購入場所 |
|
購入日 |
2022年02月17日 |
購入金額(税込み) |
参考価格:1700円程度 |
テイスティング日 |
2023年02月21日 |
ワインデータ:
国名 |
オーストラリア |
地域 |
ライムストーンコースト |
地区 |
クナワラ |
ヴィンテージ |
2020年 |
ブドウ品種 |
カベルネソーヴィニヨン100% |
コメント:
とあるオーストラリアのワイン卸からサンプルとして送られてきたものの中の1本。
2023年2月時点では日本国内で流通していないもの。
色はとても濃厚で深みのある黒に近い赤紫色。
粘度はしっかりとあり、グラスの縁から時間をかけてゆっくりと伝わり落ちていく。
ワインをグラスに注いだだけで周囲に凝縮された果実の香りが広がるほど香りは豊かで芳醇。
その香りはカシスやブラックチェリー、レーズンやプルーンのような甘味と果実感がしっかりと凝縮され、かつフレッシュな酸のニュアンスを感じられる。
また僅かにクローブなどのスパイスのニュアンスも見え隠れする、ニューワールドらしさをしっかりと感じられる香り。
アタックは口に含んだ瞬間はフレッシュで若々しい酸を伴うピノノワールのようなジューシーな甘味を感じさせる。
が、その味わいはすぐにしっかりとしたタンニンを伴う厚みのある果実感へと変わる。
その後、中盤からはやや刺激的な酸としっかりと主張するタンニンが濃厚な味わいを構成し、余韻にはバニラのフレーバーを僅かに伴う甘味が軽く残る。
果実感・酸・渋みをそれぞれしっかりと感じられるパワフルなニューワールドらしいカベルネソーヴィニヨンではあるが、もう少し寝かせてから飲んだほうが落ち着きのある味わいを楽しめそうな印象であった。
<アルコール度数14.5%>
インプレッション:
外観 |
清澄度 |
鮮やか |
色の濃淡 |
濃い |
粘度の高さ |
やや強い |
発泡度 |
無し |
気泡大きさ |
無し |
色調 |
ブラックチェリー |
香り |
強さ |
強い |
果実感 |
黒すぐり、ブラックベリー |
乾燥果実 |
レーズン、干しプルーン |
香辛料 |
クローブ、胡椒 |
味わい |
アタック |
強い |
甘辛度 |
辛口 |
酸味 |
若々しい |
タンニン |
十分 |
キムラ的おすすめ度(5点満点)
★1点 ☆0.5点 |
味わい |
★★★☆ |
コスパ |
★★★ |
総評 |
★★★ |
この日は自家製のビーフシチューをリメイクしたラグーソース風パスタと合わせてみた。
数日間煮込んだこともありビーフシチューはその味わいに深みが増し、特に味付けを変えずとも立派なパスタソースとなりパスタともしっかりとマッチする。
牛肉と野菜の甘味がたっぷりと溶け込んだラグーソースは甘酸っぱさを楽しめるカベルネソーヴィニヨンとの相性は良い。
口の中インパクトを残す比較的しっかりとした渋みを感じられるワインではあるが、ラグーソースの甘味がその渋みをまろやかな味わいに変化させる。
ニューワールドのカベルネソーヴィニヨンに合わせる料理というと真っ先に思い浮かぶのがステーキではあるが、このワインはどちらかというとシチューのような甘味のある料理やトマトケチャップとの相性が良さそうな印象であった。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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