カタール航空ビジネスクラス 成田~ドーハ 807便 B772 (2017/04)



(2017/05/28追記)
2017年4月上旬、ドーハ経由でクウェートに移動する際に利用した。
今回は、事前にHP上から指定した座席だと隣席にアサイン有りであったので、成田空港でチェックイン時に「隣席のアサインが無い席」をリクエストしたところ、1列目であれば今のところ空いている、という事であったので1Fに席を変更した。

以前のレビューでも記載の通り、1列目は他の席と比較すると何かと制限やマイナス点が多いので出来れば利用したくないところであったが、隣席がいる事と天秤にかけた場合は仕方の無い選択肢であった。


今回は10席程度空席があるとのことであったが、蓋を開けてみるとそのうちの5席は1列目であった。
1列目は最終的に自分以外誰も利用しなかったこともあり、両サイドからの圧迫感はなしであった。


毎度のごとくペットボトルの有無で隣席のアサイン状況を確認。


そして搭乗後のウェルカムシャンパン。
最前列なので、サイドテーブル部分はモニターが収納されているため利用可能スペースが限られている。

さて、まずはワインリストのチェックから。


こちらが泡リスト。
前回利用時と同様にシャンパンは泡は定番の「ビルカール・サルモン」に加えてロゼシャンパンとして「ランソン」
こちらは前回利用時と変更無し、市販価格5000円程度とかなりのレベル。


白ワインも前回と同じであった。
シャルドネは「ジョゼフ・ドルーアン プイィ ヴァンゼル」。(市販価格4000円程度)
ソーヴィニヨン・ブランは安定のニュージーランド産、「バビッチ ソーヴィニヨン・ブラン ”ブラック・ラベル”」。(市販価格3000円程度)
バビッチはなかなかパワフルな味わいで、上空で味わうにはもってこいであった。


リースリングは前回から変更となっていた。
ドイツの「ゼルバッハ オスター ツェルティンガー シュロスベルグ シュペートレーゼ」(市販価格3600円程度)
フランスの赤には「シャトー・スミス・オー・ラフィット」が復活していた。


シラーズには定番のオーストラリア、前回同様に「トゥー ハンズ ワインズ ザ・ピクチャー・シリーズ エンジェルズ・シェア」(市販価格4000円程度)
もう一種類はポルトガルの「アルタノ」。
日本では余り流通していない模様。


デザートワインは前回同様に「リオン・ド・スデュイロー」。(市販価格ハーフボトルで2000円程度)
シャトー・スデュイローのセカンドワイン。


こちらは食事のメニュー。
今回は前菜として「アラビア風メッツェ」、メインコースに「牛肉の煮込み ゆず照り焼きのタレ」をオーダー。


離陸後、オーダーした内容に関わらず、まずはアペタイザーが提供される。
こちらは白ワインと共に頂いた。


しばらくしてアラビア風メッツェが提供された。
ホモスやタブーレなど、中東の雰囲気一杯の料理を頂きつつ、中東系エアラインであることを改めて認識。


その後、メインの牛肉が提供された。
ゆずの香りが効いており、洋食ながら和の趣を感じられる品であった。

食事を頂いてからしばらくワインとナッツを楽しみ、身支度を整えて就寝。


こちらのベッドメイキングは歯磨き等をする前にCAを見つけてお願いするのがスマート。
お願いしてから3分程度で仕上げてくれるので、寝支度を整えて戻ってくる頃にはベッドメイキングが終わっているはず。

その後、着陸1時間半前頃に再び起こしてもらい、定番の寿司を頂いた。


この寿司を頂いた後はしばらくは和食とはお別れ。

カタール航空のB777ビジネスクラスのシートピッチは特筆すべき広さではあるが、やはり隣席アサインの有無でプライベート感が大きく変わってしまうのが唯一の欠点。
今回もそれ嫌って1列目に移ったが、やはり「1列目であることのデメリット」を幾つか感じたのでそれを幾つか挙げてみる。

まず第一に、とにかく人通りが激しいことが挙げられる。
1列目の前の部分がギャレーになっているので、当然食事の提供等でCAの出入りが非常に多くなる。
また、機体前部にトイレが2箇所あるので、当然トイレを利用する乗客出入りも多い。

他にもテレビのサイズや靴入れスペースが無いこと、機体中央の席の上部の荷物入れが使えない(乗務員の休憩スペースになっているため)、センターコンソールに設置されている小物入れが無い等、細かい不都合点はかなりある。

しかし、一番痛いのは消灯後にギャレーから漏れる光と、壁に設置されているモニターの光が睡眠に大きな影響を与えることだと感じた。
アイマスクを持っていればそんなに大きな問題ではないが、それでも人が出入りする際にカーテンを大きく開けるとどうしてもアイマスクをしていても気になってしまう。
こちらの席はどうしても選ばざるをえない理由がない限り使うべきではないと再認識させられた。

カタール航空B777ビジネスクラス1列目の「難点」については「カタール航空ビジネスクラス クウェート~ドーハ(1073便)」および「カタール航空ビジネスクラス 成田~ドーハ 807便 B772 (2017/01)」のエントリーを参照して頂きたい。

=今回紹介したお酒は以下のリンクから購入可能です!=
泡・白・フランス「ビルカール サルモン ブリュット」
泡・ロゼ・フランス「ランソン ブリュット」
白・フランス「ジョゼフ・ドルーアン プイィ ヴァンゼル」
白・ニュージーランド「バビッチ ソーヴィニヨンブラン ”ブラック ラベル”」
白・ドイツ「ゼルバッハ オスター ツェルティンガー シュロスベルグ シュペートレーゼ」
赤・フランス「シャトー・スミス・オー・ラフィット」
赤・オーストラリア「トゥー ハンズ ワインズ ザ・ピクチャー・シリーズ エンジェルズ・シェア」
白・フランス「リオン ド スデュイロー」

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