名前:サラザン
場所:〒720-0807 広島県福山市明治町2-32
地図はこちらからどうぞ
交通手段:JR各線 福山駅 徒歩13分
営業時間:18:00~22:00(火)、11:30~13:30、18:00~22:00(水~土)、11:30~13:30、18:00~21:00(日) 毎週月曜日
また行きたい度:=☆☆☆=オシャレで落ち着いた大人の雰囲気の中で選び抜かれた素材で作られた蕎麦や河内鴨を使った料理を楽しめるこだわりを感じられる蕎麦のお店
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備忘録:
(2023/03/05記載)
2023年1月下旬の平日の昼食時に訪問。
所要で福山エリアを訪れた際、事前にこのエリアの美味しそうなグルメを検索するとこちらの店がヒット。
こぢんまりとしたお店で夜は限定1組のみ、こだわり食材を使ったそばを提供しているとのことで、事前に予約して訪問することにした。
<お店の場所はどこ?>
お店は徒歩だとJR福山駅南口のターミナルから南方向に続く大通り(県道22号線)を南下、「霞通り」の交差点を過ぎた一つ目の路地を左折する。
10メートルほどで右手に大きな公園(中央公園)が見えるので、その公園を回り込むように進み交差点を右折した先20メートルほどで左手に見える。
今回は車でナビを設定して向かったが、お店近くになると細い路地があり若干戸惑うものの迷うことなく到着した。
なお、駐車場は3台あるのだが、お店の横の路地を裏に回った場所にあるので初回訪問時は迷う確率が高いので要注意。
こちらが店舗外観。
長屋のような作りになっており、そのうちの1つがお店になっている。
お店の名前が出ている訳ではなく、開店後に店先に出される白い暖簾がないと飲食店なのかどうかすらわからない感じで周囲に溶け込んでいる。
なお、お店の駐車場は初めて行くときはかなりわかりにくい。
丁度お店の真裏になるのだが、表通りには特に案内が出ていないので要注意。
駐車場へはお店を左手に見て10メートルほど進んだところの路地を左に入る。(軽自動車が入っている路地)
路地に入って10メートル弱進むと左手に奥に細長い駐車場が見える。
こちらの黄色のカラーコーンとお店の名前が書かれている場所がお店専用の駐車場となっている。
<混雑状況・店内の様子は?>
この日は平日のランチ時、かつ開店時間の11時半に予約をしての訪問ということで、到着時は先客なし。
ただ、その後12時になると店内はカウンター1席を除いて満席となったので、確実にランチを食べるならば予約して11時半に来店するのが無難。
なお、店内は4名掛けのテーブル席が3席、カウンターが5名とこぢんまりとしたサイズ感で照明が落とされ和モダンな雰囲気となっている。
こちらはカウンター席。
ちょっとしたバーのような感じになっている。
こちらがお店全景。
直線的な作りになっておりとてもおしゃれでモダンなイメージ。
<オススメのメニューは?>
こちらのお店はメニューにも書いてあるのだが、河内鴨とそれを使ったそば料理が売りのよう。
ランチ時は6種類のそばメニューがあるが、そのうち3種類はその河内鴨を使ったメニューになっている。
その他にも河内鴨を使った単品料理として唐揚げやステーキ(要予約)などもあり、とにかく河内鴨への強いこだわりを感じられる。
またお酒も広島県の日本酒を中心に、その他ワインなど比較的リーズナブルな金額で提供している。
ランチタイムのおすすめメニューは「鴨つけそば」ではあったが、あえて「冷製鴨ロースとざる(1650円)」と「鴨南蛮(1760円)」をオーダーしてみた。
また、河内鴨推しのお店であったので、「河内鴨唐揚げ盛り合わせ(935円)」をオーダーしてみた。
なお、ランチタイムはそばをオーダーすると数量限定ではあるが追加料金無しでミニ鴨そぼろご飯と小鉢が付くセットに変更できるとの事で、セットへの変更をお願いしてみた。
こちらがメニュー。
ランチはそば系のみ6種類の提供となっている。
その中のお店の一押しは「鴨つけそば」のよう。
また、ノンアル系のメニューも含め種類は控えではあるがこだわりのあるラインナップという印象。
こちらはアルコール系のメニュー。
ワインは一般的なものを2~4倍程度の金額で提供しているが、日本酒は流石に広島の地酒を数多く取り揃えている。
なお、ワインリストや広島の地酒以外にもビールやソフトドリンクなどもある。
そしてこちらが河内鴨の単品料理メニュー。
夜の部の予約状況によっては準備できないとの事だったが、この日は無事オーダーすることが出来た。
なお、メニューの裏側にはこちらで使われている食材の産地やこだわりが書かれているので料理の提供を待つ際に読むのもあり。
待つこと10分程度でセットのミニ鴨そぼろご飯と小鉢が提供され、続いてそばも提供された。
追加料金無しで変更可能なセットのメニューとして提供された「ミニ鴨そぼろご飯」と「小鉢」。
鴨そぼろご飯はミニとは言え、ご飯軽く一膳程度のボリューム感はある。
サービスなので致し方なしではあるが、ご飯の上に乗せられた鴨そぼろが若干少な目なこともあって濃厚な鴨そぼろの味をしっかりと楽しみながらご飯と頂くという感じではない。
小鉢は白菜やもやしなどの煮びたし的なもので見た目以上にぎっしりと小鉢の中に詰まっている。
こちらが「鴨ロース」。
今回オーダーしたセットはつけダレの中に鴨が入っている「鴨つけそば」とは異なり、ベーシックなざるそばに鴨ロースが別添えされたもの。
鴨の風味を蕎麦と一緒に味わいたいときには「鴨つけそば」が良いかも知れないが、今回は推しの河内鴨をダイレクトに味わいたかったのでこちらをオーダーした。
その河内鴨だが、5ミリ強の厚みに切られているもののとても柔らかく、かつ弾力がある歯触りが印象的。
文字通り噛めば噛むほど鴨味わいが滲み出てくるもので、鴨を押しているだけあってそのレベルはかなりのもの。
そしてこちらが蕎麦。
ツヤツヤとしており細く切り揃えられている。
つなぎの小麦粉は2割で蕎麦粉メインということもあってか、蕎麦粉の色合いをほんのりと感じられるタイプ。
味わいも同様で蕎麦粉の風味をそこそこ感じられるもの。
素材の説明に「手打ち蕎麦は2〜3分が命」と書いてあったのだが、実際に食べてみて納得。
まるで氷で包んでいたかのうようにキンキンに冷えた状態で提供されており、それもあってか程よい歯応えと喉越しも感じられる。
つけダレだが、塩分はそこまで強くない甘めの味わいではあるがかなり濃いタイプ。
カツオの返しもしっかりと感じられ、甘味ガッツリのパンチのある味わい。
それなりに主張の強いつけダレなので、まずは蕎麦だけで味わってから好みに応じてつけダレに軽く絡めて頂くというスタイルが良いかもしれない。
こちらは同行者がオーダーした「鴨南蛮」。
レアめに仕上げた鴨肉が3枚と大きくカットされたネギというシンプルなビジュアル。
スープは醤油ベースの味わいではあるが思ったよりもあっさりとした味わい。
その代わり、鴨肉の脂の味わいがガッツリと効いており、鴨の味わいが主役となって醤油の風味がそれを引き立てるというような印象。
スープの中に入っているかぼすがほのかに柑橘系のアクセントを加えている。
そしてこちらが「河内鴨唐揚げ盛り合わせ」。
もも4個、せせり2個、そして砂肝が2個の計8個入り。
サイズ感としては1口大といったところ。
しっかり目に揚げていることもあって色はきつね色よりももう少し濃いめで衣が薄めということもあってカリカリに仕上がっている。
一方の鴨肉はとにかく弾力が凄い。
シャモなどもかなりの弾力だがそれよりも弾力があり、かみしめればかみしめるほどジューシーな鴨の脂と味わいを感じられる。
部位の異なる唐揚げを楽しめるのありがたい。
<まとめ>
とてもオシャレで落ち着いた大人の雰囲気の中で選び抜かれた素材で作られた蕎麦や河内鴨を使った料理を楽しめるこだわりを感じられるお店であった。
今回オーダーした「冷製鴨ロースとざる」の蕎麦はまるで氷で包んでいたかのうようにキンキンに冷えた状態で提供されており、それもあってか程よい歯応えと喉越しも感じられる。
合わせるつけダレはカツオの返しがしっかりと感じられつつも甘味ガッツリのパンチのある味わい。
それなりに主張の強いつけダレなので、まずは蕎麦だけ、もしくは塩と共に味わってから好みに応じてつけダレに軽く絡めて頂くというスタイルが良いかもしれない。
別盛りで提供される河内鴨のローストだが、厚めに切られているもののとても柔らかく、かつ弾力がある歯触りが印象的。
文字通り噛めば噛むほど鴨味わいが滲み出てくるもので、鴨を押しているだけあってそのレベルはかなりのもの。
「河内鴨唐揚げ盛り合わせ」はカリカリに仕上げられた衣とかみしめればかみしめるほどジューシーな鴨の脂と味わいを感じられるコントラストが印象的。
今回は事前予約しての訪問であったので待つことなく入店出来たが、12時を過ぎると地元民などで混雑するので確実に行くのであれば予約は必須のお店であった。
次回行くことがあればお店イチオシの「鴨つけそば」を試してみたい。
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