ヒルトン横浜宿泊記 (2023/09)=客室編=


名前ヒルトン横浜

場所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-13
地図はこちらからどうぞ

交通手段:みなとみらい線線 新高島駅 徒歩5分

また行きたい度:=☆☆☆☆=最低31平米の部屋で洗練されたゴージャス感を感じながら寛げる横浜エリア唯一のヒルトンブランドホテル

外部リンクヒルトン横浜の公式ページへのリンク

備忘録

(2023/09/26記載)
横浜エリアに唯一なかったラグジュアリー系ホテルブランドのヒルトンが2023/9/24に開業するということで、開業半年前から予約を入れた。
予約当初は開業日の9/24は満室となっていたので仕方なく翌日の9/25で予約をしたもの、ふたを開けてみると開業1か月くらい前からは開業日の9/24でもそこまで高くなく予約が出来る状況。
ただ、予約を入れていたスイートルームに次ぐ広さの部屋(リバービュールーム・高層階)はどういうわけか開業日はおろか、他の日程でも全く予約が取れなくなっており、折角なのでこちらの部屋に泊まってみたいこともあったので予約を変更せずに開業日翌日に宿泊することにした。

エグゼクティブラウンジ編のインプレはこちらで掲載。

朝食編のインプレはこちらで掲載。

こちらのホテルはデラックス(31平米)・プレミアム(39平米)の2種類がベースとなっており、それぞれ16~21階の高層階指定が出来るクラスもある。
これらに加えて3名で利用可能なファミリールーム(39平米)やエグゼクティブラウンジが使えるエグゼクティブタイプの部屋もあり、ファミリータイプを除いた全ての部屋はそれぞれツインとキングの設定がある。
また、最上位クラスとして81平米の広さがあるエグゼクティブスイートもあり、予約クラスとしては8タイプ・14種類となっている。
公式HP上にはこれらの部屋の他に今回予約していたリバービュールーム(46平米)があるのだが、確認したところこちらの部屋は数がかなり少なく、現在は一般販売しておらず、アップグレード等でのアサインのみの部屋ということであった。
実際に宿泊して確認したところ、こちらの部屋は各フロアの角部屋として1部屋しかない部屋であった。


今回はヒルトンの公式アプリ経由で予約をしていたのだが、宿泊3日前にメールでアップグレードの通知を受信。
アプリ上では当初予約していた「リバービュールーム・高層階」から「プレミアムエグゼクティブキング」への変更であったが、最終的には同じ「リバービュールーム」タイプでエグゼクティブフロアが使える部屋へのアップグレードとなった。


アプリ上でも同様の変更がされていた。


そして宿泊前日にはアプリ経由でのチェックインも可能となった。
ただ、ヒルトン横浜は開業翌日時点ではまだアプリ経由でのチェックインができないとのこと。


アプリ上でも無償アップグレードがされていることを確認。


手続きを進めていくと、アップグレード対象となった客室グレードの中でも好きなフロアの客室を選ぶことが出来る。
この辺りのフレキシビリティーと宿泊前日より前からアップグレードが保証されているのはマリオットボンヴェイに勝るところ。

一方で、マリオットボンヴェイのように当日客室が用意できると正式なチェックイン可能時刻より前でもチェックイン可能な旨をアプリから通知してくれる機能は無し。
よってアーリーチェックインを希望する場合は直接ホテルに電話で確認か、早めに行ってチェックイン可能かを直接確認する必要がある。
この日は開業翌日ということもあって、12時半にホテルに到着してチェックイン状況を確認してみたところNG、13時過ぎにチェックイン可能となった。
(マリオット系はアーリーチェックイン可能な時刻は休日の繁忙日でない限り、おおむね12時から13時の間と言った印象)

さて、ホテルの立地だが、こちらは交通のアクセスが良いとは少々言いにくい場所にある。
元々は「マリノスタウン」という名前のサッカー練習場があった場所で、最寄駅はみなとみらい線の新高島駅となる。
アクセスのしやすいJR線の桜木町駅や横浜駅からだとそれぞれ15分程度かかる場所となり、その点で他のみなとみらいラグジュアリーホテルには劣るが、逆に「Kアリーナ横浜」という世界最大級の音楽専用アリーナに併設する形で建てられていることもあって、そちらを利用する際の宿泊施設という意味では非常に便がよい。


こちらがホテル外観。
こちらの写真は車寄側から撮ったもの。
同じデザインの建物が2棟あるが、左側のみがヒルトン横浜の建物となっている。


こちらのドアからホテル内に入り、3Fのロビーエリアへと向かう。


こちらは夜の写真。
直線的なデザインとなっておりシャープなイメージの建物になっている。
なお、こちらは最寄駅から徒歩で来た場合の入口。


エレベーターもあるのだが、こちらの大きな階段を上がっていく。


隣接するビルとエリアを共有しているため、ラグジュアリーホテルらしい大きなエントランスは無い。


フロントは3Fとなり、車寄からは螺旋階段、もしくはエレベーターでロビー階まで上がることが出来る。


こちらがロビー階。
開業翌日ということもあり、様々な方面から届いたお祝いの花が飾られていた。


ロビーフロアは3Fということもあり眺望という視点からはそこまでではないが、逆にみなとみらいのビル群が目の前に広がるので、ある意味みなとみらいらしさは感じられる。


ロビーエリアは2フロア近くの高さがあり開放的。
黒と金、そして間接照明を使うことによりゴージャス感を出しつつも華美という雰囲気ではない。


夜になると周辺が暗くなったこともあり、黒と白、そして金の輝きが昼よりも増す。


また、バーラウンジには大きなボトルタワーがあり、煌びやかな雰囲気になっている。


さてこちらがレセプションだが、300室近くあるホテルの割にはレセプションは小さめという印象。
今回は早めの時間に来たこともあってあまり混雑はしてなかったが、チェックインが集中する時間はそれなりに混雑しそうな感じではある。

今回は予め「リバービュールーム・高層階」の部屋を予約していたが、ヒルトンゴールドメンバーの特典として最終的には同じリバービュールームのエグゼクティブラウンジが使える部屋にアップグレードされた。
アサインされたのは24階の2422号室であった。
建物が26階建てなので、かなりの高層階の部屋のアサインとなった。


3階のレセプションフロアから客室フロアへ向かえるエレベーターを使い24階まで移動。
なお、客室に向かうエレベーターは2Fまでしか行けず、車止めのある地上階へはロビーフロアでエレベーターを乗り換えるか、2Fから階段で向かうことになる。
エレベーターにはセキュリティーがかかっており、カードリーダーにカードキーをかざすと宿泊階に向かう事が可能。
ヒルトンアプリをスマホに入れている場合はスマホをデジタルキーとして使うことで宿泊フロアへアクセスすることも出来る。


エレベーターを降りると部屋に向かう廊下は落ち着いた雰囲気。
白系と黒系のコントラストを効かせた雰囲気はロビーエリアと共通。


こちらのホテルは一番シンプルな長方形の建物の両サイドに部屋がアサインされるタイプ。
建物の構造上、エレベーターホールは建物の端に設けられている。
今回アサインされた部屋はエレベーターホールと正反対の角部屋だったが、建物そのものがそこまで横長では無いこともあって、アクセス的にはそこまで不自由さは感じない。
なお、写真下側が帷子川・東京方面を臨めるリバービュー、上側がみなとみらい方面を臨める。
今回予約をした「リバービュールームは各階の角部屋1室のみとなるため、この部屋を狙っての予約は出来ないとのこと。
基本的にはアップグレード等でのアサインのみということであった。


客室に入ると、まずは目の前に踊り場的な大きなスペースが設けられている。
写真右側が水回り、奥が客室、そして左側の扉がトイレという変則的なアレンジ。
この踊り場兼水回りのスペースがかなり広く取られているのだが、何となくもったいないというような感じもしなくはない。


客室側から入口側から撮った写真。
写真奥が扉となっており、手間の右側にはクローゼットエリアまで確保されている。


クローゼットスペースの反対側には冷蔵庫やバーコーナーがある。


カウンターの上には350mlの瓶詰の水のボトル(神奈川県足柄群のミネラルウォーター)やネスプレッソのコーヒーマシーン、紅茶などが準備されている。
なお、水はお願いすれば追加で頂く事が出来る。


グラス類も充実しており、デフォルトで水用のタンブラーとステムレスのワイングラス、コーヒーセットが準備されている。


こちらが客室エリア。
46平米ということもあって、180センチのキングベッドが入り、奥にはソファーが2つとコーヒーテーブルも置かれているが、それでも十分なスペースが確保されている。


ベッド両サイドにはコンセントと充電用のUSBポートがあるのだが、USBポートはタイプCとなっている。


こちらが部屋の奥側からの写真。
50インチクラスのテレビがベッドと反対側に壁掛けで配さているので、ベッドで寛ぎながらテレビを見ることが出来る。
一方で、テレビは角度を変えられないこともあり、窓側のソファーに座って見ると若干違和感がある。


窓側にはテーブルが置かれている。
パソコンを広げて作業するには十分なスペース。
なお、壁側にコンセントが2口設けられているので、充電しながらの作業も可能。


テーブルの後ろの窓際には1人掛けのソファーとオットマン、そしてコーヒーテーブルが準備されている。
他のラグジュアリーホテルのような食事が出来るサイズ感のテーブルではないが、軽く飲んり食べたりする分には十分なサイズ感。


なお、窓は掃き出しタイプになっているので非常に開放感があり、ゆったりと過ごす事が出来る。


こちらが窓からの景色。
今回アサインされた部屋はほぼ最上階の24階ということもあり見晴らしは抜群。
今回はリバービュールームということでみなとみらいと反対側の部屋ではあるが、目の前を流れる帷子川のおかげもあり視界は開けている。
周囲にあるタワマンが横浜のみなとみらいエリアらしい雰囲気になっている。


こちらが夜の写真。
商業施設の煌びやかな感じはないが、これはこれで都心のウォーターフロントのような印象で、このエリアのホテルにはあまりない眺望。

さて、水回りだが、こちらは完全に独立したエリアとして設定されており、かつユニークな造りになっている。
なお、トイレは洗面・シャワーエリアとは反対側に個別に配されているので、2名で宿泊した際でも全く気にすること無くトイレ・シャワーをそれぞれ使う事が出来る。


こちらが洗面・シャワーエリアの写真。
白を基調としており洗練された清潔感がある。


写真のように洗面・シャワーエリアは入口入ったすぐ横にあり、見ての通り非常に開放的。
洗面エリアだけの利用であれば問題ないが、シャワー等を使う場合はこのままだと全くプライバシーを確保できない。


ただ、そこはよく出来ており、両サイドから引き戸を引くことによってこのエリアを個室にすることが出来る。


こちらが浴室エリア。
シャワーに加えてレインフォールのシャワーも準備されている。
ただ、バスタブはそこまで大きなものではなく、大人1人が普通に足を伸ばせるかどうかというサイズ感。


こちらがトイレ。
扉を開けて入る完全個室タイプ。
手洗い用の洗面台もトイレ内に設置されている。


こちらがアメニティー。
歯ブラシやボディータオル、その他にマーガレットジョセフィンの化粧品セットやマウスウォッシュ、そしてバスソルトも置かれている。


ハンドソープとボディーローションは大きなボトルタイプのものが用意されている。


シャンプー類はヒルトン系でよく見かけるJTB商事が取り扱っている「クラブツリー&イヴリン(Crabtree&Evelyn’)」のもの。
香りは外資系ラグジュアリーホテルでよく見かけるウッディー感を感じられるタイプのもの。
ただ、ウェスティンのようなシャープで洗練された香りというよりは芳醇で妖艶という表現が似合うタイプ。
爽やかなウッディー感と共にハチミツのような濃厚な香りが感じられるもので個人的にはなかなか好みなタイプであった。
シャンプー単体だと洗いあがりは若干キシみがあるが、コンディショナーも合わせて使えば全く問題なし。

2023年9月24日開業ということで翌日に宿泊したが、やはり新しいホテルということもあり部屋の設備は最新のもの、雰囲気も最近流行りの洗練されたゴージャス感を感じられるホテルであった。
部屋を含めた全体的な雰囲気はみなとみらい随一のゴージャス系ラグジュアリーホテルである「ザ カハラ ホテル&リゾート 横浜」と洗練されつつも馴染みやすい雰囲気の「ウェスティン横浜」の丁度中間という印象。
金額的にもそれらのホテルよりわずかに安い価格設定をしているような感じもあり、コスパ的には悪くないホテルであった。
ただ、アクセスに関しては正直少し難アリといったところ。
いわゆるみなとみらいエリアからは徒歩だと15分程度離れており、横浜駅界隈からもやはり15分程度と若干中途半端さはある。
一方で、「Kアリーナ横浜」という世界最大級の音楽専用アリーナは隣接しており、「アンパンマンミュージアム」へも徒歩2分程度と、目的が決まっている場合には非常に使い勝手の良いラグジュアリーホテルであった。

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