カタール航空 シャルルドゴール国際空港 カタール航空ビジネスラウンジ (2017/08)


(2018/03/25記載)
2017年8月下旬、パリからドーハ経由で羽田に戻る際に利用した。

カタール航空はパリ<=>ドーハを1日3便運航している。
通常、自社の拠点国以外には自社専用ラウンジを作ることは少ないが、カタール航空は一日3便を飛ばしているシャルルドゴール空港に先日専用ラウンジをオープンしたばかり。
この日は22:40発のQR040便でドーハへ向かう事になっていたので、少々早めに行ってラウンジを満喫しようと18時前に空港へ。

空港についてから思い出したのだが、通常は自社の拠点国以外はチェックイン業務を同アライアンスの航空会社に委託しているため、出発3時間前にならないと始まらない。
結局19時まで待ってからチェックイン。


ラウンジはこちらのエレベーターを使って向かう。


他の空港ではあまり聞かない「11階」にカタール航空の専用ラウンジがある。
なお、スターアライアンスはアライアンスとして同フロアにラウンジを運用している。
自社の3便だけのために専用ラウンジをオープンさせるカタール航空の気合の入れ方が半端ない。


エレベーターを降りて進むとカタール航空の看板が見える。


「カタール航空」と大きく書かれた看板がラウンジの目の前にある。


入口で受付を済ませると目の前に円形に配置された大きなスペースが現れる。
搭乗便のチェックインが始まった直後という事もあり、先客はゼロ。
ラウンジ内を優雅に歩き回ることが出来た。


その先にはゆったりと配されたソファースペース。


窓側にも同様に同じようなソファースペースがある。


その先にはダイニングコーナーもある。
流石パリ、デザインが洗練されている。


他にもパソコンが置かれたビジネスコーナーもしっかりと準備されている。


そして、さらに子供と一緒に過ごせるようなファミリースペースもある。

ここまででも十分に贅沢なラウンジだが、本当に驚いたのはこの先。
なんと、空港ラウンジながらテラス席まで備えている。


ラウンジの扉を抜けて外に出ると、オープンエアのラウンジが広がる。


セキュリティー上、ガラスが張られているが、テラス席からは空港内を見渡すこともできる。


折角なので、こちらでシャンパンを頂いて一休み。
本当に空港のラウンジなのか、もはやよくわからなくなってくる。


合わせてスープも頂いた。
こちらは「アスパラガスクリームスープ」。
テラス席で頂くシャンパンとスープはまた一味違う。

日も暮れて寒くなってきたのでラウンジの中に戻ることに。
20時過ぎになってようやくちらほらと人が入ってきた。


ラウンジのダイニングコーナーもとても洗練されている。

注文方法は半セルフ方式。
食べたい料理を選んでお願いをすると皿に取り分けてくれるスタイル。


こちらは前菜やサラダなどのコーナー。


こちらはパン等のコーナー。


そしてこちらがフルーツのコーナー。


注文をした後に席で待つが、この席もオシャレなカフェのよう。
他の国や航空会社のラウンジの雰囲気とは一味違う。

さて、前菜系の料理を注文した後に折角なのでメインの料理も注文することにした。


メインの料理はオーダー式。
この日のメニューは「ラムビリアニ」か「スパイシーチキン」。
パリではあるが、さすが中東系の航空会社。


こちらが「ラムビリアニ」。
パリで頂く中東料理はある意味新鮮。

もちろんワインもしっかりと準備されている。
品揃えは泡1・白2・赤2。


泡は定番の「ビルカール・サルモン」(市価5000円程度)。
白と赤はそれぞれフランスのものとニューワールドのものが準備されていた。
白はフランスのものがブルゴーニュの「ドメーヌ ボルジョ」。
こちらのラウンジでは「A.O.C.ブルゴーニュ」のものが提供されていたが、日本国内ではその上位の村名レベルのものしか公式流通はない。
ニューワールドはニュージーランドのソーヴィニヨンブラン、「イーランズエステート」(市価1700円程度)が提供されていた。

赤はフランスのものがサンテミリオンのグランクリュの「シャトー・ペムートン」。
こちらも白同様に日本国内の公式流通はないが、フランス国内では1500円程度で販売されているよう。
一方のニューワールドはチリの「バルディビエソ」。
こちらのワインは様々なバリエーションがあり、ラウンジて提供されていたものは日本では公式流通なし。
バルディビエソのシラーズであればこちらから購入可能。

ワインのランクはラウンジの雰囲気に比較すると少々低めという印象を受けた。

さて、その後シャワーブースもあるとの事なので見せて頂くことに。


シャワーブースというよりも、「シャワーブースも設置したトイレ」という雰囲気。
ハマド国際空港のように「シャワー部屋」があるわけではない。


ただ、しっかりとタオル等も用意されている。
清潔感については申し分なし。


準備されているアメニティーはハマド国際空港のラウンジのシャワールームと同様に「Rituals」。
シャンプーはユーカリオイルが配合されていて、長時間フライトの後に使用すると頭がすっきりして気持ちい。

1日3便だけ、しかも原則ビジネスクラス客のみが利用できるという非常に限られたニーズのためだけに、これだけゴージャスなラウンジを作ってしまうカタール航空には驚きの声しか出ない。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・白・フランス「ビルカール・サルモン」
白・ニュージーランド「イーランズエステート」

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