購入場所 | エノテカ(こちらから購入可能) |
購入日 | 2020年08月23日 |
購入金額(税込み) | 2695円 |
テイスティング日 | 2020年09月03日 |
ワインデータ:
国名 | イタリア |
地域 | サルディーニャ |
地区 | N/A |
ヴィンテージ | 2017年 |
ブドウ品種 | カリニャーノ、カベルネソーヴィニヨン、カベルネフラン、メルロー、シラー |
コメント:
御殿場アウトレット店に行った際、在庫限り30%オフコーナーで色々見ていたらたまたま見かけた。
以前にこちらの造り手の同じワインを飲んでとても良い印象を持ったのを覚えていたのでお値段を見ると3850円。
普段だと少し知りごんでしまうが、30%引きという魔力に惹かれてためらいなく購入。
グラスに注ぐと、まだ若々しさを十分に感じる鮮やかなガーネット色。
粘度もかなり高く、グラスの縁にしっかりとした脚が出る。
香りは周囲に広がるような強さこそないものの、スワリングするとボリュームのある香りを感じられる。
しっかりと熟しきった大粒のチェリーをギュッと濃縮したような濃厚でジューシーな果実感、爽やかな酸味とアクセント程度に感じられるスパイスの風味がバランスよくマッチング。
鼻の奥までしっかりと届くミントのような香りも印象的。
時間の経過とともに、ドライレーズンやプルーンのニュアンスが表に出てくる。
口に含むとその華やかな香りとは裏腹に、しっかりとしたボリューム感とともに十分なアタックを感じる。
一番最初に感じられるのは少し若さのある渋み。
ただ、イヤな感じはなく、その後すぐにジューシーで濃厚なベリーの果実感、甘味を感じられる。
中盤にはその果実感が力強く感じられ、余韻は若々しい酸味や樽由来のバニラのテイストとともに徐々にフェードアウト。
とても厚みのある味わいで程よい若々しさを感じるパワフルな味わい。
しかしながら、上品に仕上がっており、これで3000円を切る金額ならばもはや箱買いしても良かったようなワイン。
もう少し予算が許すなら、こちらのファーストラインの「Barrua」を試してみるのもあり。
インプレッション:
外観 | 清澄度 | 鮮やか |
色の濃淡 | やや濃い | |
粘度の高さ | 脚が出来る | |
発泡度 | 無し | |
気泡大きさ | 無し | |
色調 | ガーネット |
香り | 強さ | 十分 |
果実感 | 黒すぐり、ブラックベリー | |
乾燥果実 | 干しプルーン | |
香辛料 | ミント、クローブ、胡椒 |
味わい | アタック | 強い |
甘辛度 | 辛口 | |
酸味 | 十分な | |
タンニン | 十分 |
キムラ的おすすめ度(5点満点) ★1点 ☆0.5点 |
味わい | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★ | |
総評 | ★★★★☆ |
この日はちょっと冒険して麻婆豆腐や麻婆茄子と合わせてみた。
かなりスパイシーに仕上げた麻婆豆腐ということもあり、やはりその「辣れ」の味わいの前ではワインの濃厚な味わいでも少し弱まって存在感が薄くなってしまう。
麻婆茄子はそこまで辛みを効かせないで仕上げたこともあって、味わいのバランス感はそこまで悪くはない。
ただ、マッチしているかどうかというと若干微妙ではある。
また、写真には写っていないが、玉子とキクラゲの炒めものとも合わせてみたが、こちらもいまいちしっくりこない。
個人的には「中華には泡」がテッパンなのでそのバリエーションを広げるためにガッツリ系赤と合わせてみたのだがなかなかうまくいかないことを痛感した。
Leave a Reply