カタール航空ビジネスクラス 成田~ドーハ 807便 B772 (2017/01)



(2017/01/28追記)
2017年1月中旬にクウェートまで移動する際に利用した。


過去のレビューでも記載しているが、B777のビジネスの座席はシートピッチは申し分ないものの、隣の席との距離感が最近のビジネスクラスの席と比較すると非常に近く、また、座席の構造上仕方ないのだが、センターコンソールを前後に共有する作りになっていることもあり、隣席のアサイン有無がフライト中の快適さにかなり影響する。


まずは搭乗後のウェルカムドリンクを頂く。
今回から提供されるアメニティーが変更となっていた。
ブランド自体はアルマーニで変わりないが、ポーチの細かい所(素材感・ジッパーの色等)がマイナーチェンジされていた。

しかし、今回は残念なことに隣がアサインされていることがチェックイン時に分かってしまい、搭乗後すぐに隣席の乗客も着席。
全ての利用客が搭乗後にCAに聞いてみると、1列目であれば空いているということであったのでお願いして移ることにした。
移った席は1Eであったが、結論としては「移る必要がなければ移りたくない席」であった。

まず、当然ではあるが、テレビは他の席と異なりセンターコンソールに収納されるタイプのため、サイズが小さいこととセンターコンソールの小物置きとして使える部分が他の席よりすくなるなる。
また、センターコンソールにテレビが収納されているため、他の座席にはあるセンターコンソール側面に作られている物置スペースも設定が無い。
加えて、センターコンソール内にあるペットボトル収納スペースの大きさも少し小さいようで、他の席では普通に収納出来る水のペットボトルがそのままでは収納出来ず、斜めにして無理くり押し込む必要がある。

他にも、手洗いが機体最前部にある関係で人の出入りが激しい事や、同じくギャレーが設置されている事が影響してCAの出入りが激しい事も挙げられる。
また、B777は最前方席の天井裏にクルーの休憩スペースが設けられていることもあって、機体中央席の天井の荷物入れが使えない事も難点。
とは言え、B777ビジネスクラスは隣席のアサインの有無がフライトに非常に大きなインパクトを与えるので、それを第一に考慮した場合には最前列への移動もやむなしと考える。

カタール航空B777ビジネスクラス1列目の「難点」については「カタール航空ビジネスクラス クウェート~ドーハ(1073便)」のエントリーを参照して頂きたい。

さて、ドリンクや料理等については前回の10月利用時と変更があったので以下追記する。


シャンパンは泡は定番の「ビルカール・サルモン」に加えてロゼシャンパンとして「ランソン」。
こちらは前回利用時と変更無し、市販価格5000円程度とかなりのレベル。


一方の、白ワインは前回と総入れ替え。
まず、シャルドネは「ジョゼフ・ドルーアン プイィ ヴァンゼル」に変更。(市販価格4000円程度)
ソーヴィニヨン・ブランは安定のニュージーランド産、「バビッチ ソーヴィニヨン・ブラン ”ブラック・ラベル”」に変更。(市販価格3000円程度)


ゲヴェルツトラミネールには「ギュスタヴ・ロレンツ」がセレクトされていた。(市販価格3500円程度)
また、フランスの赤には「ブラーヌ・カントナック」が復活していた(市販価格5000円程度)
それにしてもカタール航空のフランス赤ワインは「シャトー・スミス・オー・ラフィット」であったりこのワインであったりと、かなりの気合を感じられる。


シラーズには定番のオーストラリア、「トゥー ハンズ ワインズ ザ・ピクチャー・シリーズ エンジェルズ・シェア」(市販価格4000円程度)
こちらのワインはかなり濃厚でシラーズのパンチも効いているのだが、トゲトゲしておらずとても上品な濃厚さ。
樽香も控えめで、「しっかり主張するオーストラリアシラーズ」の印象をいい意味で変えてくれる。
また、今回は3種類目の赤がイタリアのサンジョヴェーゼに変更となっていた。


デザートワインは「リオン・ド・スデュイロー」変更となっていた。(市販価格ハーフボトルで2000円程度
シャトー・スデュイローのセカンドワイン。
とても素直なソーテルヌの甘口ワインで食事後に一人でハーフボトルを一本空けてしまった程。


こちらは食事メニュー。
今回も搭乗後の食事は洋食からチョイス、到着前には毎度のごとく握り寿司を頂くことにした。


まずはホタテのグリル。
白ワインと美味しく頂いた。


そして、前菜の照り焼きチキン。
メニューを見た時に「照り焼きチキン」の文字しか見ていなかったので気づかなかったが、実は蕎麦も盛られていて驚いた。


そしてメインの牛フィレ肉。
こちらは当然ながらブラーヌ・カントナックと合わせて頂いた。
サーブしてくれCAもワインが好きなようで「この組み合わせはバッチリですよね」と。

今回はかなり夜更かしをしてしまったためベッドメイキングはしてもらわずそのまま就寝。
その後、数時間熟睡し目覚めると着陸2時間前。


定番の握り寿司を頂いて、12時間のフライトを終えた。
やはりこのシートピッチで過ごす12時間はとても快適。
あっという間に時間が過ぎて行った。

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