名前:だるま
場所:〒231-0041 神奈川県横浜市中区吉田町71-2 東洋吉田町ビル1F
地図はこちらからどうぞ
交通手段:横浜市営地下鉄線 桜木町駅 徒歩約4分
営業時間:17:00~23:00 毎週日曜日・祝日
また行きたい度:=☆☆☆=塊肉から都度切り出して焼くこだわりの串焼き専門店
外部リンク:だるまの公式HPへのリンク
備忘録:
(2024/12/14記載)
2024年9月下旬の平日の夕食時に訪問。
この日は関西エリアから知人が来ており野毛エリアで食事をすることになっていたものの、いわゆる野毛的なワイワイガヤガヤな雰囲気ではなく、もう少し贅沢に食事をしようということになった。
ただ、フレンチやイタリアンという感じの贅沢ではなく、野毛の香りを感じるお店という事で焼鳥系ということになり、以前から行こうと思っていてブックマークしていたこちらのお店がぴったりだったので行ってみることにした。
<お店の場所はどこ?>
場所はJR線・横浜市営地下鉄線の桜木町駅が最寄駅となる。
JR線の場合は西口出た目の前にある「野毛ちかみち」を経由、市営地下鉄利用の場合はそのまま地上に上がるコースで「出入口4」の出口を出るのが最寄り。
出口を出たら大通り(新横浜通り)を左手に見て、関内方面に進む。
そのまま道なりに進み、大岡川を超えた先の信号のある交差点(桜川橋南)を右折、そのまま30メートルほど川沿いに進むと店舗の入るビルが見えてくる。
店舗はビルの中に少し入った場所にあるため、道路側からは「だるま」の看板のみが見えるので、知らないと間違いなく通り過ぎてしまう。
なお、京浜急行線の日ノ出町駅からもアクセスは可能だが、10分少々かかるイメージ。
こちらが店舗外観。
店舗はビルの奥にあるため、道路側からは「だるま」の看板のみが見える。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は急遽前日に食事をすることが決まったためネットでの空きは少し遅めの20時半のみ。
当日は20時過ぎに店舗に到着、入れるかどうかを確認したところ、先客は2組のみで席も空いていたので、予約時間より早かったが通して頂けた。
大将に確認したところ、どうやら電話予約の方が枠があるみたいなので、ネット予約でNGでも電話で空き状況を確認した方が良さそうではあった。
店内は細長い造りになっており、焼き場を囲うようにカウンター席が8席、2名で使えるテーブル席が1席、そして小上がりスペースには2名で使える座卓が2卓とトータルキャパは20名程度のこぢんまりとしたサイズ感。
店内にはいたるところに野球選手のサインやユニフォームが飾られており、カウンターにもサインが書かれていた。
横浜スタジアムが近いこともあり、どうやら野球選手もちょこちょこと来ているよう。
こちらが店内の写真。
肩を寄せ合って食事を楽しむようなサイズ感のカウンター席となっている。
こちらが小上がりやテーブル席のスペース。
カウンター席同様にこぢんまりとしており、優雅に食事を楽しむというよりは、気心知れた仲間と美味しいものを楽しく頂くという雰囲気。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は7500円のお任せコースのみとなっており、いわゆる単品メニュー的なものは無し。
また、ドリンク類もメニューとしての用意はなく、店内にかけられている札を見てオーダーするような感じで、価格設定が分からないので、オーダーするのを少し尻ごんでしまう。
席に着くと「お任せで用意させて頂きます」と事前に案内され、ドリンクのオーダーに続いてテンポよく串メニューが提供される。
なお、日本酒はそこまで種類は豊富ではないが、富山県の「立山」、新潟県の「鄙願(ひがん)」や「麒麟山」や「花越路」などが用意されている。
特に「鄙願」はあまり手に入らない日本酒ではあるが、こちらの銘柄を飲みながら焼鳥を頂けるのはありがたい。
ただ、希少銘柄ということもあってか、「鄙願」と「花越路」は1合1500円となかなかの価格設定。
その他の日本酒は1合800円、最近は価格が高騰している国産ウィスキー(知多、白州、山崎)は1200円程度と、若干高めな価格設定という感じもしなくはない。
この日は串・小鉢・デザートが計16品提供されたコースであった。
串:はつ
串:ぼんじり
小鉢:漬物盛り合わせ
焼き物:ピーマン
小鉢:牛スジ煮込み
串:牛タン
串:ラム
串:レバー
小鉢:オクラと枝豆の冷ややっこ
小鉢:きのこバター
串:豚バラ
小鉢:千葉県「おおまさり」の茹でピーナッツ
串:手羽
小皿:牛刺し
串:和牛サーロイン
デザート:抹茶アイス
こちらが日本酒メニュー。
メニューというよりも札がかかっているだけで、特に価格も書かれていないので少々ドキドキする。
席に着くと料理はお任せになっている旨を案内され、オーダーしたドリンクが提供されコース料理が始まる。
まずは「はつ」から。
いずれの串もサイズ感は大き目、しっかりと塩が効いており比較的レアな焼き具合での提供。
はつというとコリコリとした食感というイメージがあるが、意外にも柔らかい食感。
続いて「ぼんじり」。
脂がしっかりと乗ったもので、日本酒が進む。
箸休めという感じで提供された「漬物」。
こちらは1人前で、キュウリ、長芋、白菜の3種盛りだが、それなりに量があるので、コースの一番最後まで少しずつつまんで楽しめる。
ここで野菜の焼き物「ピーマン」が提供された。
軽く味噌で味付けがされており、焦げ目はあるもののジューシーで柔らかい。
そして「牛スジ煮込み」が続いて提供された。
2~3口程度の量ではあるが、柔らかく煮込まれており、鶏肉とは違う脂感が美味しい。
ここからは一旦鶏肉から離れて「牛タン」が提供された。
牛タンというと、焼肉で提供される薄くスライスされたものを思い浮かべるが、こちらは1センチくらいあるかなり分厚いもの。
串打ちする直前に塊から切り出して準備していることもあってか、見た目によらずとても柔らかく、思いのほかしっかりとした味わい。
牛の次は「ラム肉」が提供された。
しっかりとラム独特の風味がありつつも臭みはなく、こちらも比較的レアでの提供。
続いては「牛レバー」。
こちらも串打ち直前に塊から切り出しての提供。
外側はしっかりと火が通っているが、中はレアになるかならないかのギリギリの火入具合。
ごま油を別皿で提供されるが、何もつけずに頂いても十分に美味しい。
ここで一旦箸休めの「オクラと枝豆の冷ややっこ」。
1/4丁程度の豆腐の上にはおくらやめかぶなどのネバネバ系が乗せられ、口の中をリフレッシュしてくれる。
続いても小鉢料理で「きのこバター」が提供された。
こちらはその名前の通りバターの風味がしっかりとしたもの。
一口少々のボリューム感。
ここからまた串に戻り、提供されたのは「豚バラ」。
しっかりと乗っている脂は甘味がたっぷり。
強めに効いた塩の風味が癖になる。
そしてここでまた小鉢料理へ。
ピーナッツの塩ゆでではあるが、サイズ感が半端ない。
聞いてみると千葉県産の「おおまさり」という種類を使っているとのことで、普通のピーナッツの2倍近いサイズ感。
しっかりと塩が効いており、ピーナッツの風味もかなり濃厚で酒のつまみにピッタリ。
続いては「手羽」が提供された。
こちらはカレー風味に仕上げられており、今まで提供されてきた純和風の味付けから一旦方向性が変わる。
そして続いて提供されたのは「牛刺し」。
大将がスライスした生肉を皿にのせていたので、てっきり「これからこちらの肉を焼きます」というエンタメ要素だと思っていたら、なんとそのままの提供。
しっかりと刺しの入った和牛はとにかく甘くとろけそうな味わい。
当然肉の鮮度もあるので毎回提供できるものではないとのこと。
そして料理の締めは「和牛サーロイン」。
こちらも提供直前に5キロくらいはありそうな大きな塊肉から切り出して串打ちをしての提供。
軽く醤油で味付けされた串はワサビで頂くスタイル。
普通に鉄板焼きの店で80グラムくらいのボリューム感で提供されるような感じで、もはや串料理の域を超えている。
最後は「抹茶アイスクリーム」で締め。
牛肉の濃厚な脂を洗い流してくれる。
<まとめ>
今回はお任せコース料理7500円に、瓶ビール1本と日本酒2合を頂いて、トータル金額は11500円。
金額だけ見るとちょっと高いかなという感じもするのだが、焼鳥というよりは串焼きのイメージが強く、鶏肉以外にもサーロインステーキや厚切りの牛タン串、そして牛刺しなども提供されたことと、たまたま選んだ日本酒が1合1500円という少しリッチなものだったことを考えると、コスパとしては悪くないという印象。
料理自体は串ものが8串、その他に小鉢などが提供され、ボリューム感はなかなか。
いずれの料理も大ぶりで、塩がしっかりと効いておりお酒との相性は抜群。
また、一部のメニューは焼く直前に大きな塊から切り出すというこだわりようで、全体的にレアめでの提供ということもあってか炭火で焼き上げた香ばしさよりも素材の旨味をダイレクトに味わえる。
それらの料理をタイミングよく焼き上げ、かつ絶妙な距離感でトークをして下さる大将の人柄も重要なスパイスになっていた。
日本酒についてはかなりマニアックなものと一般的なもののギャップがあったり、「串焼き」というカテゴリーなので、純粋に焼鳥だけ食べたいというと若干イメージとは異なるが、とにかく牛肉系の串のレベルはかなり高い。
煙にまみれながら上質な鶏肉も牛肉も食べてみたい!というシチュエーションにはバッチリのお店であった。
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