日本航空プレミアムエコノミークラス 羽田~バンコク 031便 B773 (2024/01)



(2024/04/12記載)
2024年1月上旬に羽田からバンコク経由でチェンマイに移動する際に利用した。
羽田~バンコク便は2023年12月にも利用しているが、その時は深夜便であったので、搭乗前は国際のファーストクラスラウンジを満喫したのちに機内では寝るだけという想定でプレミアムエコノミーで予約をしていた。
だが、出発前に来た一通のメールによりビジネスクラスへアップグレードをしてしまい、今回はそのリベンジとして日中便ではあるものの、改めてプレミアムエコノミークラスを利用してみた。

今回はB773ということでシート配列は2-4-2で5列となっていた。
プレミアムエコノミークラスとしては40席の設定となっており、それなりに座席数は多い。
なお、B773は機体サイズもあってか配列が2-4-2だが、同じシートを使っているB789は2-3-2の配列となっている。


こちらは最前列のプレミアムエコノミークラスの座席。
左側に少しだけ写っているのが小物入れだが、シートピッチは約110センチと、国内線ファーストクラスの約140センチに迫るスペック。
なお、シート幅も49センチ確保されており、同じく国内線ファーストクラスの51センチと遜色のないもの。
フルフラットになる前の国際線ビジネスクラスとそこまで変わらない居住性であることに改めて驚かされた。


こちらは前後にシートがある座席のシートピッチ。
窓約2枚分確保されているので、最前列でなくともゆったりと過ごすことが出来る。
また、こちらのシートはリクライニング機能を使ってもシートが倒れずに前にスライドする方式になっているため、中間席であっても後席を気にすることなくリクライニングを使えるのは嬉しいポイント。
ただ、物理的にシートが倒れない分、少々背中に負担がかかり寝にくいというデメリットはある。

さて、シート周りだが、基本的にはエコノミークラスがベースとなっていることもあり、機能面はビジネスクラスのそれとは大きく異なる。


リクライニング機能は手動ではあるが、シートが後ろに倒れないリクライニングとフットレストが装備されている。
リクライニングはシートが倒れないこともあり後席に配慮する必要が無いのは非常に良いのだが、その分若干リクライニング時の姿勢が不自然という感じもある。
また、フットレストの可動範囲が少し狭く、太ももからふくらはぎを支えるのにはもう少し上まで上がって欲しいという印象。


シート幅が広く取られていることもあり、シートとシートの間にはスマホなどの小物を入れておける小物入れが設置されている。


テーブルは最前列以外は前のシートから倒して使う方式でエコノミークラスと同じもの。
ただ、テーブルサイズそのものは一回り大きく、ゆったりと使う事が出来るのはありがたい。


離陸後しばらくするとドリンクサービスが開始された。
ドリンクも食事もエコノミークラスと同じものだが、ドリンクについてはスパークリングワインと焼酎がプレミアムエコノミークラス限定で提供されるのでそちらをオーダー。
なお、おしぼりについてはビジネスクラスのものが準備されるのは何となく嬉しいポイント。


しばらくすると食事のサービスが始まるが、こちらは今回のメニュー。
日中のフライトという事で昼食が提供され、着陸の前には軽食が提供されるという流れ。


なお、そのメニューとは別に使用食材が書かれたシートも合わせて提供された。


今回は福岡のフレンチ「Syn」の大野尚斗シェフが監修したメニューのよう。
一昔前だとエコノミークラスの機内食を有名店のシェフが監修するというのは想像できない。

セレクトしたのは「とろけるチーズのドライカレー」。
ボリューム感もなかなかで、離陸前にファーストクラスラウンジでしっかりと満たされた胃袋には少々厳しいくらいの量。
メインだけでなく、サラダに加えてパントマカ、蓮根饅頭、イカ明太などのちょっとした一品も添えられておりお酒が進む。

その後は広々とした席で寛ぎながらプレミアムエコノミークラス限定のスパークリングワインなどを楽しみながら過ごしていると、あっという間に到着1時間前に。


メニュー上は「ブレッド」と記載されていたが、提供されたのは八天堂の「くりーむパン」。
こちらもビジネスクラスのおしぼりと共に提供された。

プレミアムエコノミークラスとは言え、今回利用するまではエコノミクラスが少しバージョンアップしたものという認識で、まだプレミアムエコノミークラスが設定され始めた頃は確かにその程度の差別化ではあった。
そのつもりで今回利用してみたが、食事は流石にエコノミークラスではあるものの、座席の快適性はもはやエコノミークラスではなかった。
リクライニングて手動であったり小物入れ等のパーソナルスペースこそエコノミークラスと同等ではあるが、隣席との距離感はエコノミークラスのそれとは全く異なり、国内線のクラスJをもう少し快適にしたもの。
また、シートがフルリクライニングしないものの、前後にシートがある中間席でも窮屈感はほぼ無く非常に快適に過ごせる。
デフォルトでプレミアムエコノミークラスでブッキングするとそれなりの金額感になるので、アップグレード可能なエコノミークラスでの予約か、入札アップグレード制度を使ってのアップグレードがオススメ。

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