(2015/11/29記載)
2015年11月初旬、トランジットでドーハのハマド国際空港を使った際に利用した。
普段の流れでアル・ムルジャンビジネスクラスラウンジへ向かい、いつものようにラウンジ直通エスカレーターでチケット見せたところ、
「お客様はファーストクラスご搭乗なのでファーストクラスラウンジもご利用になれます」と。
先日、ドーハに出張に出た際に使ったファーストクラスラウンジも良かったが、正直狭いと感じていたのでちょっと気が引けたが、話を聞くと新規オープンとか。
ということでアル・ムルジャンラウンジと反対側に位置しているファーストクラスラウンジへ向かった。
名前は失念したが、ラウンジ直通エスカレーターの入り口でチケットのチェックを受けいざ中に入ろうとすると…。
目の前に広がっているのはデューティーフリーショップ。
なんと、ラウンジの中にデューティーフリーショップが設置されている。
売られているものは全て100万円単位の高級ブランドの時計や宝飾品。
やはりファーストクラス利用客ということで、かなりバブリーな造り。
そしてラウンジ内に一歩入って驚いたのが。。。
もはや「ラウンジ」と呼べる空間ではない。
どこかの「神殿」に迷い込んだような、そんな壮大な空間。
羽田のJALファーストクラスラウンジやその他海外のファーストクラスラウンジも利用したことがあるが、やはりラウンジという事で、入口を入れば「椅子」が配され近くにお酒やおつまみなどを提供する場所があるというイメージ。
だが、このラウンジはもはやそんな次元ではない。
目の前に広がるのは広大な空間。
縦にも横にも奥にもとにかく広く、広大な空間が出迎えてくれる。
そして、利用した時間も関係しているかも知れないが、利用客よりもラウンジ担当者の数の方が圧倒的に多い状況。
聞くことによるとこのラウンジは10月22日にオープンしたてということで、配されているソファーからはまだ革の香りを感じられるほど。
ソファーもいわゆる「席」ではなく、ほぼ全てのスペースがこのようにプライベート感のある個室タイプになっている。
今回は5時間の乗り継ぎということで、まずはお酒を一杯頂こうとバーラウンジへ向かった。
セルフサービスではなく、必ずバーテンダーがサーブしてくれるスタイル。
バーコーナーでサーブされる白ワイン。
この他にもシャンパン、赤ワイン、ウィスキー等がある。
そのシャンパンも何種類かあるが、その中でも特筆すべきか「KRUG」。
まさか、このシャンパンを航空会社のラウンジで飲めるとは思っていなかった。
市販価格1本2万円弱というシャンパンがラウンジで飲める、驚き以外の何ものでもない。
バーラウンジのウェイターとお酒の種類について色々話したが、ワイン以外にもウィスキー等も充実しており、日本ウィスキーの代表格、「山崎」についてもしっかり知っていた。
聞くところによると、インドのハイグレードホテルのバーラウンジで働いていたとのことで、このラウンジがハード面だけではなくソフト面にもかなりこだわっていることを感じさせる。
そして、ダイニングコーナーも、空港内のラウンジではなく、もはや高級レストランといった雰囲気。
こちらがレストランコーナー。
バーカウンターもあり、一見すると「空港内ラウンジ」とは気付かない。
「出発・到着案内」の液晶が唯一それを感じさせる。
テーブルセッティングも日本の雰囲気とは異なりスタイリッシュ。
100席近いスペースが確保されている。
食事も利用者が取りに行くスタイルではなく、メニューを見てオーダーするレストランスタイル。
こちらがメニュー。
アラカルトでもフルコースでも料理を楽しむ事が出来る。
今回は時間が無かったのでパスタのみ注文したが、味はそこまで特筆するレベルではなかった。
どちらかというと、オーダーして出来たての食事を楽しむことが出来る、ということがメリット。
利用前は5時間のトランジットということでかなり長く感じられるのかと思ったが、実際にはあっという間であった。
むしろ、食事を食べる時間が少なくなってしまい少々もったいないと感じたほど。
ビジネスラウンジのように、ビジネスマンがパソコンを使って仕事をしながら時間を過ごすという考え方は全くなく、飛行機に乗る前に高級ホテルのレストランで食事をしてとにかく優雅に過ごす、というような雰囲気であった。
一言で言うと、「圧巻」。
とにかく中東オイルマネーの存在感を見せつけるようなとてつもないラウンジであった。
正直、ここのラウンジを使ってしまったら、日本国内のJAL・ANAファーストクラスラウンジでさえ霞んで見えてしまう。
「カタール航空 ハマド国際空港 アル・サファファーストクラスラウンジ」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます
Leave a Reply