蔵人厨 金鯱 伏見本店 (2024/05)


名前蔵人厨 金鯱 伏見本店

場所:〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄1-7-34 盛田ビル1F 盛田ビルディング
地図はこちらからどうぞ

交通手段:地下鉄東山線 伏見駅 徒歩6分

営業時間:11:30~14:30、17:00~22:30(月~土)、11:30~15:30、17:00~22:00(日) 無休

また行きたい度:=☆☆☆=愛知の地酒「金鯱」の蔵元が経営する日本酒にも食材にもこだわったオシャレで名古屋名物を楽しめる高級居酒屋

外部リンク蔵人厨 金鯱の公式HPへのリンク

備忘録

(2024/09/07記載)
2024年5月下旬の平日の夕食で利用した。
この日は所要で2週間ぶりに名古屋を訪れており夕食をする機会があったので、以前名古屋に来た際に見つけたものの満席で入れなかったこちらのお店に再チャレンジ。
今回は予定が事前に分かっていたので、前日ではあったが夕方に連絡を入れるとカウンター席ならという事で予約が出来た。
店内のスペースの割には席数が少な目なので、利用日が決まった際には早めに予約をした方が良さそうな印象であった。

<お店の場所はどこ?>
最寄駅は地下鉄線の伏見駅となる。
本来であれば7番出口を出て、右側に片側2車線道路の「広小路通」見ながら歩いていく方法が一番良いのだが、ただ、2024年5月現在、7番出口は改修工事のため閉鎖されているので、反対側の8番出口から出たうえで「広小路通」をファミリーマート側に渡り右折していく必要がある。
一つ目の信号のある交差点(広小路御園)を左折、二つ目のT字路を右折し、そのまま30メートルほど歩くと左側に店舗がある。
オシャレな外観で店舗前には「金鯱」の大きなのぼりと酒蔵を表す杉玉が置かれているので見逃すことはない。


こちらが店舗外観。
ビルの1Fに店舗は入っており、蔵のような雰囲気のあるオシャレな外観となっている。

<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日ではあるが金曜日、また時間も19時過ぎということで、前日に予約を入れての来店。
前回も金曜日に飛び込みで来たのだが、その時は19時で満席、20時半以降にならないと席が空かないという事で断念。
この日も19時台は予約で満席、20時前になるとようやくちらほらと席が空いてくるという感じであったので、金曜日であれば予約は必須という感じであった。
店内は外観同様にとてもオシャレで上品な割烹を思わせるような雰囲気。
大きな厨房を囲うようにカウンター席が10席程度、その他には掘りごたつタイプの座敷が30席程度と、店舗の面積の割にはとてもゆったりとした配席となっている。
店舗の入っているビルが「盛田ビル」ということで、こちらの日本酒の酒蔵含めた盛田グループの本社ビルとなっていることも関係あるのかも知れない。


店先の大きな冷蔵庫には店内で提供している盛田金鯱酒造の日本酒が大量に保管されている。


お酒だけでなく食材へのこだわりもかなり強いようで、店先にはその日に使われている食材が産地と共に陳列されている。


こちらが店内の雰囲気。
ゆったりとしたスペースには割烹料理店のような感じで席が配されている。


カウンター席からはその日に使う食材や調理の様子を見ることが出来る。


こちらは掘りごたつ席。
こちらも非常にゆったりとした配席となっており、とても上品な仕立てとなっている。

<オススメのメニューは?>
蔵元直営のお店ということで日本酒がメインとなり料理は普通なのかと思いながら見てみたが、いい意味で予想を裏切ってくれた。
日本酒は当然ながら「金鯱酒造」の日本酒が数多く取り揃えられており、その数は10種類を超える。
それらの日本酒は加えて利き酒セットも準備されていたりと、当然ではあるがとにかく日本酒推しが凄い。
また、「限定品」と書かれているものはやいくつかの日本酒は一般には流通していないものようでここでしか飲めない日本酒となっている。
それに合わせる食事メニューは刺身や焼き物、揚げ物などと共に、名古屋らしく味噌田楽や牛すじの土手煮なども用意されていた。
日替わりの手書きメニューにはその日に入った海の幸や新鮮な野菜などが書かれており、ここでしか味わえない日本酒と共に楽しむ事が出来る。
今回は最終的には日本酒は限定品として書かれている「純米大吟醸 紡(1380円)」、「純米吟醸 木桶仕込(1180円)」、「大吟醸 原酒 金鯱(1850円)」、「大吟醸 金紋 子乃日(1850円)」の4種類を1合ずつ楽しんだ。
それに合わせたのは「本日のお刺身3種盛り(3300円)」、「豆味噌田楽(750円)」、「アスパラ肉巻き(1680円)」、「真がこの唐揚げ(1000円)」、「味噌おでん(1550円)」の5品であった。


こちらが日本酒のメニュー。
金鯱ブランドの日本酒がずらり。
タイプ別に書いてあり、精米歩合も記載されており、日本酒にこだわりがあることが見て取れる。


こちらが日替わりメニュー。
その日に入荷した食材が産地と共に記載されている。


こちらが食事のメニュー。
居酒屋のようにメニューが豊富というわけではないが、逆にこだわりの食材を使って選び抜かれたメニューが記載されているという印象。


なお、夜はコースメニューもあるよう。

お酒をオーダーしてから数分でまずは日本酒が提供された。
その後に大きな桶の中にお通しとして10種類程度の小鉢料理が運ばれ、好きなものを選ぶというスタイルになっていた。
なお、1人で複数個選んでも良いが、その場合はその分だけチャージされるという仕組みになっているとの事。


まずは「純米大吟醸 紡」から。
オーダーした日本酒によっておちょこや徳利がそれぞれ異なり、何を飲んだか分かるようになっている。


日本酒を頂いているとお通しということで、小鉢料理がたくさん盛られた大きな桶が運ばれてきた。
見るからに日本酒のつまみになりそうなものばかり。
いくつとってもOKだが、調子に乗ってとるとその分チャージされるので要注意。


今回は胡桃の鰹節和えをセレクト。


ほんのり甘く仕上げられていることもあって、ナッツの味わいと鰹節の魚介の風味と複雑に絡みあい、日本酒にもよくマッチする。


そうこうしているとまず最初に提供されたのが「本日のお刺身3種盛り」。
この日の盛りはカツオのたたき、真鯛、ミル貝であった。
それぞれ程よく厚切りにされたものが5切れ程度盛られており、ボリューム感もしっかり。


その後に「真がこの唐揚げ」が提供された。
一口大のサイズのものがゴロゴロっと盛られている。
いわゆるカリカリに揚げた唐揚げではなく、程よく衣感を残したもの。
タコのしっとりとした食感も残っており、塩味を感じられる味わいも残っており、お酒にピッタリのつまみ。


続いては名古屋らしく味噌を使った「豆味噌田楽」を頂いた。
豆腐一丁を半分にカットしたようなサイズ感のものが4つ盛られて提供された。
たっぷりと塗られた味噌は甘味がしっかりでそこまでガッツリとした味噌感が無くマイルドな味わい。
そこにフレッシュな山椒の味わいがアクセントになり、こちらも日本酒がすすむ。


なんだかんだで日本酒が空いてしまい、「金鯱 大吟醸の原酒」をオーダー。
純米なので醸造アルコールが加えられているが、いわゆるアルコール感もなく、濃厚で甘味をしっかりと感じられるもの。
一般に出回っていないのが残念。


そして長野県産のアスパラを使った「アスパラ肉巻き」が提供された。
20センチはあろうかというしっかりとしたアスパラにベーコンが巻かれての提供だが、アスパラの繊維感は皆無。
しっかりと筋取りされており、アスパラの旨味だけをベーコンと共に味わえる上質な料理であった。


最後は、「味噌おでん」で締め。
濃厚な味噌ダレの中には玉子や豆腐、大根などの食材が浸かっており、チョコレートのような濃い茶色になっている。
一見すると濃厚な感じもあるのだが、食べてみると甘味がしっかりでそれぞれの食材の味わいも不思議とちゃんと感じられる。

<まとめ>
今回は2名で限定酒を4種類、計4合と料理を5品オーダーしてトータル19000円の仕上がり。
お店の雰囲気や使っている食材のレベル感も高いので、いわゆる居酒屋価格ではないのは当然。
また、今回頂いた日本酒はそのほとんどが一般的には市場に流通しておらず、こちらのお店でしか楽しめないもので、1合で2000円弱程度とかなり高価だったことも仕上がり額がそれなりになった理由の一つ。
ただ、こちらのお店に来たならば、やはり限定酒は飲みたいところ。
料理も日本酒にあう料理と食材が厳選されており、美味しい日本酒を飲むならば美味しい食事も楽しみたいのが本音。
その日に入荷した魚介類や野菜などを産地情報合わせて陳列していたり、名古屋らしく味噌田楽や味噌おでんなどの味噌系の料理などもあるので、落ち着いた優雅な空間で金鯱酒造の様々なお酒をゆったりと楽しみたいときに使いたいお店であった。

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蔵人厨 金鯱 伏見本店居酒屋 / 伏見駅国際センター駅大須観音駅

夜総合点★★★☆☆ 3.7

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