日本航空国内線ファーストクラス 羽田~那覇 921便 A350 (2024/04)



(2024/04/18記載)
2024年4月上旬の平日、那覇にへ向かう際に「当日アップグレード」にてアップグレードをして利用した。
出発時間のきっちり3時間前にサイトにアクセス、「アップグレード対象便」としてこちらのフライトが表示されたのでアップグレードを実施。
ただ、この日は羽田空港周辺が強風ということでダイヤがかなり乱れ、那覇便含めてかなりの便が欠航していたこともあり、普段は満席の那覇便ファーストクラスも2名掛けを1人で使えるような状態であった。

さて、今回はA350のファーストクラスという事で、座席は2-2-2の配列で3席、計18席の設定となっている。
シートそのもののレビューはかつて就航して間もない同型機でレビューしたものがあるのでこちらでは割愛。


普段なら必ず全席が満席になる那覇便のファーストクラスだが、この日は隣席のアサインがなく、1人で窓側席を優雅に使う事が出来た。


なお、いつの間にか空席待ち人数をアプリ上で確認出来る機能が付いていた。
「空席待ち人数照会」という部分をタップすると画面が切り替わる。


こちらの画面で、その時点でのクラス別の待ち人数を確認することが出来る。


更に、ステータス別にブレイクダウンして待ち人数を確認することも可能。

空席待ちの場合は申込をした時点でこちらのページにアクセスすることで、自分が今どのような状況で空席待ちをしているかがわかるので、わざわざ空席待ちカウンターに行かずともに搭乗便の空席待ちの可能性何となくわかるのがありがたい。

今回は夕食時間帯として以下のメニューが提供された。

アペタイザー

アサリとワカメのタブレ パセリの香りと共に
豚耳とジャガイモのマリネ 黒胡椒風味

メイン

カジキマグロのア・ラ・プロヴァンサル

パン

プチパン

デザート

浅草 壽々喜園の抹茶を使ったブランマンジェ&獺祭の酒粕香ソース


こちらの便では浅草 駒形にあるレストラン「ナベノ イズム」とコラボした夕食を提供していた。
見るからに洋の料理なので、最初の一杯はイタリアのスプマンテである「フェッラーリ オマージュ」(市価7000円程度)と合わせた。
しっかりと濃厚な飲み口の泡なので、メインの味わいにも負けずに安定して楽しむ事が出来る。

ただ、那覇線ならではの楽しみとして、日本酒はメニューに掲載されているもの以外にも常に「隠し酒」が常備されているので今回も両方とも試してみることにした。


まずオフィシャルに搭載されている(メニューに記載されている)新潟県の峰乃白梅酒造が作る「峰乃白梅 純米吟醸」から頂くことにした。
こちらは日本酒品評会で「JAL空飛ぶSAKE賞」を受賞した日本航空が推しているもののよう。
価格帯としては1600円程度のもので、個人的には正直ファーストクラスで味わえる他の日本酒のようなゴージャス感や華やかさが足りていないような気がした。


そしてもう一種類は高知県の仙頭酒造場が作る「土佐しらぎく 氷温貯蔵 純米大吟醸」(市価3600円程度)であった。
こちらは兵庫県産の山田錦を使い氷温貯蔵で半年寝かせたものとの事。
氷温貯蔵ということもあり、味わいには程よい熟成感を感じつつもフレッシュな甘味と旨味があって濃厚な味わい。

ファーストクラスはその座席も広々としており快適だが、やはり陶器の器で頂く食事とその時々によって変わるお酒のメニューを楽しむのが何とも贅沢なひととき。
ただ、伊丹線や千歳線だとサービス時間がかなり短くむしろせわしないこともあり、福岡線や那覇線で少しゆったりと時間を過ごしたいときには外せない選択肢。
那覇線は最長路線ということもあり予約時点で満席になってしまうことも多いが、15時台の便は平日であれば1、2席空いている事も多いので、3時間前ピッタリにwebからのアップグレードにチャレンジしたいところ。

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