(2016/03/04追記)
2016年2月に乗り換え時間を過ごすために再び利用した。
以前は空港内に案内表示が一切無かったが、今回はトランジットのセキュリティーチェックを過ぎた先から、ビジネスクラス利用者用のアル・ムルジャンラウンジの案内とともにファーストクラス利用者用のアル・サファラウンジの案内標識が至る所に設置されていた。
ラウンジはビジネスラウンジとは正反対の場所にある。
ラウンジへは「Al safwa」のサインに従ってエスカレーターを上る。
長いエスカレーターを登ると目の前に受付があり、航空券を提示してラウンジ内へ。
一方ラウンジ内へ足を踏み入れると、そこは別世界。
どうみてもラウンジに見えない。
この「無駄」なスペースが恐ろしいまでの優雅さを演出している。
既に一度利用しているが、やはりここのラウンジのスケールの大きさにはただただ驚くばかり。
前回はダイニングスペースと個人用に区切られたスペースのみを利用したので、今回は少々探検をしてみた。
自社便のファーストクラス利用客のみが入場を許されるラウンジとあって、そもそもの想定利用者数が少ないようで、壮大なスペースを使っているものの、ラウンジ内に設置されているソファーやプライベートスペースはさほど多くない。
が、それがこのラウンジの優雅さを更に強調している。
ただ、複数名で談笑したい場合にも対応できるよう、メインのラウンジから出た場所(レセプション左側)にソファーを設置したスペースも設けられていた。
静かに過ごしたい人はラウンジ内、賑やかに会話を楽しみながら過ごしたい場合はラウンジの外で、という配慮なのかも知れない。
ラウンジ内部には会議室スペースまであるビジネスラウンジや、家族連れ客用のファミリースペースがそれぞれラウンジ本体のスペースからしっかりと区切られた別の部屋に用意されている。
また、専用のスパもあった。
こちらはラウンジ内にあるビジネスセンター。
中には会議室やプリンター・パソコン等の設備もしっかりとある。
家族連れ用のスペース。
メインのラウンジスペースから離れた場所に設置されている。
今回は乗り継ぎ時間が7時間程あったので、清潔感やプライベート感が日本系航空会社が日本で運用しているラウンジのシャワールームとどれくらい違うかを比べる意味でもあえてこちらのシャワールームを利用してみた。
結果は大満足であった。
シャワースペースはそれぞれ完全個室になっており、個室内にトイレは無いものの、日本の空港ラウンジのシャワールームと同様に、一度使うたびに全てを清掃、タオル等も十分な数が準備されており、清潔感も申し分無しであった。
また、シャワールームへ案内される際に、「ご利用前にこちらに準備さたものをチェック頂き、足りないものはなんでもお申し付け下さい」という気の使いよう。
今回利用したシャワールーム。
日本の航空会社のシャワールーム並のクオリティー。
髭剃りを除く基本的なアメニティー(シャンプー・リンス・ボディーローション)は全て準備されていたが、ドライヤーが無かったので伝えるとすぐに準備してくれた。
タオルも大小それぞれ常備。
ホテルのバスルーム並の充実ぶり。
ただ、設置されているコンセントが全て中東仕様のものでインターナショナルタイプではないのが少々物足りなかった。
シャワー利用中に携帯の充電をしようとしたのだが、そんな時の為に変換アダプタは常に常備しておきたい。
長時間のフライトの疲れを流した後、喉の渇きを癒す為にバーカウンターへ直行。
世界各国の色々なお酒が並ぶバーカウンタでKURGをオーダー。
シャンパンも何種類かあるので、「KRUG」と銘柄指定で注文しないと他のものをサーブされる事があるので注意。
早朝(5時頃)ながら、バーカウンターでKRUGと共にナッツを頂く。
その後は前回同様にオットマンが配置されたプライベートスペースで作業をしながら、バーカウンターでサーブしてもらったKRUGを頂いたが、航空会社のラウンジでKRUGが飲めるのは本当に有難い。
前回は何も勝手がわからなかった為、タイムオーバーとなり単品のパスタのみの注文となったのが、どうやら11時を過ぎるとレストランコーナーで提供されるメニューがランチメニューへ変更となる模様。
今回は11時からレストランスペースの席に座ってKRUGで喉を潤しながらメニューを選んだ。
それにしてもこのスペースの使い方は「レストラン」でもしないほど優雅この上なし。
提供されたランチメニューを見てオーダーするメニューを検討。
その気になればサラダ・スープとメインコースを選び、デザートまで食べてフルコースを楽しめるが、12時前にはラウンジを出なければならなかったので、メインコースからラムチョップを選択し1品だけを楽しむ事にした。
「お時間を20分程度頂きます」と言われ、まずはパンが提供された。
今回はメインだけの注文だが、しっかりとパン等がサーブされる。
ここでもやはりKRUGを頂く。
その後、約15分でメインコースが提供された。
パンも提供されるので、単品でも立派なカジュアルランチになる。
時間があればスープやサラダ等も注文したいところ。
小ぶりのラムチョップが3本、かぼちゃのペーストとマッシュポテト、温野菜が盛りつけられたお皿は程よいボリューム感。
味は感動するほどのものではなかったが、何と言っても空港内のラウンジでレストランスタイルで食事を注文し楽しめる事が最大のメリット。
本当はオーストラリアのシラーズあたりと合わせて食べたかったが、ここはやはりKRUGと共にラムチョップを楽しんだ。
今回は前回よりも長い約7時間の滞在であったが、過ぎてみるとあっという間に終了してしまった。
なお、乗り継ぎ便の都合なのか、このラウンジは朝5時~7時位までは比較的混雑(と言っても20名程度の利用)しており、その後10時頃まではほぼ貸し切り状態であった。
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