名前:あかり亭
場所: 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田7-1-12
地図はこちらからどうぞ
交通手段:各線 富士山駅 徒歩13分
営業時間:11:00~14:00 毎週月曜日
また行きたい度:=☆☆☆=薄くて巨大なかき揚げ状名物天ぷらを麺つゆ系ダシと程よいコシのうどんと共に民家の2階で頂くアットホームな吉田のうどん
外部リンク:あかり亭の食べログページへのリンク
備忘録:
(2023/11/19記載)
2023年8月下旬の昼食に利用。
最近は富士吉田エリアでの有名な地元グルメの「吉田のうどん」を定期的に訪問。
コシの強いうどんに優しい味わいの出汁とトッピングの茹でキャベツがトレードマークのうどんで、こちらの店で「吉田のうどんマップ」に掲載されている45店舗のうちの12店舗の訪問となった。
今回は昼食時間帯があまり取れないこともあり、山中湖方面からのアクセスが比較的良いお店をセレクト。
第一候補は様々なレビューで高評価をとっているお店だったのだが、平日でも恐らく混んでいることを想定してバックアップ用に近くにあったこちらの店を予め選んでおいたのだが、予想通り第一候補は平日にも関わらず駐車場が満車。
入店待ち客が10名以上、かつ駐車場待ちをしている状況だったのですぐに切り替えてこちらの店に行くことにした。
<お店の場所はどこ?>
場所は公共交通機関を使った場合は富士山駅から10分程度で行くことが出来る。
富士山駅を背にして20メートルほど進むと信号のある交差点(富士山駅前)があるのでそこで右側、国道137号線を進み三つ目の信号のある交差点(右側にあるファミリーマートが目印)を右折してなだらかな坂をそのまま上がっていく。
600メートルほど進むと右側に店舗があるのだが、店舗は横道に入った場所にあるので、路地の入口に据え付けられた青字に白抜きで書かれた「うどん」の暖簾を目印に右側に入っていく。
なお、この坂道をそのまま上がっていくと、目の前には「北口本宮富士浅間神社」の参道と鳥居が見える映えスポットになっている。
店舗は道路から一本脇道に入った奥にあるため、道路側からは全く探すことが出来ない。
唯一の目印がこちらの小さく書かれた「うどん」の文字と「あかり亭」の文字のみ。
案内に従って路地に入っていくと、50メートルほど突き当りにお店専用の駐車スペースがある。
駐車枠は特に記載されていないので駐車の際は注意が必要。
駐車場から道路側に向かって戻ると右手に民家があるが、こちらがお目当てのお店。
外観は完全に民家だが、建物の外にある「テイクアウト」の暖簾や「営業中」の看板が目印。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日の12時半過ぎではあったが、先客は2組のみ。
こちらのお店は完全に民家仕様となっており、玄関で靴を脱いで上がるタイプ。
目の前にはメニューが張り出されたカウンターがあるので、そのカウンター越しにオーダーをして代金を払ったあとでひらがな1文字が書かれた札を貰い2階への階段を上がっていく。
2階は全てが客室になっており、4名掛けのテーブル席が2席、4名で使える座卓が4席程度とトータルキャパは30名弱と言ったところ。
こちらのスペースも完全に民家の居間をそのまま使っており、「吉田のうどん」の店らしい雰囲気。
我々が入店後、後続は2~3組程度入店したが店内が満席になるようなことは無かった。
玄関をくぐるを下駄箱があり、そこで靴を脱いで建物の奥へ進んでいく。
こちらのカウンターでオーダー、代金を支払い客席のある2階へと進む。
こちらはテーブル席の部屋。
8畳ほどのサイズの部屋に4名掛けのテーブルが2席置かれている。
そしてこちらが座卓の配された部屋。
家具含めて完全に普通の民家の一室という雰囲気。
<オススメのメニューは?>
吉田のうどんの店ということで、メニューは吉田のうどんのみ。
ただ、トッピングのメニューの数が半端ない。
トッピングの組み合わせでトータル20種類ほどのメニューがあるので選ぶのが少し大変。
色々なトッピングに目移りしてしまったが、事前調べてみるとこちらの店は天ぷらがかなり大きくビジュアル的にもインパクトがあるということで、吉田のうどんの定番トッピングである馬肉時雨煮と天ぷらがセットになった「肉天うどん(700円)」をセレクト。
なお、全てのメニューは冷たいつけダレの入った器にうどんを入れた「冷やし」にすることも可能ということで、今回は「冷やし」でオーダーすることにした。
オーダーは玄関を抜けた先のカウンターでスタッフの方にしたうえで代金も先払い、ひらがな1文字が書かれた札を受けてとったうえで2階席へと進む方式になっている。
トッピングの組み合わせでかなりの種類があるので、お目当てのトッピングが入ったメニューを探してオーダー。
お店的には「ちくわ天」が推しのよう。
また、「冷やし」にした場合は胡麻がたっぷりと振りかけられるとのこと。
こちらがオーダー後に渡される謎の整理札。
通常は数字が書かれたタイプが多い中、こちらはなぜかひらがな1文字。
2階席に移動して待つこと5分程度で着丼。
こちらが「冷やし肉天うどん」。
冷やしということで、冷たいつけダレがうどんと共に器に入った状態での提供となる。
印象的なのはお皿からはみ出すように乗っているかき揚げ。
その下にはトッピングで追加下馬肉の時雨煮とゆでキャベツ、刻みにんじんがたっぷりと盛られており、冷やしの場合はそこにごまが振り掛けられる。
なお、全品漬物の小鉢がついてくる。
こちらは少し柚子の風味が効いたべったら漬けのようなもので箸休めにちょうど良いボリューム感。
まずつけダレを少し頂いてみるが、こちらはいわゆる麺つゆ系の味わい。
醤油がしっかりと効いた味わいに加えて軽く生姜の風味も感じられるもの。
味噌系の風味は感じられず、さっぱりしていて冷やしにはとてもマッチするつけダレであった。
今回セレクトしたトッピングのかき揚げは、いわゆる一般的に見る立体感があるものではなく、むしろ薄く仕上げられたもの。
一方で直径は15センチくらいとかなりのサイズ感で、玉ねぎをベースとしてネギやにんじんが入ったもの。
衣の部分はカリカリに揚げられているが、薄いこともあってか食材そのものはしっとりとした凝縮感のある食感。
また、意外と油感があるので薄くても結構満足する。
もう一つのトッピングの肉は馬肉時雨。
甘露煮みたいな味わいに仕上がっており、ご飯にかけて食べたいような味わい。
こちらもデフォルトで盛られているキャベツ同様にボリュームはなかなかのもの。
それに合わせるうどんはツルツル系のもの。
うどんそのものの太さは一般的なうどんと変わらないが平打ちタイプのもので塩味は控えめなものを使用している。
コシはガッツリという感じではなく、どちらかというとモチモチ系の印象。
程よいレベルなので最初は吉田のうどんにしては物足りないという感じだったが、食べ進めていくと食べるのにアゴが疲れない絶妙な状態に仕上がっている。
<まとめ>
民家の2階というある意味究極の「自宅の居間感」を味わえるお店だが、うどんそのものも中々の味わい。
今回オーダーした「冷やし肉天うどん」で印象的だったのはお皿からはみ出すように乗っているかき揚げ。
その下にはトッピングで追加下馬肉の時雨煮とゆでキャベツ、刻みにんじんがたっぷりと盛られており、冷やしの場合はそこにごまが振り掛けられる。
使われているつけダレは醤油とダシの風味がしっかりと効いたいわゆる麺つゆ系のものでそこに加えて軽く生姜の風味も感じられるもの。
味噌系の風味は感じられず、さっぱりしていて冷やしにはとてもマッチするつけダレであった。
それに合わせるうどんはツルツル系のもの。
うどんそのものの太さは一般的なうどんと変わらないが平打ちタイプのもので塩味は控えめなものとなっている。
気になるコシはガッツリという感じではなく、どちらかというとモチモチ系の印象だが、食べ進めていくと食べるのにアゴが疲れるといういう「吉田のうどんアルアル」はなく、疲れない絶妙な状態に仕上がっている。
そしてお皿からはみ出るビジュアルが印象的なかき揚げは直径は15センチくらいとかなりのサイズ感。
玉ねぎをベースとしてネギやにんじんが入ったもので、衣の部分はカリカリに揚げられているが、薄いこともあってか食材そのものはしっとりとした凝縮感のある食感。
つけダレ、うどん共に何か突き抜けたものはない一般的な味わいの吉田のうどんではあるが、逆にそれがあってこそ、特徴的なかき揚げが目立つ。
万人受けするベーシックな吉田のうどんに見た目も味もインパクトのあるかき揚げを合わせる緩急をつけられた吉田のうどんを楽しめる店であった。
次回はインパクトのある天ぷらに加えて人気メニューというちくわの天ぷらを加えたものをオーダーしてみたい。
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