購入場所:信濃屋 馬車道店
購入金額:2080円
コメント:
よく行くワインショップで「これは是非飲んで下さい!」勧められて購入した1本。
少しラメ調の可愛いラベルに惹かれたのと、クリュ ブルジョワ級と言う事で試してみる事にした。
カベルネ ソーヴィニヨン 58%、メルロー 37%とカベルネ フラン 5%のセパージュ。
ボルドー左岸サンテステフらしく色は非常に濃く、反対側は全く見えないが、それでいて艶やか。
カベルネ主体だが、朱色の色合いが強く、紫色のニュアンスは軽めに感じられる。
香りには非常に力強い果実感を感じる。
フレッシュ・フルーティー・ジューシーという要素ももちろん感じられるが、それ以上に樽香から感じられる逞しさや力強さのイメージが勝る。
実際に口に含むと、方向性は香りと同じだが、若干香り負けをしているような気もしなくはない。
最初に、カシスやブラックベリーの若くシャープな果実感、プラムのニュアンスも感じられる。
アタックと柔らかさがバランス良く調整されているが、抜栓後もない為か若干物足りさも感じる。
余韻は樽由来のチョコレート香が心地良く口の中に残る。
2007という比較的若いヴィンテージながら、カドのある酸味は感じられない。
むしろ、渋みの方が強いので、その影に隠れてあまり存在感を感じない。
さすがボルドー左岸の赤、と思えるような渋み。しっかりとパンチのある渋みを感じる事が出来る。
まだカドが取れ切った状態にはなっていないものの、しっかりとパンチはあり、逆にトゲトゲしさやザラザラ感はあまり感じない。
2007年という、ボルドーとしては決して良いとは言えないヴィンテージ。
そして、格付けでもない(クリュ ブルジョワ級ではあるが)シャトーだが、さすがに村名だけあって、ベースはしっかりとしている。
2000円ちょいという価格とのバランスもよく取れている。
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