gb56 Cabernet Sauvignon 2021（グランド　バージ）

ワインデータ：

コメント：
こちらの通販サイトを見ているとブラックフライデーの特別価格で定価であれば1540円のところ920円という大特価で販売されていたので思わずポチったもののうちの1本。
色は若干赤味かかった輝きのある濃厚なブラックチェリーを思わせるもの。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁には脚が数多くみられる。
香りはかなりしっかりとしており、スワリングするとあたりにジューシーで濃厚なチェリー系の香りが広がる。
その香りは力強く、ぎゅっと濃縮されたブラックチェリーの甘味や酸味、糖度の高いレーズンのような香り、そしてほんのりと鼻の奥に抜けていくような爽やかなスパイスのニュアンスも感じられる。
アタックは比較的フレッシュな酸味が強めに主張する。
その後ろからブラックチェリーなどの黒い果実を想像させるジューシーな甘味が感じられ、しっかりとしたボディーを形成する。
終盤にはニューワールドのカベルネにしては比較的しっかりとした渋みも感じられる。
余韻はその酸味や渋みなどが比較的はっきりと感じられ、ほんのりとバニラを思わせる甘味も感じられる。
酸味と果実感を強めに感じられるライトな飲み口のニューワールドのカベルネ。
＜アルコール度数14%＞

インプレッション：

この日は自家製のローストビーフを作る予定だったのでカベルネを探したところ、一本だけ在庫があったのがこちらのワインだったので合わせてみた。
バーベキューであれば最初に炭火で回りを焼き上げたのちにアルミホイルに包んで中まで火を通して作るのだが、流石に自宅ではそうはいかず。
炭火の変わりにコンロで同様に焼き上げた後、そのまま火を消してフライパンに蓋をして燻製状態にして待つこと15分で完成。
ローズマリーの香りをまといギリギリの火加減で仕上がったローストビーフはバーベキューで仕上げたものにかなり近いクオリティー。
合わせるワインはカベルネにしては軽やかで酸味をしっかりと感じられる味わいではあるが、ローズマリーと塩コショウでシンプルに味付けしたローストビーフということもあって味わいの濃度のバランスは丁度よい。
オーストラリアのカベルネということでマッチョな味わいを想像していたが、思ったよりもフルーティー・ジューシー系であったので、定番のステーキなどと合わせてもよいが、意外とすきやきなどの料理との相性も悪くないかもしれない。
＜マリアージュ指数：3可もなく不可もなし＞