写楽 純米


購入場所 はせがわ酒店グランスタ東京(こちらから購入可能
購入日 2025年09月09日
購入金額(税込み) 1903円
テイスティング日 2025年09月09日

日本酒データ:

地域 福島県
タイプ 純米
使用米種 夢の香
好み度(MAX五つ星) ★★★★

コメント:
最近はよく東京に出向く機会が多く、この日も帰りに定期巡回。
ちょこちょことチェックしていることもあり、あまり変わり映えしないメンバーの中にこちらが新規で入荷。
定価で売っているのを見かけることは少ないので、久しぶりに頂いてみることにした。
色はほぼクリアだが、わずかながらグリーンのニュアンスを感じられ、輝きがあるタイプ。
粘度はかなり高く、抜栓直後からでもグラスの縁にしっかりと脚が出てゆっくりと落ちていく。
香りは芳醇という表現がまさにぴったりと言ったところ。
日本酒らしい穀類のニュアンスを感じさせながらもしっかりと熟したバナナのような吟醸香ともいえるような豊かな香りが辺りに広がる。
そのアタックは濃厚ながらもガッツリとした日本酒感はなく、むしろ甘味が口一杯に広がる。
中盤からはその濃厚でしっかりとした厚みのある旨味と甘味にフレッシュな酸のニュアンスを軽く感じる。
余韻は比較的長いく甘味がしばらくの間残るが、酸とアルコール感がキュッと余韻を引き締めてくれる。
濃厚ながらもフレッシュ感のあるバランスの良い写楽の中では通年楽しめる上品な純米酒。
<アルコール度数16%、精米歩合60%>


この日は何となくメインの和食の相性が微妙かも、ということで急遽白米を炊いてしらすなどと一緒に頂くことにした。
しらすは愛知県産のものをたっぷりと惜しみなく盛り付けたこともあり、しらすの旨味と塩分をしっかりと感じられる。
ほんのりとしたしらすの塩分と日本酒の相性は悪くはない。
もう一つは京都の「大安」の「海老山椒」。
こちらは干しエビの風味を豊かに感じられ、そこにほんのりと山椒の味わいが加わるもの。
比較的海老独特の甲殻類の香りが強いこともあり、若干日本酒の味わい負けているという感じもしなくはないが無難に合わせることはできる。
今回はガッツリ海産物、しかも比較的癖の強めな甲殻類と合わせたこともあり、相性という意味ではそこまでドンピシャではなかった。
海産物の美味しい福島県の日本酒ではあるが、イメージとしては蕎麦などと合わせてみたい味わいの日本酒であった。
<マリアージュ指数:3可もなく不可もなし>

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