(2020/02/12記載)
※本レビューは「シート・設備編」と「機内食・ワイン編」に分けて掲載します。
2019年11月下旬に成田からハノイに行く際に利用した。
ここ1年程度、日本航空の国際線を利用していなかったことと、2019/10に成田空港の日本航空ファーストクラスラウンジがリニューアルしたこともあって、お手軽に行ける海外かつビジネスクラス利用のツアーを探していたところ、ホテル付きで11万円程度で出ているの発見。
ただ、ビジネスクラスとはいえシンガポールのように「スカイスイートⅢ」機材だとビジネスクラスでもあまり魅力はないので「スカイスイート」機材なのかを確認したところ、ハノイ線はジャカルタ線と同様に「スカイスイート」機材のよう。
復路の機体も往路の成田~ハノイ便同様にB787のスカイスイート仕様。
機内に入ると、全席独立した半個室状のシートが出迎えてくれる。
シート配列は2-2-2ながら、スタッガード配列なので全席通路へダイレクトアクセスが可能な作りは特に欧米線の長距離路線ではありがたい。
中央2席はほぼ真横に2席配列されているので、隣同士で会話をしたい夫婦やカップルなどでの利用に向いているが、友人との移動や1人での移動の際には窓側2席が間違いなくオススメシート。
今回はハノイ~成田便も往路同様に窓側から2席を確保した。
やはりこの席の窓側の個室感は半端ない。
また、席が若干前後して配されているので、中央のデバイダーを上げなくともある程度のプライバシーは確保される。
そして隣同士で会話をしたい時でもデバイダー側にちょっと顔を出せば無理なく会話できるところも非常にありがたい。
こちらは窓側席(A・K)へアクセスする際の通路。
ちょっとした物置もあるのでお世辞にも広い通路ではないが、全席通路ダイレクトアクセスというのは非常にありがたい。
この便は深夜発かつ中距離便ということもあり、食事は到着前の朝食のみが提供される。
それもあってか、搭乗時に朝食利用の有無及び和食か洋食かを事前にこちらの用紙で確認される。
出発後は飲み物の提供はあるが、基本的には深夜便ということもあり消灯される。
ハノイ~成田は5時間程度のフライトながら、到着が朝なので時間帯によっては窓の外には朝焼けがみられる。
この日はちょうど朝日が望める席であったので窓の外には雲海に反射する朝焼けを見ることが出来た。
窓側でなくとも、通路側の席でもデバイダーを下ろしておけばこのような景色を見ることが出来る。
やはり窓3枚分のシートピッチは非常に優雅に過ごすことが出来る。
ジェット気流の影響で往路より復路の方が圧倒的に短時間で到着してしまうため、ただでさえ短いハノイ~成田間のフライトが5時間程度と、もはや折角のスカイスイートを優雅に楽しむ時間すらないのが惜しいところ。
とはいえ、中距離アジア線ながら低価格でスカイスイートを楽しめるこの路線は非常に貴重。
欧米線のスカイスイートは安くても数十万円という金額なのでそう簡単には乗れないが、こちらであれば少し背伸びをすれば快適なスカイスイートを楽しむことが出来る。
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