日本航空ビジネスクラス シンガポール~羽田 036便 B772 (2017/10)



(2017/11/21記載)
2017年10月下旬、シンガポールから羽田に移動の際に利用した。

今回の機体は羽田からシンガポールへ移動した際と同様にスカイスイート3の座席が配置された機体。
羽田からシンガポールへの移動の際には窓側のソロシートを利用したが、この便では折角なので中央の二人掛け席を利用することにした。


まずシートの広さだが、当たり前だがソロシートと幅も長さも変わりはない。


ただ、サイドテーブルはソロシートよりもかなり狭く、ノートパソコンを1台おくので精一杯。


デバイダーを利用するとノートパソコンを置くのもかなりキツい。

また、このデバイダーは座席の間を完全に区切るのではなく、目線をさえぎる程度のもの。
見知らぬ人と利用するのは少々躊躇する感じはある。


こちらはデバイダーを使用していないときの状況。
距離はかなりあるが、普通に隣のシートが良く見える。


こちらはデバイダーを使用した状態。
普通に座っている分には顔こそ見えないが、食事等で少し顔を前に倒すとあまりデバイダーの意味をなさない。


一方、座席前後については仕切りがかなり高い位置まで設定されていることもあり個室に近い状況であった。


こちらは中央席から見たソロシート。
座席の部分のみに背の高い仕切りが設定されているのでプライベート感は比較的高い。
一方で、通路から座席へのアクセスも悪くない。


また、両座席の距離感だが、カタール航空のヘリンボーン形式の座席と比べるとかなり遠く感じる。
カタール航空のヘリンボーン形式の座席はお互いが少しだけ体を反対席側に傾けてしまえばそこまで苦労なく会話ができ、かつ中央のデバイダーを上げてしまえば完全に遮断されるが、こちらの座席はお互いが身を乗り出さないと会話もままならない。

そして一番の弊害が「両座席のフットレストが中央部分でクロスしている」点。
乗る前まではどのようにしたらクロスするのか不思議であったが、実際に乗ってみて納得。

オットマンの位置をD(左側)の席は下側、G(右側)の席は上側に設定することにより、両席のレッグスペースを座席中央部で上下にクロスさせている。
よって、フルフラットにすると、Dは座席全体が下側へ、Gは上側へ移動しフルフラットとなる。


こちらがD側のレッグスペースの状況。


そして、こちらがG側のレッグスペース。

両方の写真ともに同じ高さで撮影したものだが、D側の方はオットマンが画面中央より下、G側は画面中央より上になっている。
D側については上側の部分に、G側については下の部分にそれぞれ隣席のレッグスペースが設定されている。

文字だけで見るとさほど大きな問題はなさそうだが、実際に利用するとこれがかなりしんどい。

まずD側についてはフルフラット状態にすると地面スレスレの位置で寝ているような感覚になる。

一方のG側はノーマルの状態だとオットマンが座席より高い位置にあるので、足をオットマンに預ける姿勢自体が少々キツイ。
また、少しでもシートの背もたれを下げると自動的にシートが上にシフトするので、もしテーブルを出して足をオットマンに預けていると、太もものあたりがテーブルに当たってしまう。

それ以外は窓側のソロ席と変わらないが、中央席であっても両座席間の距離が遠く会話のしずらさを考えると、2名利用の場合でもスカイスイート3の場合はソロシートを前後で押さえたほうが良いかも知れない。
どうしても中央席を選ばざるを得ない状況であればDの方がまだマシという感じであった。

残念ながら、中央席については採算性・効率重視で考えすぎたシートだという事が利用客にかなり見えてしまうと言わざるを得ない。

さて、食事だが、離陸後しばらくすると軽食の提供があった。


こちらがメニュー。
メニューと言ってもチョイスはなく、頼むか頼まないかだけの判断。


提供された食事は本当に「軽食」という感じで、ワイン一杯に丁度良いボリュームであった。

今回は事前に各航空会社のラウンジをハシゴしたこともありお腹はそこそこ満たされていたので問題なかったが、何も食べていなければ少々物足りなさを感じてしまうものであった。
なお、提供されていたアルコール類は羽田~シンガポール便と同様であったので詳細は割愛させて頂く。(記事下部に提供銘柄及び購入先のリンクを記載)

その後ひと眠りし、到着2時間前から事前リクエストしておいた朝食が提供される。


搭乗時に各座席のサイドテーブルに予めメニューとリクエスト用紙が置いてあり、それをもとに提供された。


こちらがリクエスト用紙。
このような用紙が予めて準備されており、利用客が記入するのではなく、CAさんが直接利用客に聞き取りメモを入れる。


そしてこちらがメニュー。
和食と洋食を選ぶことが出来る。


さて、リクエストは和食であったが、ワンプレートでの提供であった。
但し、白米は羽田~シンガポール便と同様に機内で炊き上げたお米をお茶碗に盛り付けたもの。

先に利用した便でもそうであったが、このお米が機内で食べるものにしてはかなり美味しい。
料理は漬物から始まり、メインは鮭の甘塩揚げであった。
味も日本人向けにアレンジされており、ボリュームも寝起きに食べるには丁度よい。

洋食は日ごとに変更されているようで、今回はワッフルであった。
こちらは少々ボリューム抑え目であった。

夜便という事で食事の提供バランスが難しいのかもしれないが、機内食に夕食を機体すると少々肩透かしを食らう。
カンタス航空・ブリティッシュエアウェイズのラウンジも23時までは利用可能なので、事前にある程度夕食を済ませたほうが無難。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
東洋美人 純米大吟醸
シャルル エドシック ブリュット レゼルヴ
ケラーライ トラミン ピノ グリージョ 2016
ステルハイス シュナンブラン 2015
クラインザルゼ ワイナリーセレクション ピノタージュ2015
ハーン ピノノワール モントレーカウンティ2015

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