(2024/05/17記載)
2024年1月上旬に羽田からバンコク経由でチェンマイに移動する際の復路として利用した。
羽田~バンコク間は2023年12月にも利用しているが、その時は羽田発が深夜便であったので、搭乗前は国際のファーストクラスラウンジを満喫したのちに機内では寝るだけという想定でプレミアムエコノミーで予約をしていた。
だが、出発前に来た一通のメールによりビジネスクラスへアップグレードをしてしまい、今回はそのリベンジとして日中便ではあるものの、改めてプレミアムエコノミークラスを利用してみた。
今回は時期的にもアップグレードの確率が低く、かつそもそものビジネスクラス運賃がかなり高いこともあり、往復プレミアムエコノミーでブッキング、往路はB773で復路はB789であった。
B773は各クラスの座席アレンジが1種類しかないのに対して、B789は同じ機体でもビジネスクラスがスカイスイートのものとスカイスイート3のものがあり、スカイスイート3の機体はさらに各クラスの座席数の割り振りが異なる2タイプの、計3種類がある。
今回はプレミアムエコノミーが35席配されているE91タイプの機体がアサインされた。
こちらの機体は2-3-2の配列で5列分がプレミアムエコノミークラスとして割り当てられているが、機体サイズもあってB773の2-4-2とは異なり、中間座席が3席となっている。
利用人数次第では3席の方が使い勝手が良いかも知れない。
シートそのものはB773と全く同じものでシート幅やシートピッチも同様。
シートピッチは約110センチ、シート幅は49センチ確保されており、イメージとしては国内線クラスJと国内線ファーストクラスの中間くらいの居住性が確保されている。
少なくともシートピッチについては国内線ファーストクラスに近い感覚で、前席でリクライニング機能を使われてもシートが倒れない仕組みになっているので、非常に快適に過ごせる。
なお、バルクヘッド席は窓の枚数にして2枚半程度の空間が確保されており、2名で利用すればもはや半分個室のような感覚で使う事が出来る。
こちらは中間席の窓側2席。
窓の枚数にして2枚弱という感じではあるが、それでもシートピッチは十分にあるので、足を伸ばしてゆったりと過ごすことが出来る。
座席にはノイズキャンセリング機能付きヘッドホンとアメニティーセット、そしてスリッパが用意されており、これらのグッズのお陰で機内で快適に過ごすことが出来る。
こちらが中間席の中央3席。
1人移動で真ん中の席だと流石にちょっと気分的に厳しいものはあるが、それでも前席がリクライニングしてこないことと、通路に出る際に隣席の乗客の足を跨いで移動が可能なシートピッチなのはありがたい。
リクライニングやその他シート機能の詳細については以下レビューがあるのではこちらでは割愛。
離陸してしばらくすると飲み物のサービスが開始された。
ビールやワインなど、エコノミークラスで提供されているアルコールに加えてプレミアムエコノミーでしか提供されていないスパークリングワインがあるのでこちらを頂いた。
スパークリングワインを飲んでいると昼食が提供された。
こちらが今回のメニュー。
便によっては有名店のシェフが監修した食事が提供されるが、海外発便ということもあってか通常の機内食メニューでの提供となった。
チキンと魚料理の2種類が準備されていたが、海外発便は基本的には洋食をオーダーすることにしているので、「チキンストロガノフ グリーンピースご飯添え」をオーダーした。
こちらが今回の機内食。
メインの「チキンストロガノフ グリーンピースご飯添え」に加えてサイドメニューとして「オレキエッテパスタサラダ」、「そば」、「フレッシュサラダ」、「フルーツ」の小鉢も添えられており、なかなかのボリューム感。
チキンストロガノフということで、いわゆるビーフストロガノフのチキン版という感じではあるが、やはりビーフとは違い味わいは比較的あっさり。
添えられているご飯はグリーンピースの風味ほんのりと絡んでおり、一昔前の機内食からはかなりアップグレードされているという印象。
着陸前、何となくお腹が空いたこともあり、「うどんですかい」をオーダー。
カップラーメンにして0.5杯分というサイズ感が小腹を満たすのに丁度良い。
今回は往復共にプレミアムエコノミークラスを利用したが、全く困ること無く快適に過ごす事が出来た。
何と言ってもビジネスクラスではないのにもかかわらずシートピッチが110センチというのは快適以外の何物でもない。
隣席との距離感はやはりエコノミークラスの延長線上という部分はあるにしても、一つのひじ掛けを隣席にアサインされた人ときを使いながら使うという事はせず、独立したひじ掛けがあるのはありがたい。
ただ、食事とシートがフルフラットになるかならなかの違い程度になってきたプレミアムエコノミークラスということもあり、同じ行先であっても日中便・夜行便、発着空港が羽田・成田等の微調整を行う事で、時にはビジネスクラスと金額が大差ないケースもある。
非常に魅力的なプレミアムエコノミークラスではあるが、うまく使わないと意外と高くつくこともあるので予約の際には注意が必要かも知れない。
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