Chateau Baut Site 2005(シャトー ボー シット)


購入場所:信濃屋 馬車道店
購入金額:2980円

コメント
良く行くワインショップで、「3000円以下でしっかりとしたボルドーを飲みたい!」と言ったらオススメしてくれたもの。

調べてみると、このシャトーの所有する畑は、あの「カロン セギュール」に隣接しているとの事。
A.O.C.サンテステフの2005年というグレートヴィンテージでもあり、3000円という値段ながら勧められるがままに購入。

カベルネが60%、メルロー35%にカベルネ フランとプティ ヴェルトのセパージュ。
色は濃厚な赤紫色。反対側は全く見えないほどだが、輝きも十分にありまだまだ若々しさを感じる。

グラスに注ぐと同時に、辺り一面にチェリーの豊かで濃厚な香りが広がる。
最初は、主にカシス、加えて胡椒のような少し刺激のある香辛料の香り、そして僅かな樽香としっかりとした熟成香を感じるが、時間の経過とともにそのバランスは変わって、だんだんと熟成香が強く感じられるようになる。
心地良い熟成香と力強い果実感が同居している。

ただ、味わいは香りで受けた印象とは大違い。
熟成感はあまり感じず、口に含むと非常にフレッシュな黒いベリーやカシスの味わいが駆け抜ける。
その味わいは7年熟成とは思えないほど若々しい。
ロースト香と熟成香を感じ、余韻も非常に長い。単純に「濃い」という言葉で表すのではなく中身がしっかりと詰まった濃さ。

逆に、酸味はある程度熟成している事もあり、また、存在感のある果実感に影をひそめ、そこまで強く主張しない。
渋みも同様で、タンニンンが程良く溶け込んでおり、若いカベルネにあるようなトゲトゲしさも感じらず、落ち着いている。

ファインチーズカンパニー(イギリス)のチャイブクラッカーと合わせたが、相性は良かった。
いわゆるパリパリのクラッカーではなく、生地自体に少し粘りがあるボリューム感たっぷりのタイプのもので、その生地に練り込まれているチャイブ(西洋アサツキ)がアクセントになっている。
本来は、チーズに合わせる為のクラッカーのようだが、チーズ無しでも十分に楽しめる。

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