購入場所 | こちらから購入可能 |
購入日 | 2023年01月15日 |
購入金額(税込み) | 1716円 |
テイスティング日 | 2023年01月18日 |
日本酒データ:
地域 | 長野県 |
タイプ | 純米吟醸 |
使用米種 | 美山錦 |
好み度(MAX五つ星) | ★★★☆ |
ネット通販サイトを色々と見ていると、何となくラベルの洗練されたデザインが気になったのと、中取りということで雑味の少ないお酒のピュアな味わいが楽しめそうなイメージであったので購入したもの。
調べてみると「真澄」で有名な宮坂醸造が醸した別ブランドの日本酒との事。
色は艶やかながらややグリーンがかった印象。
粘度はほどほどでグラスの縁に涙が出るかどうかという状態。
香りは独特で、吟醸らしい果実の甘味をしっかりと感じるのだが、それに加えて熟成香や穀類のニュアンスも軽く混じる。
華やかでジューシーというよりはしっかりと濃厚な果実感に落ち着いた日本酒らしい香りが加わるエレガントで重厚なイメージ。
口当たりは柔らかく、優しくも濃厚な米の旨味と甘味が口の中にジワッと広がっていく。
中盤からはその甘味にジューシーでフルーティーなトロピカルフルーツのようなニュアンスと程よい酸の刺激が加わり、味わいに十分な厚みをもたらしている。
そして余韻も比較的長く、果実のような甘味がしっかりと口の中にインパクトを残していく。
ジューシーな甘味とフレッシュな酸をバランス良く楽しめる程よい飲み応えの純米吟醸中取り。
<アルコール度数15%、精米歩合55%>
この日はシンプルに鯛の塩焼きと定番メニューである北海道野付産のホタテ刺身と合わせてみた。
塩だけで焼き上げた鯛は脂がしっかりと乗っており、箸で身をほぐそうとすると脂が飛び散るほど。
焼き上げにトースターを使ったのが良かったのかもしれない。
そのフワフワでホクホク、ジューシーな鯛の塩焼きと美山錦のフルーティーで爽やかな酸の相性はバッチリ。
魚の脂や塩味、そして日本酒の旨味や甘味と、一見すると全く共通項のない食材と酒だが、魚の臭みを強調することもなくスッと馴染んでいく。
ホタテの刺身は冷凍ものながら、相変わらずしっかりとした食感と甘味に舌鼓。
そのホタテの甘味ともマッチし、魚介系の生臭さは一切感じさせない。
比較的甘味をしっかりと感じられる味わいの日本酒ではあるが、合わせる料理の幅は広そうな印象。
<マリアージュ指数:4美味しくマッチ>
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