作　雅乃智　純米大吟醸

日本酒データ：

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最近よく利用する東京駅のグランスタ内にあるはせがわ酒店を訪れた際にたまたま見つけたので購入した。
「作」は最近エアラインの機内で提供されるようになったこともあり人気があるようで色々な種類があるもののなかなか見かけることがない。
また、こちらの雅乃智　中取りは作の中での比較的入手が困難な一本。
さて色だが、わずかに緑色のニュアンスが見え隠れする程度で基本的にはクリア。
粘度はそれなりにあり、ワイングラスの縁をゆっくりと伝って落ちていくようなイメージ。
香りは強くフルーティーで華やか。
スワリングをすると周囲にジューシーでしっかりと酸味のある青りんごの香りが広がる。
味わいはとても濃厚。
口に含むとまず酸味とフレッシュな果実の味わいが一気に広がり、アタックはとても強い。
中盤からの余韻は一層豊かな甘みをしっかりと感じられるがそこまでしつこい余韻では無く心地良く喉を通りすぎる。
日本酒の米の旨味とワインの果実の旨味を併せ持つような濃厚な味わいが特徴的。
食事の最初の一杯に持ってくる等、インパクトのある使い方をすると面白そうな一本。
調べてみると「2016 G7 伊勢志摩サミット」の首相夫妻主催カクテルパーティーで提供された実績があるようで、それを見て尚更この味わいに納得をした。

今日はテーマもなく料理を準備したが、その結果合わせることになったのがステーキ。
結果としては、脂身があまり多くない肉であればステーキでも十分にマッチすることが分かった。
ただ、脂身があまり多すぎると濃厚な旨味が一気に脂身に負けてしまいもったいない印象。