Amiral De Beychevelle 2008(アミラル ド ベイシュヴェル)


購入場所:信濃屋 馬車道店
購入金額:2980円

コメント
美味しそうなボルドーを探していたら、偶然特価で売っているのを発見。
今すぐ飲むのには少しもったいない気もしたが、3000円ならば勉強という意味で開けてもいいだろう!という事で購入。

言うまでもないが、このワインはサンジュリアン2級格付けの「シャトー ベイシュヴェル」のセカンドワイン。
セパージュはカベルネ53%、メルロー47%と、ほぼ半々で作られている。

ただ、色合いにはカベルネらしく赤紫色が強く出ており、その色は濃厚かつ艶やか。
ボルドー格付けに良く見られるような色合いで、飲む前から期待感が高まる。

グラスに注ぐと、辺りにはパワフルでジューシーな香りが漂う。
その香りは、一瞬嗅いだだけで、ボルドー格付けと分かるようなしっかりとした香り。
濃厚で肉厚なカシスの香りから始まり、僅かなメルローの香り、合わせてローストされた樽のニュアンスを感じるが、その全ての要素が濃い。

最初に感じられる甘みは僅かだが、とても濃厚な味わい。
すぐにそのあとにカシスのフレッシュでジューシーな味わいが凝縮されて舌に感じられる。
合わせてブラックベリーやダークチェリーのような味わいも感じその果実感には非常にしっかりとしたボディーがあり香りに負けないパワフルさも感じられる。

ただ、酸味はまだ若いせいなのか抜栓後あまり時間が経過していないせいか、少しトゲトゲしさを感じた。
個人的には前者のような気がする。

渋みは酸味に比べると、少しではあるが落ち着いた感を感じる。
カベルネらしい渋みを感じるが、比較的控えめ。樽由来のバニラ系のニュアンスも感じられ、心地よい。
とは言え、飲み頃はまだまだ先。

旨い格付けボルドーであることは間違いない。が、飲み頃はまだ2~3年は先のような感じがした。
とくに酸味と渋みについては、落ち着き始めてはいるものの、もう少し待ってから飲んだ方がより美味しく飲めると分かる味わい。

ただ、3000円で若めのしっかりとしたボルドーが飲みたい、ということであれば今飲んでもセーフ。
飲む場合は抜栓後最低でも2時間は置かないと酸味と渋みが落ち着かないので、要注意。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.

*


CAPTCHA



This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.