購入場所 | Kurandオンライン |
購入日 | 2023年07月19日 |
購入金額(税込み) | 2490円 |
テイスティング日 | 2023年08月05日 |
日本酒データ:
地域 | 京都府 |
タイプ | 純米大吟醸 |
使用米種 | 祝100% |
好み度(MAX五つ星) | ★★★★ |
コメント:
以前よくお世話になっていた日本酒時間無制限飲み放題かつ食べ物持ち込み自由という酒好きにはパラダイスのような日本酒バーの「Kurand」にて「日本酒ガチャ」として6本詰め合わせ(1本あたり1800円程度)で購入したもののうちの1本。
こちらはいわゆるアウトレット品の詰め合わせなので銘柄や味の傾向にしては原則不可。
また、世間で大々的に名を知られているような酒蔵ではなく、どちらかというと小規模の酒蔵の酒を取り揃えていることもあって、普段全く出会えない日本酒に出会えそうだったので購入してみた。
色はわずかにグリーンのニュアンスを感じられるもの。
粘度はそれなりにありグラスの縁から脚が滴り落ちる。
香りは甘くフルーティーさを感じられる純米大吟醸らしい上質で華やかなもの。
木苺のような甘酸っぱさとともに、わずかな穀物感と鼻の奥に抜けるアルコール感も感じられる。
口当たりは柔らかく、濃厚な米の旨みがほんのり果実感を感じられるような甘味とともにじんわりと広がる。
中盤にはふくよかな旨みがしっかりとした厚みをもたらし、重厚ながらも飲み疲れない味わいとなっている。
そして甘味が若干余韻を残すも切れは比較的シャープでスッキリ。
どっしりとした旨みと甘味を感じつつも不思議と飲み疲れない京都の水と米で醸した上品な味わいが印象的。
<アルコール度数16.8%、精米歩合50%>
この日は夕食を済ませていたこともあって、枝豆や小松菜としらすの和えもの、伊豆で購入した数の子ワサビ漬けなどの様々なつまみたちと合わせてみた。
枝豆は少し塩を強めに効かせているが、濃厚な枝豆の風味と相まっておつまみではなく一品料理級の存在感を感じさせる。
その濃厚な枝豆感にも負けずにしっかりと違和感なくマッチする。
小松菜としらすの和え物はシンプルに醤油と海苔とともに和えた物。
シンプルではあるが小松菜の風味やしらすの塩分など、食材の風味をダイレクトに感じられる物。
こちらも違和感なくしっかりとマッチし、むしろ枝豆よりも相性が良さそうな印象。
そして最後は数の子ワサビ漬けだが、こちらはワサビ漬けの独特の味わいが数の子の食感と風味にシンクロした呑兵衛専用のアイテム。
ちびちびとつまみながら日本酒を合わせるのだが、それなりに主張の強い味わいにも関わらず負けずに真っ向から合わせにくる。
日本酒単体でも美味しく頂けるが、食中酒としてもその実力を発揮できるマルチな才能を持った日本酒。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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