カタール航空ビジネスクラス ドーハ~バンコク 830便 A380 (2016/07)



(2016/08/30記載)
2016年7月下旬、日本に戻る際に利用した。
当初はいつも通り22:30頃羽田着の便で戻る予定であったが、乗り継ぎ便の出発時刻が1時間半遅れた関係で乗ることができなかった。
もっとも、出発地を定時で出発していても乗り継ぎ時間は45分なのでかなりキツイ部類に入るが。

このような経緯で当初は翌日の同便での振替を勧められたが、少しでも早く付きたいと申し出た所、「DOH→BKK→HND」という不思議なルートで帰ることになった。
また、DOH→BKKはA380のQR便、BKK→HNDはB787のNH便というアライアンスの異なる乗り継ぎであるのにも驚いた。
考え方を変えれば、未だ乗ったことの無いQRのA380とNHのB787に乗れるチャンスなのかも知れない。

さて、当日はドーハ到着からQR830までの乗り継ぎ時間が約12時間あったこともあり、カタール航空手配のホテルで一休みしてからの搭乗であった。
空港に着くと、ファーストクラス・ビジネスクラスは外からターミナルに入る場所すらエコノミーと区別されていた。
チェックインを済ませ出国審査を抜けてラウンジへ。
その後、搭乗時刻前にゲートに行くと、なんと待合室自体が2階建てであった。
QRのA380は2階最前方がファーストクラス、機体中央部がビジネスクラス、最後尾及び1階がエコノミークラスということで、搭乗待合室も2階建てであった。


こちらがファーストクラス・ビジネスクラス用の2階の待合室。
ファーストクラス・ビジネスクラスは2階に繋がっているタラップから直接乗り降りをする。


写真ではわかりにくが、ボーディングブリッジが1階と2階に繋がっている

搭乗時刻になり機体に入ってまず驚いたのがビジネスクラスのキャビンの広さ。
機体の半分以上をビジネスクラスが占めており、同じQRの787と比較すると席の数は3倍程度。


今回アサインされた席は21Kというビジネスクラスの最後方の座席であった。
前方が霞んで見えるほど巨大な空間。

座席配列は1-2-1のヘリンボーン方式でシートピッチ等は787と相違は無さそうであった。


見慣れたデザインの座席。


座席のリクライニング機能も787の座席と全く同様。


787とはサイドテーブルの色が若干異なる程度でその他の機能は全く同じで合った。

一つ驚いたのが、DOH→HND便に置かているスリッパがこの便では置かれていなかったこと。
尋ねてみると、「スリッパ・パジャマは日本以遠の長距離便のみでの提供となる」ということであった。(バンコクまでは6時間超)
以外なところでコストカットをするものだなと、少々驚いた。

このA380の特徴として、機内にラウンジスペースが設置されている事が挙げられる。
離陸後にラウンジに寄ってみたが、前評判通りのスゴイスペースであった。


エコノミークラスであれば6列位を配置出来るスペースに設けられたラウンジは、両壁面にそってソファーが設置されている。


中央部には立ち飲みの出来るバーカウンターもあり、ここが機内であることを一瞬忘れる。
深夜便かつ中距離便という事もあって利用客は少なかったが、QRA380のビジネスクラス以上を利用した際にはぜひ一度使ってみることをオススメする。

その後、折角なのでトイレを覗いてみたが、こちらも787とは趣が異なっていた。


写真では分かりにくいが、787よりもスペースが一回り広い印象を受けた。
また、内装が木目調なのでなんとなく高級感があるようなないような。

水平飛行に入ってしばらくすると注文をしておいた料理が提供され始めた。


こちらが夕食メニュー。
21時頃発のフライトということもあって、しっかり目の料理がラインナップされている。


こちらは到着前の朝食メニュー。
当然だが、日本発着便ではないので、日本語メニューは準備されていない。

ワインリストだが、日本発着便(長距離便)と同様に泡2・白3・赤3が搭載されている。


最近のカタール航空の定番シャンパンである「ビルカール・サルモン」。


白もフランス・ニューワールドと抜かりのない品揃え。


赤の目玉ワインは何と言ってもシャトー・スミス・オー・ラフィット。
ビジネスクラスでコレが楽しめるのはとても嬉しい。


赤はオーストラリアのカンガリアンロードもオススメ。
オーストラリアのシラーズの特徴であるスパイス感が強めなので、シャトー・スミス・オー・ラフィットを楽しんだ後に飲むのがベター。


毎度のことながらこのページに辿り着く前に満足して力尽きてしまう。


まずは前菜のスモークサーモンから。


写真では分かりにくいが、スモークサーモンの下には薄くスライスされたキュウリが敷かれている。
サワークリームとの相性も良く、ワインが進んでしまう。


こちらはメインのグリルチキン。
少々火が通りすぎているが、粒マスタードのソースと共に美味しく頂いた。

シート自体は787と共通のものを使っているので座り心地や使い心地については全く異なる点は無かった。
しかし、機体自体が大型なのでビジネスクラスのコンパートメント自体が広いこと、天上の高さもそこそこあるので2階という圧迫感もあまり感じ無かった。
何と言ってもこの機体の特徴であるラウンジスペースは利用の価値有りであった。
今回アサインされた21列目はビジネスクラスの最後列なので、その後ろに設置されているラウンジへのアクセスは良いが、ラウンジ利用客が多い時はもしかすると少々うるさいかもしれない。

1 Trackback / Pingback

  1. カタール航空ビジネスクラス クウェート~ドーハ 1087便 A350 (2017/08) | キムラのメモ

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*


CAPTCHA



This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.