:00(金・土)、17:00~22:00(日) 毎週月曜日
また行きたい度:=☆☆☆☆=上質な食材を使い丁寧に焼き上げた焼鳥をこだわりの日本酒と共にコスパ良く楽しめる「里葉亭」の姉妹店
外部リンク:焼鳥 美鶏の食べログページへのリンク
備忘録:
(2023/03/22記載)
2023年2月上旬の平日の夕食時に訪問。
この日は関内エリアに行く予定があり、予め行ってみたいリストから何店舗か事前にピックアップ。
何となく和食の気分であったので和食のお店を調べてみるとこちらのお店が目に留まった。
こちらのお店は横浜では有名な焼鳥店「里葉亭」の姉妹店ということで、先日行った「地葉 はなれ」とはいとこ?のような関係のお店のよう。
事前に電話予約で席を確保してから訪問した。
<お店の場所はどこ?>
場所はJR線・横浜市営地下鉄線の関内駅、もしくはみなとみらい線の日本大通り駅が最寄りになる。
どちらかというと関内駅からの方が近いのだが、この辺りは細い路地が入り組んでいるので土地勘が無いと少々わかりずらい。
横浜市営地下鉄線の関内駅からであれば3番出口を出るのが一番わかりやすい。
出口を出ると目の前に大きな通りがあるので、その通りを右手(JR線を背にする)に進む。
3つ目の信号のある交差点(相生町三丁目)のローソンを右手に見ながら右折して、一つ目の十字路を左折、すぐ先にあるT字路を右に細い路地を進み、20メートルほど進んだ左手にある。
お店の看板がかなり大きいのでその看板の下にある和の雰囲気のあるお店に入りそうになるがここは別店舗なので要注意。
目的のお店はその横にある細い階段を上がった2Fにある。
こちらが店舗外観。
立派な看板があるのだが、実際の店舗は建物左側にある細い階段を上がった先になる。
<混雑状況・店内の様子は?>
こちらのお店は人気店なので、平日ではあるが夕食難民になるのを避けるために事前に予約した。
早い時間に予約したためか店内は先客は少なく、階段を上がった先右側にあるカウンター席は焼き場を囲むように10席、左側にはテーブル席が16席の計26席の店内は数組が食事をしている状況。
今回はカウンター席に案内されたのでテーブル席の様子は分からないが、焼鳥のお店らしく落ち着いた雰囲気になっており、隣席との間隔も比較的広め。
18時を過ぎると続々と予約客が入ってきたが、見ている限りでは当日の飛び込み客は無かったようなので、やはり平日であっても予約は必須という雰囲気であった。
こちらが店内の写真。
特段特徴があるわけではないが、とても落ち着いた焼鳥店らしい雰囲気。
隣席との間隔が比較的広めなのでゆったりと食事が出来る。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店はお任せコースのみとなっており、いわゆる単品メニュー的なものは無し。
席に案内されたのちにコースが始まる前に苦手な食材の有無を聞かれるのでそこで提供される予定の串料理の確認も可能。
なお、追加については一周した後に改めて確認をしてもらえる。
基本的にはストップをかけるまで料理が提供されるスタイルで、この時は小鉢料理や箸休めなどを含めて計12品で一周というイメージであった。
なお、お任せのコースは5500円からとなっており、ストップをかけるタイミングで当然金額は変わってくる。
お酒メニューもかなり充実している。
ワインの種類こそ「地葉 はなれ」のようなラインアップではないが、焼酎や日本酒のラインナップはなかなかのもの。
特に日本酒は価格設定も比較的リーズナブルで、リーズナブルな価格帯の日本酒もなかなかのこだわりが感じられる。
また、新政も基本的には常に置いているようで、それ以外にも様々な隠し酒があるので日本酒好きにはたまらない。
この日は一周12品とお好みでリクエストした串を1品、ご飯もの1品でストップ、以下が提供されたメニュー。
食前酒
漬物盛り合わせ
串:はつ
小鉢:ささみのカルパッチョ
串:せせり
串:ささみ
小鉢:鴨肉と野菜のマリネバルサミコ添え
串:長芋
串:白レバー
串:ちょうちん
小鉢:和牛赤ワイン煮込み
串:つくね
串:皮
締め:フライライス
こちらがワインリスト。
スタンダードなものやワイン通が好きそうなものがバランスよく取り揃えられており、値段も比較的良心的。
こちらが日本酒メニュー。
銘柄によってかなり価格幅があるので、しっかりと料金を書いてくれるのはありがたい。
席に着くと料理はお任せになっておりお腹一杯になったタイミングでストップをかけることの説明と苦手な食材の確認及び食前酒の提供の可否の確認をされドリンクをオーダー。
まずはテーブルの上に食前酒と漬物の盛り合わせが提供される。
みかんのお酒を使った食前酒を頂いて漬物をつまんで串が焼きあがるのを待つ。
漬物の盛り合わせがなかなかのボリューム感。
一口大にカットされていることもあり、料理が提供されるまでの間についついつまんでしまう。
そうこうしているうちに、オーダーした新政がボトルで登場。
まだ封が開いていない状態なのでわざわざ見せに来てくださったよう。
この時に入荷していた新政は「陽乃鳥」の直汲。
普通にはなかなかお目にかかれないもの。
まずはその新政を漬物と一緒に頂いたが、やはり新政は美味しい。
良い意味で日本酒感が抑えられており、その一方で程よい甘味と旨味のおかげでついつい飲み進めてしまう味わい。
飲み手を選ばない安定の味わい。
漬物と日本酒を頂いているとまず最初に提供されたのは「ハツ」。
いわゆる普通に頂くハツとは異なり、コリコリ感はなく、その代わりに程よい弾力がある。
そして次に「ささみのカルパッチョ」が提供された。
その名の通り、ささみをカルパッチョ風に味付けており、和と洋がしっかりとコラボした味わい。
こちらは「せせり」。
首周りの肉ということでしっかりとした弾力とジューシーな脂が楽しめる。
続いて「ささみ」。
絶妙な火加減で焼き上げられており、タンパクな部位ながらも炭で焼かれていることもあって香ばしさがある。
そして小鉢ものとして「鴨肉と野菜のマリネバルサミコ添え」が提供された。
こちらも和と洋がコラボした料理だが、不思議とバルサミコ酢と鴨肉の相性が良い。
続いては「長芋」が提供された。
切った長芋を焼いたシンプルな料理なのだが、不思議と長芋の旨味や香ばしさをしっかりと感じがれる。
そして「白レバー」が提供された。
大ぶりのサイズながらプリッとした味わいのレバーはタレで頂く。
そろそろ日本酒が無くなってきたので隠し酒を効いてみると、女将さんが「甘いのがいいですか?辛いのがいいですか?」と聞いて下さったので折角ならお任せしてみようと思い「甘口のもの」をお願いしてみた。
提供されたのは「吉田蔵 u 石川門」。
手鳥川で有名な吉田酒造店の別ブランドの「吉田蔵」のシリーズの一つのよう。
四合瓶で1800円程度のものを1合1200円で提供しているので金額的にはやや高めではあるが、定番商品ではないので致し方なし。
そして「ちょうちん」。
こちらは1羽の鶏から1串分しか取れない貴重な部位。
濃厚な黄身の味わいがコリコリっと弾力のある肉と混ざり合い独特の味わいを楽しめる。
そろそろクライマックスということで一品料理として「和牛赤ワイン煮込み」が提供された。
しっかりとワインの味わいを感じる肉はホロホロっと崩れていく。
マッシュポテトとの相性もよい。
そしてこちらがコース最後の「つくね」。
荒く刻まれた軟骨の程よい食感と、強火でカリっと焼き上げられた香ばしい味わい。
この後に串を追加するか、それとも締めのご飯ものをオーダーするか確認されたので、メニューには特に書いていなかったが皮があるかを確認すると出してもらえるとの事で追加。
そして締めの料理としてこちらのお店の名物らしい「フライライス」と「とりめし」をオーダーしたが、「とりめし」は19時の時点で品切れとの事。
追加オーダーした「鶏皮」が提供された。
皮というと本当に皮の部分だけを薄くスライスしたものを想像するが、こちらのお店の皮はその下の脂の部分も含めて提供。
それもあって、香ばしく焼かれた皮と鶏のカリッとした食感に脂身の味わいが加わり絶品。
その後、追加オーダーした「フライライス」と鶏スープが提供された。
鶏スープは思っていたよりもすっきりとした味わい。
「フライライス」だが何となくドライカレーに近いようなイメージ。
時々厨房からカレーの香りがしてくるのが気になっていたのが、この締めの料理を頂いて納得。
<まとめ>
今回はベースとなるコース料理(5500円)に串を1品、締めのご飯ものを追加、日本酒はプレミアム酒である新政「陽乃鳥」とベーシックラインの「吉田蔵 u 石川門」を計2合オーダーして1人8000円少々といった金額帯。
肩肘張らない雰囲気ながら質の高い素材を使ってしっかりとした技術で焼き上げる焼鳥を腹8分目程度頂いてこの金額であれば悪くはない。
そして日本酒へのこだわりもかなりのものなので、美味しい焼鳥と美味しい日本酒を合わせながらしっとりと過ごすような使い方が合っているかもしれない。
席は時間制ではあるものの、周辺客と同時に串が提供されてゆっくり料理を楽しめないということはなく、マスターがそれぞれの客の状況を判断しながら焼き上げてくれる気の使い方がありがたい。
焼鳥店ながら全くと言っていいほど煙が店内に出ず、また、香ばしい香りもあまり広がらないようにしっかりと換気系を行っているので、焼鳥は好きだけどに匂いが気になるという人でも気にせずに思いっきり料理を楽しめるのも嬉しいポイント。
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