名前:魚頭大熊
場所:〒780-0843 高知県高知市廿代町4-9
地図はこちらからどうぞ
交通手段:とさでん交通 蓮池町通駅 徒歩5分
営業時間:17:00~23:00 毎週日曜日
また行きたい度:=☆☆☆=地のものをふんだんに使った土佐郷土料理と高知の酒蔵の日本酒をリーズナブルに楽しめる水産会社直営のオシャレな居酒屋割烹
外部リンク:魚頭大熊の公式HPへのリンク
備忘録:
(2023/01/31記載)
2022年12月中旬の平日の夕食時に訪問。
高知を訪問するのはかなり前かから決まっていたので予め夕食のお店を予約すべく検索していると宿泊先からのアクセスも良くちょっとオシャレない居酒屋と割烹の中間のようなこちらのお店を発見。
調べてみると地元の水産会社直営のお店らしく、魚介系が美味しそうであったので事前に予約をして来店。
<お店の場所はどこ?>
場所は高知の飲食店街が多く集う「はりまや橋」エリアから少しだけ外れたところとなる。
電車での来店であれば市電(路面電車)の蓮池町通駅から徒歩5分程度、JR土讃線の高知駅からであれば10分かからない程度でアクセス可能。
蓮池町通駅からであれば下車後に交差点の角にあるセブンイレブンを右手に、線路を後ろに見てそのまま3ブロック進み、ローソンのある交差点を右折して3ブロック歩くと右手に店舗が見える。
今回は車での来店ということもあってナビに案内を任せたが特に迷う事なくたどり着くことが出来た。
なお、周辺には比較的コインパーキングが多くあるので週末のガッツリ夕食時でもない限りは駐車場難民になることは恐らくないと思われる。
こちらが店舗外観。
窓が少ない造りのお店ということと、建物や店舗の雰囲気があまり飲食店っぽくないこともあってか、外に書かれているお店の名前を確認しないとこちらが目的のお店であることが分かりにくい。
<混雑状況・店内の様子は?>
今回は平日の18時半ではあったが、人気店だと平日でも予約無しだと入れないことも多いので予めて予約をしての来店。
店内は入口で靴を脱いで入るタイプとなっており、掘りごたつ形式のボックス席やカウンター席など色々なタイプの席が用意されており様々ななシーンで使えそう。
また、お店の雰囲気もいわゆる照明を落としたムーディーな割烹という感じではないものの、木をあしらったオシャレな雰囲気になっておりカジュアルすぎないバランスの良いワンランク上の居酒屋割烹という感じになっている。
我々が来店たタイミングで店内は既に7割くらいの席が埋まっており、その後も続々と入店。
全ての客が予約持ちで、予約無しで来た4名程度のグループは満席で入店出来なかった。
やはり平日でも人気店は事前予約必須と改めて痛感した。
こちらが店内の写真。
木をベースにした落ち着いた空間は掘りごたつタイプのボックス席やテーブル席、割烹らしいカウンター席など様々なタイプの席が準備されている。
知人とのカジュアルな食事、ちょっとした接待等、様々なシチュエーションで使えそうな雰囲気。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店は魚介料理を中心として揚げ物や蕎麦系の食事など幅広いメニューに加え、高知の地のものを使った名物料理などもある。
今回は折角なので高知の名物料理を食べようということで、まず真っ先に選んだのがテッパンメニューのカツオのたたきである「とろ鰹焼切 塩たたき(1650円)」や「うつぼ唐揚げ 生にんにく仕立て(1540円)」から始まり、「鯖の棒寿司(1320円)」、「ごり唐揚げ(880円)」、「おむすび(550円)」、「四万十鶏香味焼き(990円)」、「いか下足一夜干し(660円)」、「四万十鶏竜田揚げ(900円)」、「焼きおむすび(385円)」など3名で7品程度をオーダー。
また、和食ということで飲み物は高知の地酒から「土佐鶴 特別純米豊穣(660円)」と「土佐しらぎく 無濾過 特吟(605円)」をそれぞれ1合ずつ、その他にソフトドリンクなどをオーダーした。
こちらがメニュー。
刺身、焼き物、揚げ物、寿司、ご飯ものなど幅広いメニューを取り揃えている。
そして観光客にはありがたい「土佐料理」のメニューもラインナップ。
こちらを見ればとりあえず高知名物の料理をカバー出来そう。
その他にもこの日のオススメメニューがある。
オススメメニューはその日の魚の水揚げ次第というところで、比較的魚系のメニューが多い。
そしてこちらがお酒のメニュー。
和食の店だけに、日本酒はタイプ別にそれぞれ数種類ずつラインナップ。
扱う銘柄は全て高知の酒蔵というこだわりよう。
その他にも焼酎、ウィスキー、ワインなど豊富なラインナップになっている。
席に着くと既にお通しが置かれており、まずはオーダーをしてからお通しを少しづつ頂く。
ミニ春巻きや白和えなどを一杯目としてオーダーした「土佐鶴 特別純米豊穣」と頂く。
こちらの日本酒は4号瓶で2000円程度で市販されているのでそれを1合660円で提供しているのだからかなりのコスパ。
そして名物のカツオのたたきが提供された。
オーダーしたのは塩で頂く「とろ鰹焼切 塩たたき」。
こちらで1人前、計7枚の厚切りのタタキに刻みネギやミョウガなどの薬味がたっぷり。
お値段は1650円とそれなりではあるが、このボリューム感はなかなか。
トロトロで脂ののった身と香ばしく焼き上げられた皮の部分のバランスが絶妙で、こちらはタレでなく塩で頂くこともあって魚の旨味をダイレクトに感じられる。
そしてちょっと先走ったが「おにぎり」が提供された。
大きめのものが2つ、ふんわりと握られた状態での提供。
カツオのたたきと一緒にご飯代わりに食べられてしまう。
そしてこちらも高知名物料理の「ごり唐揚げ」。
調べてみると「ごり」という魚がいるわけではなく、ハゼやカジカの仲間の稚魚の総称として呼ばれているよう。
提供された料理も小魚の唐揚げという感じで、カルシウム感がたっぷり。
更に続けて高知名物料理の「うつぼ唐揚げ 生にんにく仕立て」が提供された。
見た目はタラなどの白身魚のフライの中華仕立てだが、味わいは全く異なりワイルド。
ウツボの身は思ったよりフワフワで癖がなくタンパクである一方、皮は結構しっかりとした食感。
そこにガッツリ生ニンニクの風味を効かせてあり、日本酒というよりはビールを飲みながら味わいたい料理。
こちらは「鯖の棒寿司」。
1人前でこのボリューム感。
身は若干薄めの印象ではあるが、爽やかな柑橘系の風味が効いていてついついパクパクと食べてしまう。
「四万十鶏香味焼き」は見た目の通りガーリックチップが乗せられたワイルドなビジュアル。
ただ、シンプルに塩と胡椒で味付けられており、ぎゅっと凝縮された鶏肉の旨味をストレートに感じられる一品。
「いか下足一夜干し」は追加でオーダーした日本酒のアテとして頂いた。
一夜干しということでまだ半生感がありイカの甘味がぎゅっと凝縮されている。
追加でオーダーした「土佐しらぎく 無濾過 特吟」は程よい吟醸香と甘味を感じつつも比較的すっきりとした飲み口ということもあって食中酒にはぴったり。
一升瓶で3000円程度で流通しているもので、こちらもお店で飲むことを考えるとそこまで高いという感じではない。
そしてまだ小腹が空いていたこともあり「四万十鶏竜田揚げ」も追加でオーダー。
衣が薄めに仕上げられており、鶏肉のジューシーさと味わいをしっかりと感じられる。
慌ててかじるとアツアツの肉汁が飛び出るので要注意。
そして締めに「焼きおむすび」をオーダー。
写真ではわからないがサイズは普通のおにぎりの二倍程度とボリューム感満点。
見た目はそこまで醤油感はないが、食感はカリッとしており甘目の醤油の風味がしっかりと感じられる。
<まとめ>
今回は3名で料理を10品程度、日本酒2合にソフトドリンク3杯オーダーして計14000円程度であった。
お酒が少なめではあるが、それでも1人あたり5000円と考えるとコスパは決して悪くない。
地元の名物料理を出すお店は比較的観光客相手の所が多いような印象があったが、こちらは観光客もいるものの地元のサラリーマンなどが飲み会で使っているようなお店で、料理のレベルもなかなかのもの。
その中でもやはりカツオのたたきはマストアイテム。
特に塩で頂く「とろ鰹焼切 塩たたき」は厚く切られた鰹にたっぷりの薬味を絡ませて塩で頂く魚の旨味をダイレクトに感じられる料理。
また、ガッツリニンニクで味付けされた「うつぼ唐揚げ 生にんにく仕立て」もフワッとした身と弾力のある皮のコントラストを楽しめる料理。
お酒も日本酒は高知県の酒蔵のもののみとこだわっており、お酒好きにもオススメのオシャレな居酒屋割烹というイメージのお店であった。
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