名前:三酉屋
場所:〒232-0067 神奈川県横浜市南区弘明寺町267-3 弘明寺第2ビル B1F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:京浜急行線 弘明寺駅 徒歩2分
営業時間:17:00~00:00 毎週日曜日、祝日
また行きたい度:=☆☆☆=信玄どりを使った大ぶりの焼鳥を絶妙な火加減でリーズナブルに提供する穴場的な焼鳥店
外部リンク:三酉屋の食べログページへのリンク
備忘録:
(2024/11/06記載)
2022年8月上旬の平日の夜に訪問。
こちらの店は以前に一度利用したことがあるのだが、ボリューム感のある甲州地鶏をリーズナブルに楽しめることもあって改めて行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
店舗は京急線の弘明寺駅から徒歩2分程度の場所にある。
京急の改札を出た右側の弘明寺商店街・地下鉄弘明寺駅方面の階段を降り、そのまま道を進む。
下り坂になっており、ラーメン店や写真館を過ぎた先左側に店舗がある。
なお、こちらのお店はビルの中の地下にあるので、外から見ると非常に分かりにくいことに加えて、店の外にはあまり派手な看板はなく、むしろ他の店の看板の方が目立つので初めての訪問の際には注意が必要。
こちらが店舗外観。
店舗は建物の地下、かつ複数の店舗が入ったビルということもあり、知らないと間違いなく通り過ぎる。
ビルの中に入ると近いに下る階段があるのだが、この階段がなかなかな雰囲気。
<混雑状況・店内の様子は?>
初見だとなかなか入るのに勇気のいる立地ではあるが、ひとたび店内に入るととてもこぢんまりとしたアットホームな雰囲気。
店内はカウンター席が6席と4名掛けのテーブル席が2席のトータル15席弱。
こぢんまりとはしているものの窮屈感は無く、なんとなく居心地の良い雰囲気となっている。
こちらの店は某グルメサイトで評価が高くなったこともあり週末の予約が取りにくくなったことと、平日であっても飛び込みではなく事前に空き状況を確認してからの来店が無難。
この日は平日ではあったが、17時過ぎに電話で確認すると空席ありということで入店出来たが、19時前後になると平日でもほぼ満席になる。
こちらが店舗内の雰囲気。
メインは4名掛けのテーブル席となっており、隣席との間隔はそこまで広いという雰囲気ではない。
<オススメのメニューは?>
こちらの店は焼鳥の店なので、当然メニューは焼鳥が中心。
ただ、焼鳥だけでも20種類程度、他串メニューを含めると30種類超と、品揃えはなかなか豊富。
また、焼鳥以外にもサラダや一品もの、揚げ物やとりわさなどの刺身料理もあったり、ドリンクメニューもビールやサワー、焼酎や日本酒などと様々なものを取り揃えている。
特に日本酒は全国の地酒を各種取り揃えており、焼酎はお手頃価格でボトルキープも可能。
今回は串料理からは「白れば(180円)」、「ねぎま(180円)」、「せせり(160円)」、「砂肝(140円)」、「のどっち(180円)」、「ささみわさび(220円)」、「肉付きやげん軟骨(200円)」、「つくね(200円)」、「長芋(200円)」の9種類を、一品ものから「とりわさ(520円)」、「信玄とりの唐揚げ・塩(680円)」、そしてご飯ものから「焼きおにぎり(200円)」と「とりスープ(200円)」をオーダーした。
なお、串料理はいずれも200円弱の価格帯となっている。
ドリンクは日本酒やビール、梅酒などをオーダーした。
こちらが料理のメニュー。
焼鳥のメニューの他に野菜の串焼きメニューなどもある。
ドリンクメニューはビールやウィスキー、ワインなど、種類豊富。
そして焼酎については比較的リーズナブルな価格でボトルキープが可能で、日本酒については地元神奈川県を含む全国の地酒10種類程度がラインアップ。
オーダー後、すぐに瓶ビールとお通しが提供され、そのあとに食事のファーストオーダーを取って頂いた。
お通しは定番の刻みキャベツと塩昆布。
シンプルながら焼鳥にはベストマッチの一品。
ほどなくして「とりわさ(520円)」が提供された。
肉の外5ミリほどに軽く火が通されたタタキ状態の鶏肉は柔らかく旨味もたっぷり。
日本酒のアテにピッタリの一品。
焼鳥は「白れば」から提供開始。
塩での提供となり、別添えのごま油をかけて頂くスタイル。
全ての焼鳥に共通することではあるが、一つ一つの身が大きく、中はレアとなっておりとてもジューシー。
続いて提供されたのが「信玄とりの唐揚げ・塩」。
一口大程度のサイズの唐揚げが7個ほど盛られており、揚げたてをすぐに提供していることもありアツアツの状態。
カリッと揚げられた皮とジューシーな鶏肉の味わい、それに塩胡椒の風味がアクセントとなり、こちらはビールやハイボールなどとベストマッチ。
串料理の2品目は「ねぎま」。
こちらも一つ一つの鶏肉が大きく、ほんのりと香ばしく焦げがある絶妙な焼き加減。
そして「せせり」が続いて提供された。
しっかりと脂がのっており、ボリューム感も満点。
こちらは「砂肝」。
砂肝というと普通はコリコリとした食感を思い浮かべるが、こちらの砂肝は弾力こそあれど柔らかく濃厚な味わい。
続いては珍しい名前の「のどっち」。
こちらは「食料をためておく袋と食道」とのこと。
濃厚なタレをしっかりとまとい、独特の弾力のある食感が癖になる。
そして「ささみわさび」が提供された。
こちらもとりわさ同様に絶妙な火加減。
また、一つ一つの肉が大きく、ワサビもしっかりと効いてる。
こちらは「肉付きやげん軟骨」と「つくね」。
肉付やげん軟骨は文字通りナンコツの部分だけでなく、あえて周辺の肉を付けたまま提供したもの。
ナンコツのコリコリ感と塩加減がとても良い。
つくねは粗びきの鶏肉をしっかりと串の周りにまとわせ、程よい焦げ感と共に濃厚なタレで仕上げたもの。
これで200円という価格設定はかなりお得。
野菜の焼きメニューから「長芋」をオーダー。
うっすらと皮が残った状態での提供ということもあって香ばしさとシャキシャキとした食感、そしてタレの風味が日本酒とマッチ。
そして締め定番の「焼きおにぎり」と「とりスープ」が提供された。
とりスープはもっと濃厚な鶏白湯を想像していたが、意外とさっぱりとしたもの。
焼きおにぎりは1つのサイズ感がご飯半膳ちょっととしっかりとしたボリューム感。
周りはカリカリで香ばしく仕上げられており、ほんのり焦げた醤油の風味も感じられる。
<まとめ>
今回は2名で串料理を15本程度、一品料理を3品、そしてドリンクは日本酒を計3合とビールやサワーをオーダーしてトータル10000円弱の仕上がり。
それなりに飲んで食べてという感じでかなり満腹になってこのお値段であれば単純に考えてもコスパはかなり良い。
ただ、コスパだけでなく串料理、一品料理共にこだわりはかなり強く、使っている鶏肉は甲州ブランド鶏である「信玄どり」で基本的には素材の旨味を十分に楽しめるレアでの提供となっている。
メインの焼鳥は一つ一つのサイズがしっかりと大きく、レアでの提供ということもあってジューシーさと肉の弾力をしっかりと楽しめるもの。
一本当たりの価格も200円程度とリーズナブルな設定となっていることとその割にはとてもボリューム感のあるサイズ感ということもあって味わいもコスパもバッチリ。
また、一品料理もレベルは高く、「とりわさ」はしっかりとレアな味わいを楽しめ、「信玄とりの唐揚げ」はサクサクな皮とジューシーな身を味わえる。
合わせるドリンクも日本酒は神奈川を含めた日本全国の地酒をそこまで高くない金額で提供しているので、色々な種類を楽しむ事が出来る。
金額的にもう少し高くてもいいくらいのレベルの料理を提供していることもあり、あまり有名になりすぎてほしくない穴場的な焼鳥屋さんという印象。
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三酉屋 (焼き鳥 / 弘明寺駅(京急)、弘明寺駅(横浜市営))
夜総合点★★★☆☆ 3.7
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