YB By Yarra Burn Rose NV（ヤラバーン）

ワインデータ：

コメント：
コストコのワインコーナーを定期巡回中に見つけたもの。
通常でも968円のものが期間限定のセールで200円引きの768円ということだったのと、オーストラリアのワインなので安旨系であろうと見込んで購入してみた。
色はキレイな輝きのあるサーモンピンク。
泡はブリュット同様に豊かに湧き上がるがきめ細かいというほどではなく、ワイルド感があるもの。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁には脚が多く出る。
香りは白桃やパイナップルのような甘味が強めのニュアンスを感じさせるが、そこまでがっつりとしたものではない。
メインで感じる甘味の後ろには青りんごやグレープフルーツのような酸もわずかに感じられ、メインで感じられる甘味の香りを引き締めている。
口に含むと熟した黒ブドウのような甘味と酸味が豊かに広がり、そこに泡が舌先にしっかりとした刺激をもたらす。
その泡はグラスに注いでからもしっかりと湧き上がるが口当たりは若干ワイルド感があるもの。
中盤からはカシスのような酸味が強めの果実のニュアンスも加わり、アタックで感じられたロゼらしい甘味を爽やかに消していく。
余韻にもその酸の刺激がしばらく残り、シャープで切れのある味わいとなる。
果実感豊かな甘味とワイルドな泡の刺激を楽しめるサーモンピンクの色合いのコスパスパークリング。
＜アルコール度数12%＞

インプレッション：

この日は地元でとれたタケノコをふんだんに使った春巻と合わせてみた。
中華料理＝泡という頭があったので、自宅に在庫として持っていた泡の中でもしっかりとした味わいのこちらの泡をセレクト。
春巻は揚げたてということもあって皮はパリパリ。
餡はたっぷりのタケノコに干ししいたけや豚肉などを加えて少し濃いめに味付けをして仕上げた。
それもあり、春巻き単品でも十分に満足感のある味わい。
そのしっかりとした味わいとスパークリングの相性は予想通りかなり良い。
春巻きの油感と餡のしっかりとした味わいが泡の豊かな刺激と甘味にしっかりマッチ。
お互いに負けることなくそれぞれの味わいを主張しつつもぶつかることがない。
ロゼということでブリュットよりも甘味は強めではあるが、それもあって合わせられる料理の幅はブリュットよりも広そうな印象であった。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞