(2024/08/24記載)
2024年3月下旬に羽田からシンガポールへ移動する際の往路として利用した。
今年は比較的国際線に乗る機会が多く、既に1月にも羽田~バンコク間ではあるが、こちらの同じ型のプレミアムエコノミーは利用したのだが、その際は予約したタイミングが遅くバルクヘッドが確保できず。
今回は比較的早めに席を予約したこともあり、バルクヘッドが確保できた。
今回はプレミアムエコながら往復共にバルクヘッドが確保できたことと、復路は深夜便で寝るだけということもあって特にアップグレードはしなかったが、毎度の如くオークション方式の有償アップグレードを促すメールが来た。
こちらの投稿ではオークションのロジックや入札金額感の詳細をキムラの実体験と共に紹介。
さて、JALのB787はその機体タイプによって各クラスの座席数や座席の世代が異なるのだが、今回アサインされたB789は同じ機体でもビジネスクラスがスカイスイートのものとスカイスイート3のものがあり、スカイスイート3の機体はさらに各クラスの座席数の割り振りが異なる2タイプの、計3種類がある。
今回は3種類の中でもプレミアムエコノミーの席数が21席と一番少なく、エコノミークラスの座席数が一番多い配されているE921タイプの機体がアサインされた。
こちらの機体は2-3-2の配列で3列分がプレミアムエコノミークラスとして割り当てられているが、機体サイズもあってB773の2-4-2とは異なり、中間座席が3席となっている。
利用人数次第では3席の方が使い勝手が良いかも知れない。
シートそのものはB773と全く同じものでシート幅やシートピッチも同様。
シートピッチは約110センチ、シート幅は49センチ確保されており、イメージとしては国内線クラスJと国内線ファーストクラスの中間くらいの居住性が確保されている。
少なくともシートピッチについては国内線ファーストクラスに近い感覚で、前席でリクライニング機能を使われてもシートが倒れない仕組みになっているので、非常に快適に過ごせる。
また、今回はバルクヘッドということもあって、窓の枚数にして2枚半程度の空間が確保されており、2名での利用であったので半分個室のような感覚で使う事が出来た。
こちらは中間席のバルクヘッド。
写真でもわかる通り、足元のスペースは非常に広く、フルリクライニングにしてもゆったりと過ごせる。
なお、リクライニングは手動。
当然のことながら細かい設定は出来ず、背もたれとフットレストのみがリクライニング可能。
リクライニングやその他シート機能の詳細については以下レビューがあるのではこちらでは割愛。
離陸してしばらくすると飲み物のサービスが開始された。
ビールやワインなど、エコノミークラスで提供されているアルコールに加えてプレミアムエコノミーでしか提供されていないスパークリングワインがあるのでこちらを頂いた。
スパークリングワインと共におつまみとおしぼりが提供されるが、おしぼりはビジネスクラスの物を使用している。
その後しばらくすると食事が提供されたが、今回は興味本位で「エコノミークラス機内食アップグレードサービス」を事前に予約。
それもあり、通常の機内食の提供開始前に陶器に盛られた食事が自席だけに提供されるという、なかなか目立つような形で食事を開始した。
詳細については以下の投稿を参照。
今回は往復共にプレミアムエコノミークラスを利用したが、全く困ること無く快適に過ごす事が出来た。
やはりシートピッチが110センチというのはとにかく快適で、今回は往復共にバルクヘッドということもあり、足元だけでなく前席の視界が開けているところも非常に快適。
こちらのシートはリクライニングをしても座席が後ろに倒れない仕組みになっているので中間席でも足元のスペースについては全く問題ないのだが、やはり前にシートがあるとどうしてもビジュアル的に圧迫感はある。
隣席との距離感はビジネスクラスと比較すれば窮屈ではあるが、それでも小さいながらサイドテーブルがあることによってそれぞれ独立したシートとして使えるのはありがたい。
もはやプレミアムエコとビジネスクラスとの違いは食事やアルコールのレベル感、シートがフルフラットになるかならなかの違い程度になってきたような感もあり、それもあってか同じ行先であってもプレミアムエコの需要が高くビジネスが空席だった場合は値段の違いが2~3万円というケースもよくある。
日中便・夜行便、発着空港が羽田・成田等の微調整を行って、金額的に大差ないのであれば思い切ってビジネス、という選択肢もアリかも知れない。
「日本航空プレミアムエコノミークラス 羽田~シンガポール 037便」に関連する投稿はこちらからまとめてご覧になれます
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