Sileni nouveau Sauvignon Blanc 2022（シレニ）

ワインデータ：

コメント：
こちらの通販サイトを見ているとニュージーランドのピノを使った2022年のヌーボーを発見。
ブラックフライデーの特別価格で定価であれば2200円のところ1320円で販売されていたので思わずポチったもののうちの1本。
色は明るめで輝きのあるグリーン。
粘度はそれなりにあり、グラスの縁には脚が出る。
香りはとてもフレッシュでストレート。
若々しいパッションフルーツの香りがダイレクトに鼻腔をくすぐる。
加えてよく熟して甘味たっぷりのマンゴーやパイナップルなどの南国のフルーツの香りと爽やかなハーブのニュアンスも感じられる。
複雑さはないが、一方でとてもわかりやすく果実の香りを感じられるニュージーランドのソーヴィニヨンブランらしい一本。
ヌーボーということでシャープな味わいを予想していたが、口当たりは思ったよりも柔らかく、甘味先行。
その甘味は熟したマンゴーやパイナップルのような濃厚な南国系フルーツを思わせる味わい。
中盤からはパッションフルーツの種のような苦味や若々しいレモンのようなシャープな酸も感じられ、ヌーボーらしい味わいへと変化する。
余韻は程よい苦味と酸の刺激が口の中に残り、アタックで感じた甘味先行の味わいとは違った印象を残していく。
ジューシーで酸と苦味が入り乱れるパッションフルーツジュースのような味わいの印象的なヌーボー。
＜アルコール度数12%＞

インプレッション：

この日はマダイの白ワインソースと合わせてみた。
レシピの名の通り白ワインをベースとしてニンニクやセージ、ローズマリーなどのハーブをふんだんに入れて仕上げたもの。
色々なハーブを使って味つけしているということで同じハーブ系のソーヴィニヨンブランと合わせようと思ったのだが、思った以上に果実感がしっかりと感じられるタイプだったので少々不安を感じながらいただくことに。
白ワインとオリーブオイルを様々なハーブとニンニクで仕上げたソースの味わいが淡白な味わいのマダイとよくマッチする。
同じハーブ系ということもあってかワインとの相性はばっちり。
少し強めに感じられていたワインの酸や苦味のニュアンスが、料理と合わせると不思議とまろやかになりより美味しく頂けるような感じがする。
今回合わせたような魚料理以外にもシンプルにスチームロブスターやレモンの風味が効いたシュリンプカクテルなどとあせてみても面白いかもしれない。
＜マリアージュ指数：4美味しくマッチ＞