日本航空 ノイバイ国際空港NIAビジネスラウンジ (2019/12)



(2020/01/07記載)
2019年11月下旬にハノイを訪れた際の帰りに立ち寄った。


ノイバイ国際空港には日本航空のラウンジはなく、提携ラウンジが2か所準備されている。
日本のラウンジとは異なり、ラウンジを利用するにはチェックイン時に渡される「ラウンジ券」を利用するラウンジで渡す必要があるので、残念ながらラウンジのハシゴは出来ない。

ラウンジ券にも記載があるが、「NIAビジネスクラスラウンジ」か「ソンホンラウンジ」のいずれかが利用可能という事で、色々悩んだ結果、今回は「NIAビジネスクラスラウンジ」を利用することにした。


「NIAビジネスクラスラウンジ」は保安検査場を抜けて右側にあるとの事で向かったが、成田空港のように保安検査場を抜けてかなりの距離を歩くのではなく、ものの20メートル程度で到着。
なお、「ソンホンラウンジ」は左側となる。
ラウンジに向かうエスカレータ手前には利用可能な航空会社の社名が表示されている。
アライアンスお構いなしの各社入り乱れという状況。

また、ノイバイ国際空港は出国審査の直後に保安検査場があるが、ここがかなりの大混雑。
出国審査場を抜けると左右に列が分かれているのだが、我々が到着した22時過ぎはチェックインが集中するのか、双方の検査場ともに100人以上の長蛇の列。
抜けるのに30分程度はかかりそうな雰囲気であった。
ただし、ビジネスクラス以上を利用する場合は、向かって左側にある専用の入口からショートカットして保安検査を抜けることが可能。
こちらは航空会社の会員ステータスではなく利用クラスで判断されるので上級会員でもエコノミー利用時は使えない。


さて、エスカレーターを上がると目の前には「NIAビジネスクラスラウンジ」の立派な看板が見える。


こちらがラウンジの入口。
中に入りチェックインを済ますが、やはりここでラウンジ券は回収されてしまう。

さて、ラウンジ室内だが、天井も高く特に個室で仕切るような造りではなく開放感はある。
が、一方でゆったり過ごすという場所ではなく、文字通り「ラウンジ」という感じで、おつまみを食べながら席についてフライトの時間まで休む、というような雰囲気。


チェックインを済ませる目の前は通路になっており比較的ゆったりとした空間の使い方をしている。

今回は深夜0時のフライトであったので22時頃に到着したが、出発便が混雑している時間帯なのか、ラウンジ内は7割程度の利用率。
空席はそれなりにあるのだが、ほぼ全ての席が4人掛けのボックスシートのような配置なので、誰も利用していない場所を探すのに少し苦労する。


さてラウンジ内の座席配置だが、通路の窓寄りにはラウンジスペースが置かれており、ゆったりとした1人掛けのソファーが配されてはいるが、見た目でもわかる通り窮屈間がある。

ラウンジ内を右側の奥に進んでいくと軽食コーナーとダイニングコーナーがある。


軽食コーナーは比較的種類が豊富。
温菜・冷菜共に10種類弱が提供されている。


また、ベトナムらしく生春巻きもあるが、その横には日本人向けの海苔巻きや韓国人向けのキンパもあり、メインのラウンジ利用客の国籍感が分かる。


こちらがダイニングエリアのテーブル。
ソファーエリアと同様に1人掛けのゆったりとした椅子と共にダイニングテーブルも準備されている。
が、やはりこちらも配置にはかなりの窮屈感がある。


また、ダイニングコーナー内の一番奥の席は窓に面しており、空港内を見渡すことが出来る。
1,2名程度の利用であればこちらの席も見晴らしがよくオススメ。

今回は夕食を既に済ませてきており、ラウンジ内の食事もあまりめぼしいものがなかったので食べるつもりはなかったのだが、ライブクッキングコーナーにフォーがあったので思わず注文。


注文すると、あらかじめフォーの入っている丼に具材とスープを注いで提供してくれるタイプ。


ライブクッキングコーナーは写真左側奥にあり若干わかりにくいが、この花が飾ってるカウンターまで行ってキョロキョロすればすぐに見つけられる。


なお、こちらのカウンターではアルコールも提供されている。
アルコール類はライブクッキングコーナー同様に注文して提供してもらうスタイル。
赤ワイン・白ワイン、ウィスキー、日本酒など、一通りのアルコール類は揃っているが、レベル正直そこまで高くない。


ビールを含むソフトドリンクはダイニングエリアにある冷蔵庫から各自持っていくセルフサービススタイル。
ビールは定番の「ビアハノイ」の他に「333(バーバーバー)」の2種類が提供されている。


折角なのでライブクッキングコーナーで注文したフォーに333ビールを合わせてコテコテのベトナムスタイルの食事を頂くことに。
牛肉は中華系の香辛料でしっかりと味付けされており、その味わいがスープに溶け出しなかなかの味。
ベトナムビールと合わせて頂き、最後のベトナム食を満喫してラウンジを後にした。

ラウンジの設備としては悪くなく、ゆったりと過ごせるという点では満足度は非常に高い。
ただ、席の配置が基本的に4人のボックスタイプとなっていたり、大きなソファーや椅子を入れているが、それがかえって窮屈感となって感じられたりするのが少々残念。
また、食事やアルコールのレベルはそこまで高くないので、フライトの時間帯によっては市内でしっかりと美味しいものを食べてから、搭乗前の時間を潰す感覚でラウンジを利用するのが良いかも知れない。

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