活魚料理 くしろまる (2024/06)


名前活魚料理 くしろまる

場所:〒085-0013 北海道釧路市栄町3-1
地図はこちらからどうぞ

交通手段:JR根室本線 釧路駅 徒歩10分

営業時間:17:00~23:00 毎週日曜日

また行きたい度:=☆☆☆=上質な食材と丁寧な仕事で新鮮な海鮮を楽しめる穴場的な和食割烹

外部リンク活魚料理 くしろまるの公式HPへのリンク

備忘録

(2024/10/18記載)
2024年6月中旬の休日の夕食に訪問。
この日は釧路に滞在することが事前に分かっていたので、少し前から夕食の店を検索。
釧路というと炉端焼きが有名なようで、実際に調べてみると確かに炉端焼きのお店が多く、かつ評価もそれなりに高そう。
ただ、今回は完全居酒屋というイメージではなく、かつ炉端焼きは匂いが付きそうというリクエストもあり、海鮮の美味しそうなお店を探していたところこちらのお店がヒット。
評価そのものは決して高いというわけではないのだが、口コミを見ると満足度は高く、あまり人に教えたくないというコメントが多かったので行ってみることにした。

<お店の場所はどこ?>
店舗は釧路駅から徒歩 程度の飲食店が集まるエリアである末広町地区にある。
駅からは駅前の大通りである「北大通」を駅を背にして南側に向かって進み、途中国道44号線と交差する交差点「北大通5」を左折するとこちらのエリアにアクセスできる。
このエリアは細い路地が東西南北に走っており、こちらのお店もその路地の中にあるので、事前に地図アプリ等で場所を確かめてからの訪問がオススメ。


こちらが店舗の写真。
建物そのものは細長く決して大きくはないのだが、店先には「くしろまる」と書かれて看板が大きく出ているので見逃すことはない。


店舗前にはその日入荷している魚や料理などが書かれた看板が置かれている。

<混雑状況・店内の様子は?>
今回は休日の18時半に利用した。
休日ということで事前に予約をしてお店に向かったが、我々が到着した時間帯には先客無し。
お店は2階建てで、1Fが調理場兼カウンター席、2Fが靴を脱いで上がるテーブル席という造り。
カウンター席は6席程度、2Fのテーブル席は6名でも使えそうなゆったりとしたテーブルを4人で使い、それが3卓の、キャパとしては20名程度のこぢんまりとした造り。
落ち着いた雰囲気の店内は地方のお店で時々見かけるような味のある雰囲気ではなく、比較的モダンな雰囲気となっている。
なお、19時くらいになると予約客やフラッと立ち寄ったような出張風のサラリーマンが入店するも、20時過ぎで店内は我々を含め3組のみ。
利用客側からすると落ち着いていてゆったりと過ごせるので良いのだが、お店的に考えると少し心配になってしまう。


1Fはカウンター席のみで、和食割烹のようなイメージ。
店内すぐには生け簀もあるのだが、この時は水も入っていない状況であった。


こちらが今回案内された半個室。
2Fは一つの部屋となっており、利用人数に応じてパーティションで区切って半個室のような感じで使える。

<オススメのメニューは?>
こちらのお店は海鮮がメインとなっている。
いわゆる居酒屋で置いてそうな唐揚げであったりポテトフライというようなメニューは無く、刺身や寿司類がメイン。
その他に釧路らしく厚岸産のカキやホッケ焼きなどもあり、酒のつまみ的なものも骨せんべいや平目皮ポン酢など、徹底的に海鮮にこだわっている。
飲み物はビールやウィスキー、焼酎など一通り揃っている。
また、和食と言えば日本酒だが、北海道の日本酒は福司の本醸造のみ。
その他、田酒や開春、紬などの北海道以外の地酒、計6種類程度が準備されている。
今回は色々と食べたかったこともあり、「刺身並盛り(2400円)」、「お任せ握り5貫(1100円)」、「ブリカマ焼き(650円)」、「平目皮ポン酢(550円)」、「だし巻き玉子(650円)」、「エビしんじょう揚げ(600円)」などをオーダー、日本酒は北海道ということもあって「福司 辛口本醸造(760円)」をセレクトした。


こちらがこの日のオススメメニュー。
その日に入荷している魚を使った刺身料理などが書かれている。


海鮮の店らしく、刺身や寿司などは充実している。


おつまみなども海鮮にこだわっており、いわゆる炭水化物的なメニューは無く、その代わりに寿司を楽しむというようなイメージ。


アルコール類はビール、ウィスキー、焼酎に加えて、日本酒も数種類準備されている。

まずはドリンクと料理を何品かオーダー、間もなくドリンクが提供された。


器類もしっかりとセッティングされており、いわゆる居酒屋というお店ではなく上質な時間を楽しめる雰囲気。


まずは「福司 辛口本醸造」を頂くが、180ccのグラスは表面張力、枡までたっぷりとこぼしての提供。


お通しはブリ(?)の煮付け。
ガッツリと醤油系のタレで煮たものではなく、程よい塩感と魚の風味を感じられるもの。


続いて提供されたのが「エビしんじょう」。
一口大のサイズ感のものが3つでの提供。
揚げたてということもあり、熱々でカリカリの食感と共に、中には荒く刻まれたエビがたっぷり


しばらくして提供されたのが「刺身並盛」。
並盛で2人前という事だが、オヒョウ、マツカワカレイ、八角、ブリ、マグロ、ヒラメなど、9種くらいと盛りだくさん。
1切れ1切れのサイズや厚みはそこまで大きくはないが、2400円でこれだけバラエティーに富んだ刺身を提供して貰えるのであれば大満足。
また、大根で器を作ったり、蝶々や鶴を切りだして飾り付けたりと、とにかく包丁の細工へのこだわりが半端ないのも魅力。


そしてこちらが「平目皮ポン酢」。
平目の皮がポン酢で和えられるほど厚いのかと思っていたのだが、これがまた思いのほか弾力がありポン酢との相性が抜群。
完全に酒のつまみであった。


続いて提供されたのが「だし巻き玉子」
フルサイズのものが1本、これで650円であれば満足。
フワフワぷりぷりに仕上げられただし巻き玉子は甘さは控えめのもの。
軽く醤油を付けて頂くととてもバランスが良い。


こちらは「ブリカマ焼き」。
一番最初にオーダーしたものの提供は最後の方だったのだが、食べてみてその理由に納得。
極力焦がさずにジューシーに仕上げてあり、表面はほんのりカリッとした食感ではあるものの、中はフワフワでとてもジューシー。
程よい塩加減とブリの旨味をたっぷりと感じられる満足度の高い一品。


そして、最後に小腹が減っていたこともあり追加で「お任せ握り5貫」をオーダー。
この日はブリ、マグロ、ヒラメ、マツカワ、カワハギであった。
いずれも大ぶりのネタがシャリを隠すような感じで主張、優しく仕上げられたシャリと共に一口で頂けるサイズ感ではあるが、ネタがしっかりと主張していることもあり、ネタの味わいをしっかりと楽しめる。

<まとめ>
今回は2名で8品、ドリンクは日本酒やビールを計4杯オーダーして約10000円という仕上がり。
金額だけ見るとリーズナブルという感じではないが、上質なネタ、こだわりの調理、そして丁寧な接客と落ち着いた雰囲気の中で地のものを楽しめるという意味では大満足であった。
いずれの料理も店主のこだわりが詰まっており美味しかったのだが、個人的には刺身がその中でも群を抜いていると感じた。
並盛り(2名用)ながら、地魚中心に9種類の刺身が盛られていることに加え、盛り付けや包丁細工などが良い意味で価格に見合ってなく、非常にリーズナブルという印象。
また、寿司も同様で、大きめのネタを惜しみなく使って提供しているにもかかわらずリーズナブルな価格設定であった。
店内も落ち着いた雰囲気でゆったりと食事が出来るので、釧路を訪れた際にはまた利用したいと思わせるお店でであった。
今回は刺身の並盛をオーダーしたが、ボリューム感はそこまで増えずによりこだわった魚介を使った「上盛り」にチャレンジしてみたい。

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活魚料理 くしろまる居酒屋 / 釧路駅

夜総合点★★★☆☆ 3.6

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