成田空港国際線PREMIER LOUNGE (2019/02)



(2019/02/27記載)
2019年2月下旬、所要でクウェートに行く際に利用した。
エティハド航空はアライアンスに入っていないため、その時々によって使えるラウンジが異なり、以前は悪評の高かった「成田トラベルラウンジ」が指定ラウンジであった。
実は「ANA Lounge」も使えるのだが、エティハド航空の使用スポットからはかなり離れているため、あまり積極的には案内していないが実態。

今回もそのつもりでチェックイン時に確認をすると案の定「ラウンジまでかなり距離がありますが」という前置きと共にANA Loungeを案内された。
出国審査を終えていざANA Loungeに向かおうとするも、手元のラウンジ券を見て指定ラウンジが「成田トラベルラウンジ」ではないことに初めて気づいた。


こちらがそのinvitation card。
記載されているのは「Narita Premier Lounge」。
以前のトラベルラウンジの事もあるので行く前に一旦情報を収集してみると、2018年7月にオープンしたラウンジのよう。
運営は航空会社ではなく成田空港が行うラウンジで、もともとはデルタ航空のラウンジがあった場所を利用しているとのこと。
また、広さの割には座席数が少なく設定されているようで、もしかするとゆったり過ごせるのかな、という淡い期待を抱きつつ折角なので行ってみることにした。


カードに記載されている案内をもとに歩いていくと、ロビーの一角に「NRRITA PREMIER LOUNGE」と書かれたエリアがある。
そのエレベーターに乗って2Fまで向かう。


エレベーターを降りると目の間にはガラス張りの入口があり、そこを進み受付を済ませる。


こちらはラウンジ入口付近から撮影したもの。
内装は決して豪華ではなく、シンプルでモダンにまとめられている印象を受ける。


また、ラウンジ入口すぐ右手にはひな人形が飾られていた。
今はひな祭りの時期という事でひな人形なのかもしれないが、もしかするとその季節を代表する日本の文化に関連するものが飾られるスペースかも知れない。

さてラウンジ内だが、用途に応じて色々は席が配置されており、その配置方法も決して窮屈さを感じるものではない。


こちらは壁際にある1人用のソファー。
とりあえずソファーを置いたという感じもしなくもないが、一人でのんびり過ごしたいときには良いかも知れない。


こちらは窓側に面したエリア。
ソファーは1人掛けだが、向かい合わせに置かれていることもあり、家族や友人など、複数名でゆっくり過ごすせるエリア。


窓際にはPC等で作業が出来るカウンター席が、そしてその後ろには一人で軽く飲食しながらくつろげるソファーが配置されている。


その後ろ、ラウンジ中央のスペースは一段高くなっており、このエリアは洗練されたテーブルや椅子などが配置されており、ワンランク上のイメージすら感じさせる。
写真にも写っているが、このエリアの調度品はイタリアの高級家具メーカーである「Cassina」社のものを配置している。


ラウンジというよりも家具の展示スペースのような印象で、ここに座っていいのかすら少々迷ってしまう。


他にもいわゆる「ラウンジ」という印象のあるエリアも設置されている。


また、シャワールームも完備しているので、夏季の移動や会社から直行で空港に来た際でも安心して長時間のフライトに臨むことが出来そう。


そしてこちらはダイニングエリア。
効率よく配置されたカウンター席やテーブル席でラウンジ内の食事を食べたり作業を行ったりすることが出来る。
こちらのエリアのすぐ近くには軽食や飲み物が準備された場所がある。


こちらは軽食。
航空会社系のラウンジと比較すると若干見劣りはするものの、サラダ・フルーツ・パン・生ハム・チーズ・スイーツ等一通りは準備されている。
また、小ぶりの握りや稲荷ずしも提供されている。


他にもつくね・チャーハン・チキンカツ・ミーゴレン等の料理も提供されている。


こちらはバーコーナー。
他ラウンジとは違い、ワインサーバーでの提供となっている。
またエノテカのセレクションという事で、おおよそ2000円程度までのワインが提供されている。
ただ、赤白それぞれ4種類ずつの提供と、提供されている種類に関しては航空会社のラウンジよりも多く、差別化が図られていることが良くわかる。


こちらはその他のお酒。
泡もエノテカセレクションのものが2種類、ウイスキーもしっかりと準備されている。
また、写真には取らなかったがビールは瓶ビールとサーバーでも提供されている。


日本酒は「甲子政宗」と「長命泉」の2種類が提供されている。
両方とも千葉県産のものにこだわっての提供。
その他には宝酒造のスパークリング日本酒「澪」も準備されている。
比較的高めの物を種類を絞って提供する航空会社系ラウンジとはアプローチ・セレクションとは大きく異なり、見ていてなかなか面白い。


今回は機内でも食事をしっかり食べるつもりであったので、ラウンジでは軽くつまむ程度とした。


生ハムとチーズ・オリーブ、握りと稲荷をセレクトした。
種類もそれなりにあり、ラウンジ内の食事でしっかりとお腹を満たすことも出来そうな味であった。

航空会社以外が運営するラウンジに対しては若干抵抗があったが、今回こちらのラウンジを利用してその考えが変わった。
利用した時間帯が良かったのかもしれないが、とにかく利用者が少なく、ラウンジ内は混雑という印象は全くなく、むしろ自分自身の周りで人の声がすることがない程。
また、提供されている食事の種類もレベルもそれなりに高く、アルコールについては種類がとても豊富で航空会社ラウンジ以上のバリエーションがとても新鮮。
そしてラウンジから利用航空会社のスポットまでとても近いというのも非常に大きなアドバンテージ。

エティハド航空を利用する際はラウンジの選択肢としてANAラウンジもあるが、今後は間違いなくこちらのラウンジを使う事になりそう。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
日本酒「甲子 純米吟醸」

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