名前:旬菜 いまり
場所:〒604-8217 京都府京都市中京区西六角町108
地図はこちらからどうぞ
交通手段:地下鉄烏丸線 烏丸御池駅 徒歩10分
営業時間:7:30~11:00、17:30~23:00 毎週火曜日
また行きたい度:=☆☆☆=しっかりとした味わいのおばんざいや京の食材を使った和食を楽しめる隠れ家的な和食割烹居酒屋
外部リンク:旬菜 いまりの公式HPへのリンク
備忘録:
(2024/11/27記載)
2024年9月中旬の平日の夜に京都を訪れた際に利用した。
この日は事前にあまり夕食の店をチェックする時間がなく、訪問日の2日前に色々とお店をチェック。
京都には色々なグルメがあり店の選定がなかなか進まないのだが、やはり京都といえば「おばんざい」ということで、京都駅からアクセス可能な範囲で色々探し、かつ予約可能な店をチェックした結果、こちらのお店に決定。
<お店の場所はどこ?>
店舗は公共交通機関だと地下鉄烏丸線であれば烏丸御池駅、阪急京都線であれば烏丸駅からそれぞれ10分程度の場所にある。
今回は京都駅から向かったので烏丸御池駅からアクセスしたが、6番出口を出て右に進み、二つ目の信号のある交差点を右折して六角通りを2ブロック程進み緩い下り坂を進んだ先右手に店舗がある。
このエリアは良い感じで京都感のある建物が密集しており、店舗もその一つに同化するような感じとなっている。
こちらが店舗外観。
住宅街の中に普通の建物と同じような佇まいで同化しており、店舗名を書いた大きな看板も無いので知らないと見逃してしまう。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は紆余曲折あり利用の直前に予約をしたが、金曜日ではあったものの何とか予約が取れたので時間通りに来店。
店内は京都らしい細長い造りでモダンな和という雰囲気になっており、入口付近が2名と4名掛けのテーブル席、中央エリアが8席程度のカウンター席、そして一番奥が半個室的な造りとなっている。
トータルキャパは20席超程度のようで、19時の時点で8割程度が埋まっておりその後は予約客が入店するような感じであった。
一方で21時前になると予約客が帰ることもあってか当日予約無しでも入れそうではあったが、確実に入店するのであれば予約は必須という感じであった。
店舗は細長い造りとなっており、入口側からテーブル席・カウンター席・半個室席となっている。
こちらが店内中央にあるカウンター席。
京都らしくおばんざいを提供していることもあり、カウンターの上には色々な料理が乗せられている。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店はおばんざいや和食を提供するお店。
ただ、割烹のようなコースメニューはなく、メニューからアラカルトで選んでいく方式。
提供されているメニューは15種類程度あるおばんざいやお造り、揚げ物、焼き物等かなり幅広く、京野菜や京都料理を色々な日本酒と楽しみながらじっくりと食事を楽しみたいというシチュエーションにバッチリ。
また、おばんざい系については一人での来店の場合はおひとり様用として通常のボリュームより少な目に提供が可能のよう。
合わせるアルコール類はビールやワインなどももちろんあるのだが、やはり日本酒の取り揃えがなかなか豊富。
地元京都のお酒もそれなりにあるのだが、全国各地の有名酒屋の日本酒などを計20種類以上取り揃えているのも嬉しいポイント。
今回はおばんざいからは「おばんざい盛り合わせ5種(1500円)」、「鱧皮と茗荷の酢の物(600円)」をオーダー。
その他に「お造り五種盛り(980円)」、「賀茂茄子の二色田楽(900円)」、「生麩の揚げだし(780円)」、「焼きまんがんじ(800円)」、「ちりめん山椒ごはん(680円)」をオーダーした。
また、日本酒からは京都の伏見にある藤岡酒造の「蒼空 純米 美山錦(1000円)」、同じく京都の左京にある松井酒造がつくる「神楽 無濾過無加水生酒 純米大吟醸(1000円)」そして同じく京都の伏見にある齋藤酒造がつくる「酒有夢 純米吟醸生酒(1000円)」を合わせた。
料理はおばんざいだけで1段使うほど、おばんざいが豊富。
その他にもお造りや焼き物など色々な料理があり、京野菜や京都の食材が使われているのが嬉しい。
そしてこちらが冷酒メニュー。
価格としてはそこまでリーズナブルという感じではないが、これだけの種類が揃っているのは日本酒好きにはたまらない。
まずはお通しと共に日本酒が提供された。
一番最初にオーダーした「蒼空 純米 美山錦」と合わせて頂く。
こちらのお酒は以前にも飲んだ事があるのだが、ピュアでフルーティー、日本酒感少な目ながら甘味もあるとても飲みやすいタイプ。
食中酒として楽しむには最適なもの。
しばらく日本酒を楽しんでいると「おばんざい5種」が提供された。
小鉢に色とりどりのおばんざいが乗せられているが、こちらは通常メニューとして提供しているおばんざいを少なめのボリュームで楽しめる、なんとも京都らしい一品。
一番上のおばんざいから時計周りに「蓮根とセロリの金平」、「京風おから」、「無花果とほうれん草の白和え」、「南瓜鶏そぼろ煮」、「茄子のオランダ煮」であった。
続いて提供されたのが「お造り五種盛り」。
マグロ、鰆、平目、カツオ、イカの5種がしっかりとボリューム感のある厚切りでの提供。
いずれの刺身もそれぞれの魚の風味がしっかりと感じられ、京都の刺身のレベルの高さを思い知らされた。
この次に提供されたのは焼き物の「賀茂茄子の二色田楽」。
グレープフルーツくらいのサイズ感のある茄子を半分にカットして2種類の味噌と共に仕上げたもの。
香ばしくジューシーな茄子の味わいと見た目ほどは濃くなく柔らかい味わいの味噌の相性はなかなか。
そうこうしているうちに日本酒が無くなったので追加でオーダーしたのが「神楽 無濾過無加水生酒 純米大吟醸」。
思ったよりもスッキリ感がある一方でそれなりの日本酒感のあるタイプ。
ボトルのラベルが紙ではなく直接プリントされているのが新鮮。
日本酒と合わせてつまみ的な感じでオーダーしたのがこちらの「鱧皮と茗荷の酢の物」。
文字通り鱧の皮と茗荷の酢の物ではあるが、香ばしく焼き上げられ細く刻まれた鱧の皮が絶品。
日本酒と合わせれば間違いなくエンドレスで食べ続け飲み続けられる。
この後に提供されたのが「焼きまんがんじ」。
今が旬だという万願寺唐辛子とトウモロコシが香ばしく焼かれ、たっぷりの鰹節とと共に提供された。
辛味も少なく酒のつまみとしても安定の一品。
そしてこちらも京都らしいメニューの「生麩の揚げだし」。
揚げだしというと厚揚げなどを連想するが、こちらは京都らしくモチモチの生麩を使った揚げだし。
柔らかいダシ汁をしっかり吸わせて頂くと美味。
そして最後にオーダーした日本酒が「酒有夢 純米吟醸生酒」。
色々なお酒があるのだが、折角ならばという事で京都縛りでオーダー。
こちらのお酒は今回オーダーした中では一番穀類のニュアンスが強めで男らしい味わいの日本酒。
肉系や味わいのはっきりとした焼魚などと合わせるのが良さそうなイメージであった。
そして締めに「ちりめん山椒ごはん」をオーダー。
ほんのり固めに炊き上げたご飯の上にたっぷりのちりめん山椒がのせられたもの。
シンプルながら、ちりめん山椒のピリリとした山椒の味わいが癖になり、ご飯がどんどんと進んでしまう。
<まとめ>
京都訪問の2日前に空き状況からセレクトしたお店ということで少々不安ではあったが、結果としては大正解。
今回は2名で料理を7品、日本酒を3合オーダーして、トータル10000円弱と思ったよりもリーズナブルな仕上がり。
和食店ではあるが、京都らしくおばんざいが充実したお店という事もあって、ガッツリと食事をするというよりは様々な日本酒を楽しみながら色々な料理を少しずつつまむというイメージのお店であった。
その料理は京都の食材を使ったものを多く取り揃えており、一品一品がそれほどがっつりとしたボリューム感ではないこともあって一人での利用も全く問題ない。
また、料理そのものも繊細過ぎない味付けのものが多く、いわゆる京都の繊細な味付けに慣れていなくても物足りなさを感じないのも旅行者目線では嬉しいポイント。
今回オーダーした中で特に印象に残ったのが、香ばしく焼き上げられ細く刻まれた鱧の皮が絶品で日本酒と合わせれば間違いなくエンドレスで食べ続け飲み続けられる「鱧皮と茗荷の酢の物」とモチモチの生麩を使い柔らかい味わいのダシ汁をしっかり吸わせて頂く「生麩の揚げだし」の2品。
次回来店の機会があれば「土鍋ごはん」や「鯛汁煮麺」なども試してみたい。
なお、こちらのお店は完全予約制の朝食営業もしているようで、我々が食事をしている時間帯も引っ切り無しに予約の電話が鳴っていた。
夕食時間帯もそうだが、土鍋で炊き上げたご飯を提供してくれる朝食も機会があれば食べてみたい。
「旬菜 いまり」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます
Leave a Reply