Altura White Blend 2022（ボデガ　ノートン）

ワインデータ：

コメント：
こちらのお店を利用する際に必ずチェックするこちらのお店限定の30%オフワインを見ていた際に発見。
通常価格2800円のところ、今回は2000円と800円程度安くお得に購入。
色は輝きのある優しく柔らかいグリーン。
粘度はそれなりにしっかりとあり、グラスの縁をゆっくりと脚が伝わり落ちていく。
香りはソーヴィニヨンブランを思わせるようなハーブ感とブドウの種子のようなニュアンス、そしてフレッシュな酸を感じられる。
加えてまだ熟していない若いビーチを思わせるような甘味も感じられ、冷涼さと果実感の甘味が絡み合う香り。
口当たりは柔らかく、セミヨン由来なのかしっかりとした骨格ながら優しい甘味を皮切りに爽やかな酸が口一杯に広がる。
中盤にはそのフレッシュな酸がしっかりと主張するとともに南国のフルーツのような甘味が加わりほどよい飲み疲れない程度のボディーを構成する。
そして余韻にはほどよい苦味があるが、好き嫌いが分かれるところ。
ソーヴィニヨンブランの冷涼なハーブ感とフレッシュな酸に深みのある甘味が加わった複雑さのある一本。
＜アルコール度数13.5%＞

インプレッション：

この日はコンベクションオーブンで仕上げたラザニア風と合わせてみた。
電子レンジとは違ってガスで焼くこともあってかなんとなく仕上がりのこんがり感が電子レンジよりもしっかりと感じられるような印象。
ラザニアの代わりに餃子の皮を使って仕上げているのだが、餃子の皮がこんがりパリパリっとした食感になっている。
ミートソースが少し甘め、そしてプチトマトが焼き上げることでその甘味を強調していることもあって、全体的に甘味の強い料理に仕上がった。
ただ、ハーブ感を強く感じられるワインとの相性はイマイチ。
折角のソーヴィニヨンブランの風味がトマトソースやプチトマトの甘味に負けてしまい、酸や苦味だけの味わいが残ってしまっているような感じがする。
味わい的にはそれなりにしっかりとしたタイプのワインだが、料理との相性は少しクセがありそう。
シンプルに白身魚のムニエルやポークソテーなどと合わせるのが良いかもしれない。
＜マリアージュ指数：2いまいちの相性＞